「子どもや赤ちゃんが大好き!」
「育児経験が生かせそう!」
主婦が注目するベビーシッターのお仕事。
共働き世帯の増加も相まって、年々ニーズも高まっていることもあり、募集が増えています。
得意なことを子どもたちに教えながら、好きな日数・時間で働いているベビーシッターさんもたくさん!
人気ベビーシッターにもなると、月15万円を得ている人もいるのだとか。
保育士など特別な資格がなくても、子育て経験をいかしてできる仕事がたくさんありますよ。
今回は、
・ベビーシッターのお仕事内容って?
・ベビーシッターに求められる適性やスキルとは
・小さな経験談が役に立つ?!
・ベビーシッターのパートになるためには?
をご紹介します!
ベビーシッターのお仕事内容って?
ベビーシッターとは、保護者に代わって乳幼児のお世話をするお仕事のことです。
保護者がベビーシッターを依頼するのは、以下のようなとき。
・仕事で日中の保育を頼みたい
・療養中、闘病中、妊娠中などで十分な保育ができない
・冠婚葬祭の出席などで一時的に見てほしい
など、代理でこどもを見てほしいときに依頼が入るケースがほとんどです。
ベビーシッターの主なお仕事は以下になります。
・ミルク、食事のお世話
・おむつ、トイレのお世話
・入浴、昼寝のお世話
・読み聞かせ、手遊び、学習などのサポート
・園への送り迎え、お散歩
など。
子どもに関わる仕事としては保育士さんのお仕事と大きくは変わりませんが、家庭に出向いて仕事をする場合、家の掃除・洗濯・食事作りなど、家事サポートのお仕事を同時に依頼される場合もあるようです。
家事をしながらの育児は保育士とはまた違うもの。特別なスキルなのです。
ベビーシッターに求められる適性やスキルとは?
ベビーシッターの仕事で一番大切なことは、赤ちゃんや子どもの安全を守ることです。
子どもは時に、大人には想像もつかない行動をすることがありますから、育児経験のあるママの視点はとても役に立ちます。
病気のときや泣いてしまったときなど、慌てず落ち着いて対処できることが必要です。
育児経験や保育経験のほかに、どのような適性があると良いかについても見てみましょう。
その家の教育方針に従えること
チョコレートは食べさせない、スマホは見せないなど家庭によって様々な方針があります。
自分の育児方法と違うからといってそれを批判したり、自分の方法を押し付けたりするのはNG。
自分の育児法にこだわりが強かったり、おせっかいを焼きたくなる人は、気をつけたいところです。
子どもが好きなこと
これが何よりも大事ですね。赤ちゃん、子どもと楽しくコミュニケーションが取れる人でないと、仕事をしていてもやりがいや楽しさを感じることができないでしょう。
赤ちゃんや子どもを第一に考えながら、公私の線引きがきちんとできる人はベビーシッターの適性があります。
また、障害を持っているお子さんなど特別な事情を持っている子どものお世話の経験があると、スキルとして歓迎されます。
ベビーシッターは多様化しています。
保育士の資格はないけれど子育て経験を持つ方が、ベビーシッターとしてたくさん活躍中なのです。
ベビーシッター運営会社のK社では、面接の際などに「子育て以外、何にもできないんです…」という人が多いそうです。
ですが、話をするにつれて、その人の”輝くもの”や特技が見えてくるといいます。
家事をしながらの育児は、保育士さんとはまた違う能力が必要です。
子育てしかしていなかった、家事しかできない・・という心配はご無用。
あなたが等身大で頑張ってきた生活の経験が必ず生かせるお仕事が、ベビーシッターです。
実際にベビーシッターをしている方の体験談
実際にベビーシッターとして働いている方の体験談をきいてみましょう!
伊藤さん(仮名・51歳)は、扶養の範囲内で「子どもに関わる仕事に就きたい」と考えていたそう。
ベビーシッターの募集を目にしたときに「自分の経験が、子育て中の女性にも役に立つかも?」と思い、お仕事スタート。
今は、1歳から小学生の子どもを見ることを中心に、週に数回働いています。
伊藤さんが、子育てを始めたばかりのお母さんに「冬は、冷たいお弁当を保温のお弁当箱にすると、お子さんの食が進みますよ!」と経験をもとに伝えると、喜ばれたことを話してくれました。
こんな小さな体験談も、経験のないお母さんには貴重な情報になるんですね!
