他人に興味がない・関心がない人には特徴・性格・心理があり、興味がないからこそ誰にでも優しいとか、誰とも関わりたくないから一人好きだとか言われています。しかし、仕事では会話などで関わる機会がありますよね。特徴・性格・心理などをメインにしながら、付き合い方・悟られない方法についてもご紹介していきます。
他人に興味がない人の特徴5選
他人に興味がない人の特徴①単独行動を好む
他人に興味がない人・関心がない人の特徴として、目立つものは「単独行動」です。他人に興味がない・関心がない人は1人で行動することを好む人が多く、その理由は「1人の方が気楽だから」とされます。
そもそも人と意見を交換し合うのが苦手なタイプいれば、意見交換は良いけど結局グダグダしたり、良いと言ったのに後で悪口を言うなどの面倒な事態を嫌うタイプもいます。
1人=寂しい・つまらないと捉える人は少なくありませんが、他人に興味がない人・関心がない人は、1人を寂しい・つまらないとは感じません。他人に興味や関心がない人にとっての1人は、むしろ楽しく過ごせる状況であったりします。
他人に興味がない人の特徴②誰にでも平等に優しい
他人に興味がない人・関心がない人は、「誰にでも平等に接する」という特徴を持ちます。仕事上でもプライベート上でも、その特徴は見られます。また、他人と関わりたくない精神があるので、問題が起きないよう基本的に優しい姿勢でいます。
他人に興味がない人の特徴③他人に関して覚えが悪い
他人に興味がない人・関心がない人は、その言葉通り、他人の情報に興味がありません。そのため、他人の「誕生日・顔・名前など個人的情報に対する覚えが悪い」という特徴を持ちます。興味がないから覚えていない、ということです。
他人に興味や関心を抱くことができる人であっても、興味・関心のない相手については忘れしまうことが多いでしょう。そのように、人は基本的に興味や関心のない人や物のことを気に留めません。
他人に興味がない人・関心がない人は、誰に対してもそんな感じなので、自分以外の存在の誕生日・顔・名前などをちゃんと覚えていないことが多いと言われています。しかし、身近な人の誕生日や、仕事における顔・名前などは、ちゃんと覚えている場合が多いです。
他人に興味がない人の特徴④他人の容貌変化に鈍感
他人に興味がない人・関心がない人は、他人に起きた「些細な容貌変化に気付かない」という特徴を持ちます。たとえば、少し散髪した・少しメイクを変えた・少しだけいつもと違うファッションなど、少しの変化には鈍感です。
なぜ気付かないのか？と言えば、他人に興味や関心がないために、その他人をよく見ていないからです。しかし、大きな変化であったり、人物では無く環境に変化が起きている場合には、その変化に気付くことが多いとされます。
他人に興味がない人の特徴⑤決定権を委ねる
他人に興味がない人・関心がない人は、誰かと何かを決める時に「決定権を委ねる・相手任せにする」特徴があります。しかしながら、この特徴は2つのタイプに分かれます。1つは「本当に意見がないタイプ」で、もう1つは「他人に対して積極的になれないタイプ」です。
本当に意見がないタイプは様々なことに無関心で、「そのことがどう決定しようがどうでもいい」と思っている可能性が高いとされます。後者の積極的になれないタイプは「意見はあるけど示すことが不得意で、自分の意見を押す価値を見出せない」心理が働いている可能性があります。
どちらの心理状態になっているかは、態度を見れば分かります。前者は物の言い方がハッキリしており、「どちらでもいい・どうでもいい・何でもいい・あなたに任せる・決めていいよ」などを平然と示します。後者は口籠もり状態なので、ハッキリした態度では無いという特徴が見られます。
他人に興味がない人の性格5選
他人に興味がない人の性格①冷静沈着
他人に興味がない人・関心がない人の性格として挙げられるものには、「冷静沈着」があります。人により程度は様々ですが、冷ややかなタイプ・冷めているタイプ・感情の起伏がないタイプなどがいます。
冷静沈着な性格になる理由も様々ですが、他人に興味や関心がない人の性格が冷静・冷ややか・冷めているのいずれかである場合は、過去にあった出来事が関係している可能性もあります。「他人に関わって良いことはない」という心理が、深い部分にあるのかもしれないということです。
他人に興味がない人の性格②疑い深い
他人に興味がない人・関心がない人の中でも、冷めている性格が強く現れているタイプは「疑い深くて人を信じにくい」性格も持っていることが多いと言われています。
