東西に二つあるという全国的にも珍しい神社をご存知でしょうか。その名は叶(かのう)神社。神奈川県横須賀市にあるこちらの神社は、願いが"叶う"の叶神社という名も珍しいですが、二つの神社のそれぞれのお守りが揃うと一つのお守りになり、更にその二つの神社を結ぶのがなんと渡し船なのです。今回は縁結びの最強スポット、叶神社の魅力をたっぷりとご紹介します。
恋愛成就の最強スポット!叶神社とは?
叶神社の由緒と沿革
叶神社は、養和元年(1181年)、神護寺の文覚上人が京都、石清水八幡宮より勧請し創建したのが始まりです。その由縁は、文覚上人が源頼朝の為に源氏の再興を願い、治承年間(1177~1180)に上総国(現在の千葉県)の鹿野山に籠りました。
養和元年、大願成就の前兆を感得(信心が神仏に通じて、宿願がかなえられること)し、社殿建立の地を求め、各地を遍歴後、浦賀西岸の現在地に石清水八幡宮の神を祭祀する社宇を建立し、文治2年(1186年)、源氏の再興が叶ったことから、叶大明神と称するようになりました。
これが現在、西浦賀にある通称「西叶神社」です。
東西叶神社について
叶神社が2社あるのは諸説ありますが、元禄5年(1692年)、江戸幕府の行政政策により、浦賀は東西の浦賀村に分けられました。
行政区域の分離は、それぞれの村に村意識を生じさせる狙いがあり、総鎮守は西岸にあったことから、長い間、その氏子として叶神社の御神徳を仰ぎ戴いてきたことにより、東岸にも今まで通り、同じ御神徳をと願う信仰心が分霊祭祀となったことが始まりなのです。
二つで一つ!橋を渡ってお守りを完成させよう!
西叶神社で「勾玉」を手に入れよう!
浦賀駅よりバスで行くことができるのが、西叶神社です。
西叶神社で人気を集めているお守りは、縁結びのご利益がある「勾玉」。「勾玉」には無色透明・翡翠色・赤色の三色があり、初穂料は500円となります。
ちなみに西叶神社には、叶絵馬もありますので、気になった方は是非そちらも購入してみてください。
西叶神社でお守りの本体を手に入れたら、お守り袋のある東叶神社へ向かいましょう!
京浜急行「浦賀駅」から京浜急行バス「京浜久里浜駅」「JR久里浜駅」行、「紺屋町」下車で徒歩1分
京浜急行「久里浜駅」から京急バス「浦賀駅」行、「紺屋町」下車で徒歩1分