子ども好きな人が選んでいる「学童」でのパートのお仕事。

元気いっぱいな子どもたちとのお仕事は、成長を身近に感じ、子どもと一緒に自分も成長できる!と人気のお仕事です。

ただし、楽しさも大きい分、子ども相手なので体力が必要という声も。

今回は「学童のお仕事」に興味を持っているみなさまに、 ・保育士と違う? 学童のお仕事内容
・学童のお仕事の魅力・やりがい・大変さは?
・学童のお仕事を始めるにはどうしたらいい?
などをご紹介します。

保育士と違う?学童のお仕事内容

学童とは、学童保育の略称です。

主に日中、保護者が家にいない小学生児童(=学童)を対象に、放課後や夏休みなどに適切な遊びや生活の場を与え、健全な保育をおこなうための施設です。

共働き家庭が利用することが多く、保育園から小学校に上がったときに利用を始めるケースが多いのが特徴です。

学童のお仕事とは具体的にどのようなことをするのでしょうか?

学童のパートのお仕事内容って?

子どもをみるという点では、保育士のお仕事にも近いように思います。学童パートと、保育士パートのお仕事は違うのでしょうか?

まずは、学童の一日のスケジュールを見てみてください。


<平日の例>

朝10時ごろ 社員出勤

昼 1時ごろ 指導員補助出勤

2~3時ごろ 学校を終えた子どもたちが集まってくる

3~5時ごろ 集団遊び、学習サポート、おやつなど

5~7時ごろ 子どもたちがそれぞれ帰宅

7~8時ごろ 清掃、活動報告作成などをおこない閉所


保育園の保育士さんとの大きな違いは、出勤時間

子どもたちの学校が終わった後がおもなお仕事タイムです。例えば、指導員補助パートだと、出勤は午後からの場合も多くあります。

そのため、朝は家事をしたり、用事を済ませたり、比較的ゆっくり出勤する人が多いようです。

ただし、夏休みや土曜日など、一日保育の日は朝から仕事になります。

また、保育といっても小学生になれば、カードゲームやドッジボールなど、大人と一緒に遊ぶことができる年代です。

そのため遊び方や接し方も、保育園とは大きく異なります。

マンガ絵が描ける、楽器ができるなどの特技があれば、レクリエーションの際に特に喜ばれますよ。

児童を見守る「学童パート」って大変?魅力・お仕事内容を解説!【お仕事図鑑】
(画像=『しゅふJOBナビ』より引用)

学童のお仕事の魅力・やりがい・大変さは?

学童のお仕事に向いている人はどんな人でしょうか?また、やりがいや大変さはどんなところでしょうか?

実際に働いたことのある人の体験談をご紹介します。


〇自分の子どもが通う学童の指導員補助として働いていたことがあります。子どもの面倒を見ながらお給料も稼げるので、一石二鳥の職場でした。

〇保育園の保育士補助を長くやってきましたが、園全体が若い保育士さんに代替わりしたことをきっかけに学童のパートに応募。体力が心配でしたが短時間の勤務なので大丈夫でした。

〇夏休みの一日保育は大変でした。元気な子どもたちに付き合って公園や水遊び…。夕方にはグッタリ。日焼けもしました。

〇保育園に比べて指導員の数が少ないので、急な休みを取るのが難しい。体調不良のときなどシフトの交換が大変だと思いました。

〇保育士の資格を持っている人が有利な仕事なので、資格を持っていないと将来的に長く続けられるか不安があります。

〇子どもとはいえ会話が成り立つ世代相手のお仕事は、流行っているアニメや歌などを知ることができるし、ボードゲームや百人一首で遊んだり、単純に面白かったです。

〇子どもたちが教えたことをどんどん吸収していくのが楽しい!また明日ね、と手を振って帰っていくのは本当にかわいい。


学童のお仕事は体力的には大変ですが、子どもの成長を見守り、元気なパワーを貰えることがやりがいのようです。

児童を見守る「学童パート」って大変?魅力・お仕事内容を解説!【お仕事図鑑】
(画像=『しゅふJOBナビ』より引用)

学童のお仕事を始めるにはどうしたらいい?

•何か資格があったほうがいいの?

パートで学童のお仕事をするのに特別な資格は必要ありません。

ただし2015年から、学童には必ず専門資格を持った「放課後児童支援員」が常時1人以上いることが義務付けられました。

ちなみに、「放課後児童支援員」になるためには、

・保育士・社会福祉士・教員資格のいずれかを持っている
・高卒以上で、2年以上児童福祉事業に従事した方
・大学で該当する課程を履修し卒業している、もしくは大学院生の方

のいずれかの条件をクリアし、都道府県の研修を受ける必要があります。

そのため正規職員になる場合、これまで以上に保育士や教員資格を持っている人が有利になることが予想されています。

ただ、パートで指導員補助を担う場合は、資格をもっていなくても問題ありません。

そのまま2年以上勤務すれば「放課後児童支援員」への道も開けます。

•仕事はどこで探したらいい?

学童の求人は公立の場合、市区町村のホームページなどに随時掲載されます。

民間学童の場合は、ホームページや求人情報で確認することができます。

勤務時間や休日が施設によってさまざまなので、平日午後からの勤務、夏休みだけの短期募集など、都合が合えば主婦にとって働きやすいお仕事がみつかります。

手前味噌ではありますが、主婦向けの就業日数・時間の求人を扱っている「しゅふJOB」でも学童のお仕事が掲載されています。末尾にも検索しやすいようにURLを掲載したので、よろしければ検索してみてください。

まとめ

学童の指導員のお仕事現場は保育園や幼稚園と違い、友人や親せきのような感じでとてもフランクです。

「先生」ではなく〇〇さんと呼ばれたり、ニックネームで呼ばれたりします。

子どもと楽しく遊んだり、学習の声かけがメインの仕事なので、赤ちゃんよりもコミュニケーションが取れる子ども相手のほうがいい、と感じる人は学童のほうが向いているでしょう。

新学期前や夏休みなど長いお休みの前は、求人も増えるので狙い目です。子どもと過ごす時間が好きな方は、学童のお仕事をはじめてみてはいかがでしょうか?

提供・しゅふJOBナビ

【こちらの記事も読まれています】
主婦がフリーランスを始めるなら!よくある注意点、お仕事の探し方をご紹介します
「仕事はランチタイムだけ!」子育て主婦に人気の隙間時間でできるパートとは
仕事のレベルが上がる<メモ・ノート術>!5つのコツ
パート通勤の定番!「自転車通勤」で気をつけたい3つのポイント
50代・女性のパート就活、服装はどうしたらいい?面接のコツもご紹介します!