筆者が婚活中の働く女性からご相談を頂く中で、「お金持ちと結婚したい」というご要望をお持ちの方は非常に多いです。 同様のお考えをお持ちの方もいらっしゃるかと思われますので、一度コラムにまとめたいと思います。
お金持ちについて
さて、お金持ちにも様々な定義があるかと存じますが、今回は、働く女性からよく意見として挙げられる「年収1000万円以上」の男性をお金持ちと定義して考えていきたいと思います。
この年収水準を上回る収入を得ている男性は、会社員であれば築き上げてきたキャリアによって年収を得ている場合でしょうから、一部の組織に属している場合をのぞいては概ね30代以上であると考えられます。
一方、実業家や投資家としてこれらの年収水準を上回る場合、中には20代の方もいらっしゃるでしょう。
いずれの場合におきましても、大半の方が、お金を生み出すために多くの時間や労力を費やしてきたと考えられます。(もちろん、家業を継承する場合・宝くじに当たった場合等、当てはまらないケースもあります)
前述した、計り知れない努力を重ねて財を成してきた自覚がある男性であればあるほど、結婚相手選びに対してはシビアで神経質になる傾向があります。
お金持ちと結婚してセレブな生活がしたい・楽をしたい等、ビジネスライクな観点でパートナーを選別するのであれば、当然に、貴方もお相手からビジネスライクに厳しく選別されてしまうことになります。
デューデリジェンスとは
デューデリジェンスとは(due diligence)投資用不動産の取引,企業買収などで行われる資産の適正評価。資産や買収対象企業の価値,収益力,リスクなどを詳細かつ多角的に調査し評価すること。
出典: weblio.jp
マリッジ・デューデリジェンス
ビジネスの世界において、投資やM&Aの際に必ずと言っていいほど行われる資産調査としてのデューデリジェンス。この考え方にちなんだ結婚相手の評価方法を「マリッジ・デューデリジェンス」と名付けることにしましょう。
常に長期的に物事を捉える傾向があるスマートなお金持ち男性は、デューデリジェンスのような観点で、「パートナーと結婚してもよいのか=築き上げてきた資産の半分をお相手にあげても良いのか、今後の生活費・医療費・付随するすべての責任を負ってよいのか。」というように自然と分析してしまうことも多いようです。
さて、貴方の結婚相手としての価値はいくらでしょう?
資産として、相手に与えてあげられるものは何でしょうか?
冷静に分析してみましょう。
たとえば、
・外見(個々の価値観が大きいが、この資産価値は長期保有できるとは限らない・・・)
・家事能力(今は家事代行サービスも多数。お金持ちならばお金で解決可・・・)
・おしゃれ(お相手の価値を高めるセンスであれば資産価値といえるが、ただ身なりにお金をかけるだけなのであれば、キャッシュを目減りさせる浪費・・・)
また、自分自身にお金を生み出す力はありますか?
お相手にビジネスとしての利益やスキル等を与えてあげられるでしょうか?
このような観点で考え始めてみると、自らの資産とは何かを見出すことは意外と難しく感じられるかもしれません。
それでは、「私には、お金持ち男性の結婚相手としての価値はないの?」かというと、それは異なります。