新型コロナ感染症の拡大で電車通勤を見直すパート主婦が増えています。
混雑した電車は、不特定多数の人が利用するのですから、感染リスクもありますよね。
そこで注目され始めたのが自転車通勤。
子どもの送り迎えがあるママにとって送迎をしてそのまま通勤ができますし、帰宅途中に買い物をしてから帰りたい主婦にも便利です。
今回は、自転車通勤をするにあたって気を付けておきたいポイントをまとめました。参考になれば幸いです。
自転車通勤のメリット・デメリット
自転車通勤にはどのようなメリット・デメリットがあるでしょうか?
メリット
・電車やバスなど公共交通機関を使用しないので密を避けられる
・定期代、ガソリン代などがかからないので交通費が浮く
・自宅から駅までの距離が遠い人、職場までの乗り換えで迂回している人は、直線距離で自転車移動をするほうが通勤時間が短くなることがある
・送り迎えや、スーパーに寄るなど、寄り道がしやすい
・運動ができ健康維持やストレス解消につながる
・自転車通勤手当や、駐輪場代の支給がある場合も
デメリット
・雨や雪など天候が悪い日は注意が必要
・駐輪場があるかどうか確認が必要になる
・自転車保険に加入をする必要があるので保険料がかかる
・着替えや汗拭きシートなどを用意しておかないと通勤途中で汗臭くなってしまう
・通勤中に勉強をしたりメールを返したりする時間はなくなる
コロナ禍中においては、密を避けられたり、運動不足が解消できたりとメリットが多く見えます。
運動不足の解消については、とある調査によると、運動強度は安静時の6.8倍ともいわれています。
3か月自転車通勤を続けることで体重が約7%減(訳6kg減)、体脂肪率が4%減になったという調査結果もあるのだとか。
自転車をこいで軽く運動をしてから仕事に取り組むことで生産性も上がる、と注目されています。大手IT企業(Google、Yahoo!、LINE、Amazonなど)は自転車通勤を推奨しているそうです。
ただし、自転車通勤が増えたことで事故やケガなども増えています。事前にどんなところに気をつけたらいいかを確認しておきましょう。
自転車通勤をする上で気をつけたい3つのポイント
では、自転車通勤でどんなところに気をつけたらいいでしょうか?
1.自転車通勤はOK?
自転車通勤はNG!としている会社もあります。
自転車通勤希望の場合は、自転車通勤が可能かどうかを入社前に確認をしておきましょう。
就業規則に記載がある場合がほとんどです。
通勤経路の規定がある場合もあります。
「●km以上・●km未満の場合に自転車通勤を認める」など細かく決まっている場合もあります。
スピードを出しやすいロードバイク、クロスバイクなど競技用自転車はNG、とハッキリ決めている会社もあります。
また、主婦・ママがよく子どもを乗せている姿を見かける「電動アシスト自転車」は道路交通法上では自転車になりますが、「ペダル付き電動自転車」は原動機付自転車に該当します。いわゆる原付(げんつき)です。
原付である以上は足で漕いでいたとしても、免許が必要になるので注意してみてくださいね。
2.駐輪場がある?
デパートやスーパーマーケットなどでは、自転車通勤をする人向けに従業員用駐輪場を設けているところもあります。
職場で指定された駐輪場を利用する場合は、使用ルールを確認し、きちんと守るようにしましょう!
道路や関係のない店舗の駐輪場に駐輪をすることはNGです。
放置自転車として撤去されることもありますし、違法駐輪を会社が黙認していたとなれば企業の管理責任が問われることもあります。
職場に専用の駐輪場がない場合、自治体が設けている駐輪場を利用するなど、自転車がとめられそうな場所があるか確認をしておきましょう。
3.通勤途中のケガや事故
①事故時の対応を確認しておこう
通勤途中に自転車事故を起こした場合や巻き込まれた場合、どうしたらいいでしょうか?
まずは人命第一に、道路交通法で定められた措置を行うことになります。
そして、事故が起きてしまったときにどうしたらいいか、会社・従業員で確認しておくこと、会社に報告する方法を知っておくことが大切です。
会社の誰に連絡するか、どの電話番号に連絡したらいいか、等は必ず確認しておきましょう。
②事故による損害賠償が発生することも
自転車事故を起こしてしまい、相手にケガを負わせたり、最悪の場合は死に至ってしまったりする場合もあります。
その損害賠償は数千万円にものぼり、支払い責任が発生します。
もし事故を起こした通勤者本人に支払い能力がなかった場合、自転車通勤を容認している企業に責任が問われることも。
自転車通勤をするなら、必ず自転車の保険に加入するようにしましょう。
損害賠償責任補償がついている保険をかけておけば、いざというときにも補償額が支払われます。
自転車購入をしたお店で加入手続きができる場合がほとんどです。
①②どちらのケースも、自分にも、家族にも、職場にも迷惑をかけてしまうもの。
あたりまえのことですが、危険運転につながる行為はやめましょう。
携帯電話を使いながら運転したり、飲酒運転、傘をさしての運転、ブレーキやホイールが錆びているなど整備不良の車両の運転は絶対にNGです。
道路交通法違反になってしまうので、十分に気をつけましょう。
また、自転車は天候に左右される乗り物でもありますよね。雨・雪など、視界が良好ではなかったり、道路が塗れていたりすればスリップする可能性もあります。無理も禁物です。
雨の日に自転車を乗らなければいけない場合は、レインウエアを必ず用意するなど、準備をしておきましょう。
フードが深く顔まわりに透明なガードがついたレインウェアや、レインバイザーといった顔をガードする雨除けをつけることがおすすめです。
あまり多くはないですが、基本は自転車通勤でも雨の日の出勤は電車代が支給される、という会社もありますよ。
まとめ
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、自転車通勤が注目され始めました。
家から近い場所で働けると、子どもの送迎やお買い物にも便利ですし、地震や台風など災害が起きたときにもいち早く駆け付けることができます。
また、運動になるのでダイエットにつながったり、体を動かして酸素をたくさんとりこみ、血流もよくなることで仕事の生産性も上がるといわれています。
反面、自転車も乗り物なので、事故の可能性も必ずついてまわります。
自分の安全のためにも、家族や他人のためにも、自転車保険に加入をしたり、無理な運転をしないようにすることが必要です。
自転車通勤ができる職場、できない職場もあるので、希望する場合は必ず確認するようにしてくださいね。
提供・しゅふJOBナビ
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