公立保育園の特徴2:保育士が全員公務員
公立保育園で働く保育士は、その自治体で働く地方公務員です。私立に比べると待遇がいいため、長く働いているベテランの保育士が多く、保育士自身が子育ての経験があることも珍しくありません。初めて子育てをするパパママには頼りになる保育士に出会えることも多いでしょう。
公立保育園の特徴3:保育士が他の園に異動することがある
一方で、公立保育園の保育士は自治体内での人事異動があり、転勤があります。人事異動を発表する日は自治体で決められているため、担任の異動であっても「学年が上がるギリギリの3月下旬まで異動を知らなかった…」ということを経験したママもいました。
私立保育園の特徴
では私立保育園にはどのような特徴があるのでしょうか。大きく分けて3つのポイントから見ていきましょう。
私立保育園の特徴1:教育に独自のカラーが出せる
私立保育園は学校法人やNPO法人などの団体が運営し、運営団体や園長の教育方針などによって園の個性が違ってきます。保育園によっては指定の通園カバン、帽子、運動着、などを用意することもあり、そういった面でも公立保育園より費用がかかるかもしれません。
モンテッソーリ教育など独自の教育プログラムを取り入れたり、外国人教師を招いて週1回程度、英語教育を取り入れたりと教育内容に独自のカラーを出している園もあります。オムツを布オムツに統一して、オムツを替えている間は保育士と赤ちゃんが一対一でしっかりと向き合う努力をしています、という園や、お迎えに来たパパママがほっと一息するために、お迎え時にお茶が飲めるスペースが用意された保育園もあったりします。
私立保育園は園によって保育内容にもさまざまな違いがあり、それぞれの家庭の教育方針に合う保育園を見つかりやすい点がパパママに人気です。
私立保育園の特徴2:保育士の異動が少ない
私立保育園は保育士の異動が公立園に比べて少なめです。学年が上がり、それまでの担任の保育士が他のクラスの担任になったとしても、異動が少ないためその先生が働いている限り、子供のことを良く知ってくれている保育士に囲まれて過ごすことができます。子供も知っている保育士に見守られながら生活できると安心するでしょう。気心が知れた保育士に預けて働くことができれば、預けるときも子供がグズることが少なかったりと、忙しいママにとっても安心ですね。
兄弟がいて同じ保育園に通うことになったら、上の子でお世話になった保育士にもう一度お世話になることもあるでしょう。子供の癖や性格は言葉で伝えるのはなかなか大変なので、そんな時にも時間をかけて作られた信頼関係があれば、保育園生活もスムーズに進みそうです。
私立保育園の特徴3:保育時間が長い園が多い
私立保育園は、早朝や夜の保育時間が公立保育園に比べて長いのも特徴の一つです。延長保育に融通が効いたりする場合が多いでしょう。長い時間預けていて、うちの子はどうしてるのかな?と、ふと思った時も、保育園内の様子をWebカメラで撮影し、保育中の子供の様子を確認できるようなサービスを取り入れている園もあります。通勤電車や職場で子供の様子が見られると安心ですね。また、お迎えが遅い子供には補食や夕食を出すなど、働くパパママに寄り添った内容の有料サービスがある園もあります。
保育料は認可保育園なら公立も私立も同じ金額です
認可保育料は公立園でも私立園でも基本的に同じです。子供の年齢、世帯年収、住む地域によって保育料は違いますが、保育料が違ってくる条件については下記で紹介する記事をご覧ください。
まとめ:公立か私立よりも自宅からの距離や保育時間で決めるママが多い
私立保育園と公立保育園の特徴はわかっていただけたでしょうか? それぞれのメリットやデメリット、細かな特徴などをご紹介しました。いろいろ調べて悩んだ末、結局は公立保育園や私立保育園かよりも、自宅からの距離や保育時間で決めるパパママが多いのではないでしょうか。毎日、晴れの日ばかりではなく、大雨や風の日など天候の良くない日も荷物を持って、子供を保育園に連れて行くのには大変ですからね。
教育内容に共感したから、と言って自宅から遠い保育園を選んでしまった結果、雨の日はタクシーを使うようになったというママの話も聞きます。保育園を選ぶポイントとしては、家からの距離や自転車通園か、地域によっては車通園が許可されているか、通いやすい道であるか、時短勤務が終わっても無理なく送り迎えが可能かなど、家庭の事情に合った保育園で決めるようにしてください。
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