そのため、騙されることは少ないとされます。また、人を寄せ付けない雰囲気・拒絶的な言動・否定的な意見を言うなど、個人差はありますが、そういった感じを出しているタイプもいます。このタイプもまた、過去が関係している可能性があります。
他人に興味がない人の性格③内向的
他人に興味がない人・関心がない人には、「内向的」な性格を持っているタイプも多いです。他人に興味や関心がない人の性格は、大別して「冷静タイプ」と「内向的タイプ」に分かれると言われています。
内向的な性格を持つタイプは、自分の興味・関心に集中している傾向が強いです。最近は、ゲームやネットに集中し過ぎて、他人に興味や関心をなくしている人（特に若者）が増えていると言われています。
他人に興味がない人の性格④口下手
他人に興味がない人・関心がない人の中には、「口下手」という性格を持つタイプもいます。特徴の項目にあった「平等に優しい」タイプはコミュニケーション能力が高いとされますが、口下手タイプは逆にコミュニケーション能力が低いです。
口下手な性格を持つタイプは、もともとコミュニケーション能力が備わっているのですが、口下手ゆえに言葉のキャッチボールが上手くできず、次第に伝えるコミュニケーションを苦手とする自分に億劫や苦悩を感じ始めて、他人に興味や関心を持てない状態になってしまったケースが多いとされます。
他人に興味がない人の性格⑤話はあまり聞いていない
他人に興味がない人・関心がない人の中には、「話をちゃんと聞かない」性格を持つタイプも存在します。見た感じはちゃんと聞いているように見えるのですが、頭の中では別のことを考えていることが多いです。
なぜ聞いていないのか？と言えば、興味や関心がないからです。他人に興味や関心を持てる人であっても、興味・関心の話をされた時には、聞いているフリをしながら頭の中では別のことを考えてしまうことがあるでしょう。
しかし、他人に興味や関心を持てる人は、興味や関心のある内容なら他人の話でも耳を傾けます。一方の他人に興味がない人・関心がない人は、自分の話や身近な人との大事な話以外では、平等に実は聞いていない性格が発動されます。
他人に興味がない人の心理5選
他人に興味がない人の心理①強い自己顕示欲
他人に興味がない人・関心がない人の中には、「自己顕示欲が強い」という心理を持っているタイプもいます。全員がそうではありませんし、逆に自己顕示欲が低いタイプもいますが、「自分主体では無いとつまらなそう・自分の主張ばかりする」場合は可能性があります。
自己顕示欲は、自分のことを他人に示したい願望のことです。自己顕示欲の強さは個人で大差ありますが、SNSに凝っている人は強い自己顕示欲を持っていることが多いとされます。
そのため、SNSや掲示板などネット上のやりとりに凝っているのに、現実では他人に興味や関心がないようにしている人は、自己顕示欲が強いタイプの可能性が高いと言えます。また、「みんな自分のことを知りたがっている！」といった思い込みがある場合には、自己愛に異常性が疑われます。
他人に興味がない人の心理②承認欲求が強い
他人に興味がない人・関心がない人の中には「自己顕示欲が強いタイプもいる」と言いましたが、そのタイプは、自己顕示欲に加えて「強い承認欲求」の心理を持っていることが多いです。
承認欲求は誰もが持っている欲求の1つされ、「誰かに認められたい」願望を表します。自分の存在を確立するために必要なものですが、度合には個人差があり、自尊心・自己愛・自己顕示欲が強い人ほど「認められたい」心理が強く働くと言われています。
強い自己顕示欲（自分を示したい！）と強い承認欲求（自分を認めて！）の心理が相まうと、他人ではなく自分にしか興味や関心が抱けなくなる（強い自己愛が確立する）ため、他人に興味や関心が持てない心理状態になると考えられています。また、このタイプは聞いて欲しい気持ちが強いので、基本聞き下手です。
他人に興味がない人の心理③自分の時間が大事
他人に興味がない人・関心がない人には、そのほとんどの人に「自分の興味・関心のための時間が必要だと考える」心理が強く働いています。興味・関心がある場合は没頭する傾向が強いため、他人や他人事には興味や関心を抱かない状態になりやすいのです。
また、自分のことに手一杯なタイプもいます。プライベートだけでなく、仕事などの義務的なことも含めて、時間を自分のために使いたいということです。他にも、自分が立てた計画を優先したい傾向が強い人も、他人に興味や関心を持てない状態になっている人が多いとされます。
他人に興味がない人の心理④恐怖や不安がある
