ちょっとしこりが残っているくらいのほうがいい
ミイ:35歳を過ぎて、子離れと同時に考えが大きく変わりました。
やりがいのある仕事をしながら、子どものふとした姿も自分の目に収めたい。
家族になった人たちとは寄り添って生きていきたい。
私の大切な喜びや楽しみは存分に堪能して死にたい。
この3つとも絶対に諦めないって決意したんです。それまでは忙しさを理由に、自分の人生にとって大事な事をスルーしちゃってた。そこに気づいて自分の価値観が反転したんです。今だからできる働き方、生き方を選ぼうと40歳を前にして思いました。
現在の会社の社長は、少子化問題を日本の大きな問題だと思っていて、それに伴い社員の働き方にも柔軟に寄り添ってくれます。私が望む3つの願いが叶う働き方ができる会社に出会えて、運よく採用してもらえて、ありがたいし幸せです。
まだ推しを目の前にして表れる子どもへの罪悪感は悩みですけど(前編参照)。それが今の私の葛藤ですね。
みくりや:ミイさんのお話を聞いていると、「母親のしんどさ」は乗り越えた後でもなお、ライブ中にお子さんの存在が頭をよぎったりするというのを聞いて、長い時間をかけて凝り固まったものってゼロになることはないんだな、と。残った1とか2の欠片とどう付き合っていくのかが大事。その欠片が一切クリアになって、0になっちゃったら、自分と反対の立場の人を受け入れられないと思うんですよ。何でまだそんな凝り固まったもの持ってるの?って、人を否定するようになっちゃう。だから、ちょっとしこりが残っているくらいのほうがいいのかな、と思ったりします。
ミイ:ありがとうございます。自分を完全に許したわけではないけど、どこかではやっぱりしこりだったんだなって話していて気付きました。でもそれが糧になっているとみくりやさんが表現してくれて、すごく嬉しいです。
ーークリアできていない自分の気持ちを認めてあげる。それが大事なのではないかと気づかせてもらいました。
【ライター】碧月はる
提供・PRIME
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