ジョー・ルッソとアンソニー・ルッソ、通称ルッソ兄弟。彼らはマーベル・スタジオ作品で『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』をはじめ、さまざまな作品の監督を務めてきたことでも知られている。また、スタジオ史上最高の興行収入を記録した『アベンジャーズ/エンドゲーム』でもメガホンをとった。今やマーベルには欠かせない存在となった2人だが、実は、マーベル・スタジオを辞める寸前だったのだという。
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新しく発表された書籍「The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe」では、マーベル・スタジオとクリエイティブ・コミッティの関係が破綻しており、彼らは映画から手を引く覚悟を決めたことがあったと明かした。
当時、彼らは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』をめぐって口論となったという。ルッソ兄弟は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の監督を終え、次作も何か新しいものを映画に持ち込みたいと考えていた。それは、アベンジャーズを対立させることだった。しかし、クリエイティブ・コミッティはこのアイデアに拒否反応を示し、アベンジャーズを再結成して、映画のラストでバロン・ジモとスーパーソルジャーの部隊と戦うことを主張したのだという。