旅先でちょっと厄介な人に出会ってしまったら、どう対処すればいいか――。 野田アンナさん(30歳・仮名)はコロナ前にハネムーンで東南アジアのとある国を旅したとき、現地の人から迷惑行為を受けたといいます。
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日本語が堪能な男性に声を掛けられたが…
野田さんはハネムーンの最終日、現地の人が利用するスーパーでお土産を買うため、空港のある島から船で10分ほど離れた離島に行くことにしました。 「空港がある島に地元の人が利用するスーパーがなかったので、スーパーがある島には船で気軽にアクセスできることを知り、軽い気持ちで行ってみました」 船を降りてスーパーを目指そうとガイドブックを広げると、現地人と思われる男性に声を掛けられました。 「30代後半くらいの中肉中背の男性から『ドコに行くの?案内するヨ!』と、流ちょうな日本語で声を掛けられました。せっかく声を掛けてくれたし、現地の人が案内してくれるなら心強いと思い、スーパーに行くことを伝えて案内をお願いしました」
いきなり宗教施設を案内された
野田さんと夫はその男性の後をついていくかたちで市街地を歩き始めました。聞けばその男性、日本での仕事をしていたらしく日本語がペラペラだったそうです。 ガイドブックの地図を見ながら男性についていくと、スーパーとは明らかに違う方向に向かっていることに気づいた野田さん。 「『スーパーってこっちじゃないですよね?』と聞くと、『そうだけど、チョットついてきて!』と言われて、現地の人が利用する宗教施設を案内されました。 『ここで信者が集まってお祈りするンダヨ』と、さながら観光ガイドのごとく施設を紹介されました。確かにきれいな建物でしたが、私たちが行きたいのはスーパーだけで別に観光はしたくなかったので、ちょっと困惑しました」
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