他人に興味がない人・関心がない人の中には、他人との関わりや他人そのものに「恐怖心」や「不安」の心理を強く抱いているタイプもいます。また、意識では恐怖・不安の心理を強く感じていなくても、意識の水面下（意識に近い無意識）に不安があるタイプもいるとされます。
この心理を持つタイプは、過去に裏切りなど人間不信になるような体験をしたことがある可能性が高いです。その体験の模様は人それぞれであり、聞けば心を痛む事情から、他人からすれば大したことではない事情もあります。ただ、心の耐性は個人差が大きいものなので、軽視してはいけません。
他人に興味がない人の心理⑤察することが苦手
他人に興味がない人・関心がない人には、「察することが上手くできない」心理を持っているタイプも少なからずいます。人の気持ちが分からないタイプ・空気が読めないタイプ・暗黙のルールの存在に気付けないタイプなど、心理の種類は様々です。
人の気持ちが分からないタイプは、自分の想像だけが一人歩きして、真実味のない妄想が思い込みになることがあります。空気が読めないタイプは、察せらないことを強く咎められた経験がある場合、もともとできた集団行動が苦手になる傾向が強いです。
暗黙のルールに気付けないタイプは、他人や他人事に興味がないから察知する能力を機能させないのですが、他人の状況を考えられるなら、たとえ他人に興味や関心がなくても、空気も暗黙のルールも乱そうとはしません。
他人に興味がない理由5選
他人に興味や関心がない理由①過去の出来事
他人に興味がない・関心がない状態となる理由、1つ目は「過去の出来事」です。人に対して「興味や関心を持っても意味がないな」と感じ、興味や関心を持つことに意味を見出せず成長した場合には、他人に興味や関心が持てない人間が完成する可能性があります。
また、裏切られたり、傷付けられたり、対人の中で嫌な思いをした記憶が心理に強い影響を与えている場合には、その体験・経験による恐怖心や不安感が強いほど、他人に興味や関心がない人になりやすいとされます。
意識的、または深層心理的（無意識的）に、「あの時のように傷付く可能性がある状況を避けようとしている」ということです。この理由で他人に興味がない人の中には、信じられる存在を心のどこかで探しているタイプもおり、だからこそ疑い深く慎重になります。
他人に興味や関心がない理由②失敗した記憶
他人に興味がない・関心がない理由、2つ目は「失敗した記憶」です。人前や対人に関した物事での失敗により、とてつもない恥ずかしさを感じたり、誰かに大きな迷惑をかけた経験がある人は、その失敗記憶が行動抑制という心理的作用を起こさせる原因となり得ます。
本来は他人に興味や関心を持てる人なので、良いきっかけがあれば幸いと言えます。失敗記憶に縛られる心理が多少なりとも緩やかになることで、本人が抱え続けた苦悩な記憶と向き合えるようになるでしょう。それは、2つ目の理由「傷付いた体験」にも言えることです。
他人に興味や関心がない理由③独自の世界を持っている
他人に興味がない・関心がない理由、その3は「自分独自の世界を持っている」です。自分の自由に想像・創造できる世界ができあがっているため、他人という存在・他人が持つ要素を必要としていないタイプになります。
できあがった自分の世界がある場合、そこに他人の要素が加わると、その世界が変わってしまう可能性があります。その理由から他人に興味や関心を持たず、自分の世界を守り、自分の世界で心の安定を図るという精神安定法を成り立たせているのです。
他人に興味や関心がない理由④疲労している
他人に興味がない・関心がない理由には、「疲労しているから」というのもあります。このタイプはもともと他人に興味や関心が持てるため、最近「人の話に興味を持てないな」とか「人が面倒だな」と感じ始めた場合には疲労蓄積の可能性が疑われます。
簡単に言えば、心のバランスが崩れかけている状態です。一時的疲労の場合と慢性的疲労の場合がありますが、どちらにしても早めに心身的な疲労回復を行った方が良いと言えます。
他人に興味や関心がない理由⑤自分のことを優先したい時期
他人に興味がない・関心がない状態になることには、「自分のことを優先したいから」という理由もあります。これは性格や経験によるものではなく、「今やりたいことがある」ということであり、そのことに時間も意欲も集中しているから、他人に興味や関心を持てない状態となっているのです。
「今ゲームしたいから他人の話に興味ない」というのは一時的な話ですが、「今は仕事をしたいから他人に興味や関心を持つ余裕がない」のは長期的な話になることが多いです。つまり「興味や関心がない」ではなく「他人に心を向ける余裕がない」のが、この理由を持つタイプの特徴になります。
