コロナ禍による生活困窮のしわ寄せは、子供たちにも迫っている。「貧困家庭出身だから同じような子供を支えたい」と語る、はるな愛さんの思いとは?
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未来は明るいって大人が子供に教えなきゃ!
はるな愛さん
「朝に白菜だけのお味噌汁が出て、おかずも白菜。醤油と砂糖とツナを混ぜて炊いたやつ。一日3食全部同じメニューでした」 そう幼少期の食生活を振り返ってくれたのは、タレントのはるな愛さん。自身も経済的に苦しい家庭で育ち、同じ境遇の子供たちを支えたいと、’17年に経営する鉄板焼き店でこども食堂を開いた。 「ウチはとにかく貧乏で、電気やガス、水道まで止められることもあって。家庭環境も悪くて両親はいつもケンカしていました。おかあちゃんの泣いている顔は見たくないから、食事の文句は言えない。いつも同じメニューなのは嫌やったけど、明るく振る舞っていましたね。子供って大人が思っている以上にすごく親を見ていて、常に気を使っているんですよ」
子供が心も体も充電できる場所
それでもどうしても家に居づらくなったときは、同じ団地の親戚の家に駆け込んでいたという。 「ちょっとした逃げ場や、居場所が家以外にもあるとすごくホッとする。子供が心も体も充電できる場所、今はこども食堂がその役割を担っていると思います」
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