保活について調べはじめるとよく目にする「保育指数」という言葉。保育指数はどのように計算され、点数が決まるのでしょうか? 点数はどういう条件で加点されるのでしょうか? パパママが気になる保育指数について調査してみました。

保育指数は「基準指数」と「調整指数」の合計点で決まります

保育指数とは? 点数の計算方法は? 加点される条件は?
(画像=はいチーズ!Clipより引用)

認可保育園に入園の申し込みをしようとするときにどんなパパママも必ず聞いたことがあるのが、入園の選考基準となる「保育指数」です。「保育指数」とは一体何でしょうか? どのような内容になっているのでしょうか?

「保育指数」とは認可保育園の入園選考の際に、入園の優先順位を決めるための点数で、一般的に「基準指数」と「調整指数」の合計点で決める仕組みになっています。保育指数の高い子供から、入園を希望する保育園の順位をみて、入園できる園が決まっていくのです。保育指数が同じ点数の家庭があった場合、その自治体への居住年数、過去に入園辞退をしていないかなど、各自治体独自の基準の優先順位で判断され、優先度の高い家庭から入園できることになります。

保育指数の点数で選考されるのは認可保育園と認定こども園だけ

なお、この記事で紹介する保育指数で入園選考が行われるのは認可保育園と認定こども園へ入園を希望するときのみになります。認証保育園や認可外(無認可)保育園については園独自に選考が行われます。認可保育園と認証、認可外保育園の違いについては下記記事で解説していますので、そちらをご覧ください。

保活のために知っておきたい点数:基準指数とは?

保育指数とは? 点数の計算方法は? 加点される条件は?
(画像=はいチーズ!Clipより引用)

「基準指数」とは、就労状況や介護や看護、保護者の健康の状態といった、保護者の基本的な状況を点数化した指数のことを言います。例えば、パパママともに「就労」している状態で「週5日以上の勤務」、いわゆるフルタイムの共働きの場合「一日8時間以上の就労を常態としていることが確認できる者」となり「基準指数」はパパの点数プラス、ママの点数になります。

フルタイムの勤務時間は自治体によって「日に7時間以上の就労」や「日に8時間以上の就労」などで違い、点数化のルールも違ってきます。1週間の労働時間の合計で計算する自治体もありますね。そのため、基準指数の計算の際には各自治体の保育園入園の案内などをよく見ておく必要があります。「基準指数」の基準として取り入れられているものの例は、パパママの就労時間や日数などの勤務状態、ひとり親世帯、産前や産後、親の病気などでの介護や看護の必要性、就学や災害等の状態、求職活動中といったものになってきます。自治体にもよりますが、保活激戦区では、ほとんどの家庭が満点で保育園入園の申請をしている状況です。パパママの点数を足して満点でないと、事実上、認可保育園への入園は厳しいというのが最近の傾向でしょう。