CMで韓国の今をキャッチ♪K-POPアイドルがバイトの権利を主張するCMとは？
Girl’s Day(ヘリは左から３番目)
今回紹介するのは、セクシーからキュートまで多彩な魅力で人気を集めるGirl’s Day(ガールスデイ、写真)のヘリが出演した、アルバイト専門求人サイト｢albamon｣のCM。
｢アルバイト党｣を立ち上げアルバイター同士で力を合わせ、然るべき待遇を受けよう！と声を大にするというストーリーになっています。
懸命に働く自分に向かって、社長の何気ない一言。｢時給、6,000ウォンに上げてやるよ～｣
はぁー。いちいち恩着せがましい
ちょっと、そこの社長―！
2016年の最低賃金は、6,030ウォン
最低賃金は守らないとね
｢バイト同士、みんなで力を合わせよう｣(アルバイト党)
アルバイトが甲だ！｢albamon｣
今日も一生懸命に働くアルバイターの前を社長が通りがかり、｢時給を6,000ウォンに上げてやるよ～｣と一言。2015年現在の最低賃金は１時間当たり5,580ウォンなので大したアップでもないのに…全く恩着せがましくて嫌になるなぁと思わず溜息をついてしまいます。そこに｢ちょっと、そこの社長さん！｣とアルバイト党を立ち上げたGirl’s Dayのヘリが登場。2016年には6,030ウォンに引き上げ予定の最低賃金。｢ちゃんと守りましょうね｣とヘリ。アルバイター同士力を合わせるべき、というアルバイト党の名言で締めくくられます。
※CM写真提供：求人サイト運営会社｢JOBKOREA｣
最低賃金が10年で約２倍アップ！2016年からは6,030ウォンに
韓国では日本と異なり、全国共通の最低賃金。2005年には3,100ウォンだった時給が、ちょうど10年後の2015年には約２倍の5,580ウォンへとアップしたように年々引き上げされています。
一方2015年２月に放送されたCMでも、｢法律で定められた韓国の最低賃金は5,580ウォンです！｣と最低賃金について扱った｢albamon｣。当時最低賃金の周知に寄与したことが認められ、広告モデルのヘリと｢albamon｣が日本の厚生労働省に当たる雇用労働部長官から感謝状を授与されました。
CMを見た小規模企業から｢自分たちがまるで悪徳企業と言っているよう｣と抗議が来る半面、アルバイターたちからは｢CMは正しい内容なのに、抗議してくるほうがおかしい｣とネット上の掲示板に意見が寄せられるなど、社会的なイシューにも！
なお、2016年から最低賃金が6,030ウォンに引き上げされることが決定しましたが、企画財政部と雇用労働部では｢地域別・産業別に異なる最低賃金適用の必要性｣を主張しており、今後の動向に注目が寄せられています。
＜CMで韓国の今をキャッチ＞
ドラマ、映画、K-POP、流行が目まぐるしく移り変わるエンタメ界に置いて、消費者の心を掴むために今売れている旬のスターを起用しているCMこそ韓国の最新情報がキャッチできる絶好のコンテンツ。そんな韓国CMから垣間見える韓国文化や社会現象などの小ネタポイントを併せてご紹介します！
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