は、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。
画像:WEAR
いつもと同じパンツを穿いているのに。ある日ふと「似合ってない」と感じる。その原因はもしかすると、パンツのシルエットが古いことかもしれません。そこで今回は「“ちょい古”な感じを見直したい」と思っている人に向けて、旬が過ぎた古いパンツシルエットの特徴と、現代のパンツシルエットをご紹介します。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます
これが古臭さの原因! 2015年前後に買ったパンツは要注意
ファッションをどこからが「古臭い」と感じるか。それには流行が移り変わるスピードが影響しています。定番服が長く鎮座する時代なら、5年前の服も着られるものが多いです。けれどめまぐるしく流行が変化する時代なら、5年の服じゃちょっとシルエットが古いと感じやすくなります。現在はどちらかといえば、後者なのかもしれません。昨今の社会情勢もあいまって、ファッションに対する考え方が大きく変化。トレンドも変遷期を迎えています。 なので、2015年前後に購入したパンツはどうも古い感じがするものが多いです。その特徴はパンツの太さ。2015年当時はワイドであればあるほどトレンドという感じでした。そこからいまは細身傾向に変化しているのでとくにお尻・太もものラインがワイドすぎると野暮ったく見えやすいかもしれませんね。 また、スタイリングの仕事を通して個人的に思うのは、ウエストリボンのパンツはもう流行っていなのかなということ。あっても共布のベルトつきパンツでしょうか。パンツの服地も薄くてペラペラではなく、薄くても立体感がしっかりあるものが現在のパンツの主流に。
「今っぽいパンツ」のシルエットは二極化
さて、では今っぽいパンツのシルエットはどうでしょうか。現在は大きく分けてシルエットは二極化されています。 1つは適度に細いストレートシルエット。スキニーほどピチピチしていないけれど、太すぎもしないすっきり感があるのが特徴的です。 もういっぽうはフレアシルエット。膝下にかけて裾がフレアになっているシルエットですね。スカートもマーメイドスカートが流行るなど、シルエットにより女性らしさの残るものがトレンドとして浮上しています。いずれにしてもウエスト位置は変わらずハイライズ。ここは2015年当時の流行を今も引き継いでいるポイントですね。