伊藤さんは
・子育て経験からわかる「子ども」の気持ち
・仕事と子育ての両立に悩む「母親」の気持ち
この両方をサポートしているそうです。
子育ては正解がない、とよくいいますよね。
正解がない中で手探りで子どもを育てている後輩ママたちは、「これでいいの?こういう時はどうしたらいい?」「他のママのアドバイスが聞きたい…」と思っている人も多いのです。
子育てをしたお母さんたちの経験は貴重なもの。経験こそが特別なスキルと言えるのです。
ベビーシッターのパートになるためには?
ベビーシッターに公的な資格はありません。そのため、未経験のママでもベビーシッターになることができます。
多くの場合、ベビーシッターサービスを提供する会社に登録し、派遣かパート・アルバイトの形で仕事をしている人が多いようです。
ベビーシッターのパートの流れを紹介しましょう。
1.ネットなどで求人情報に応募する
2.登録会、説明会、面接を受ける
3.研修を受ける
4.お仕事スタート!
保育士の資格や集団保育をした経験のある人は研修が短い場合もありますが、多くの場合は1日以上、3日程度の研修がおこなわれます。
面接や登録会の時点では、実際に子育て経験のあるママは、ぜひ保育経験をアピールしてください。
他には「なぜベビーシッターになろうと思ったか」の志望動機や仕事に対する熱意、子どもを任せる上で保護者さんから信頼されるような人柄であるかどうか、などが重要視されます。
あとは住んでいる地域や希望している勤務時間などを考慮して、会社が派遣先を紹介してくれます。
より環境・子どもに適したシッター、依頼主の要望を満たしたシッターが多く派遣されるのは当然ですから、登録の際に「お掃除スペシャリスト」、「収納アドバイザー」など役に立ちそうな資格を持っていればぜひ活用しましょう。
公的資格ではありませんが、ベビーシッターの認定試験もあります。
ベビーシッターと併せてよく検討されているお仕事
ここまでベビーシッターの説明をしてきましたが、ベビーシッターで働いている人たちも下記のお仕事と検討したという声が聞こえてきました。
個人宅に訪問するのはちょっと…と思っている方は、一緒にこのお仕事も検討してみてはいかがでしょうか。
•似ているお仕事:その1「学童パート」とは?
学童保育にも、パートで働くことができる場所が増えています。
学童保育とは、日中保護者が家にいない小学生児童を対象に、放課後や夏休みなどに、適切な遊びや生活の場を与える保育を行う施設のことです。
学童パートも、パート保育士と同様に、基本的に資格を持っていなくてもチャレンジできます。
子供たちの年齢層が違うため、トランプなどのカードゲームやドッチボールなど、保育園児とはまた違った遊びをしたり、接し方も異なります。
パート保育士も学童パートも、いずれも子供を見守る仕事ではありますが、学童パートの場合は仕事の始まりが学校終わりであるため、保育士よりも朝はゆっくりできることがメリットでしょう。
ただし、土曜日や夏休みに出勤日がある場合は、学校終わりの時間からではなく、一日出勤することもあるので、確認が必要です。
•似ているお仕事:その2「保育士」
パート保育士の主なお仕事は「正社員保育士を補うこと」。
つまり「保育補助」がメインのお仕事です。そのため、必ずしも保育士資格が求められるわけではなく、未経験募集も多いのでチャレンジしやすいお仕事です。
また、あくまで補助的な立場なので、担任を持つことはなく、担任保育士のサポートが多くなります。
担任保育士のサポートの例として、集団行動で担任がカバーしきれない子どものフォローなど、目や手が足りないところを一緒にカバーすることが挙げられます。
純粋に子どもと遊んだり、お世話したりするのが好きな方に向いているといえそうです。
まとめ
ベビーシッターの仕事は公的資格取得が必須ではないため、誰でもチャレンジすることができます。
しかし、大事な赤ちゃん、子どもを任せられるのですから、一番重要になってくるのは「信用」です。
育児経験があるというのは立派なスキルになります。そのうえで保育経験や家庭に役立つ知識があればなお重宝されるでしょう。
あとは真面目で誠実な人柄であることが大切です。サボりぐせのあるシッター、遅刻してくるシッターにはとても保育の仕事はまかせられません。
ちなみにベビーシッターの仕事には年齢制限がないことが多いので、子ども好きなら長く続けられる生涯のお仕事にもなるでしょう。
提供・しゅふJOBナビ
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