この記事では、東京~大阪(大阪~東京)間の移動手段について、飛行機・新幹線・夜行バス・電車(寝台列車)・車の5種類を比較して解説します。各移動手段の料金相場や移動時間、メリット・デメリットなども解説するため、どの交通手段を使っていいか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

【はじめに】東京⇔大阪間の主な移動手段は5種類

【東京⇔大阪】移動手段5つを徹底比較!大阪在住ライターが解説
(画像=WriterA トリップノートより引用)

東京から大阪(大阪から東京)へ移動する際の、主な交通手段として、主に以下の5つが挙げられます。

【東京⇔大阪】主な移動手段と料金相場
①新幹線:約12,000円~
②飛行機:約6,000円~
③夜行バス:約4,000円~
④電車・寝台列車:約9,000円~
⑤車:約15,000円~


上記のうち、ビジネスや一般的な旅行などで東京⇔大阪間を移動したい場合は、基本的に「新幹線」「飛行機」「夜行バス」の3種類を中心に考えると良いでしょう。

一方で、「電車・寝台列車」「車」は、料金も割高かつ移動時間も多くかかるので、単に東京⇔大阪間を移動したいだけの場合にはおすすめしません。

以下では、5つの移動手段に関して、料金相場と移動時間、メリット・デメリットを紹介していきます。

①【新幹線】東京⇔大阪間のオーソドックスな移動方法!

【東京⇔大阪】移動手段5つを徹底比較!大阪在住ライターが解説
(画像=PIXTA トリップノートより引用)

東京⇔大阪(新大阪)間の移動でまず一番に考えるのが、「新幹線」ではないでしょうか。

新幹線は「早く移動したい」「スムーズかつ快適に移動したい」という方におすすめです。

料金相場

【東京⇔大阪】移動手段5つを徹底比較!大阪在住ライターが解説
(画像=WriterA トリップノートより引用)

東京⇔新大阪間の新幹線は、一般な移動方法である「のぞみ」を利用すると、自由席で約14,000円前後、指定席で約14,700円前後、グリーン車が約19,700円前後となっています。

なお「ひかり」「こだま」に関しては、自由席は「のぞみ」と同料金、指定席・グリーン車は約300円ほど安くなります(ただし「ひかり」「こだま」は移動時間が30~90分ほどプラスになるため、注意が必要です)。

東京~新大阪間の新幹線移動を少しでもお得にする方法

21日前までにネット予約を行う「EX早特21」を利用すると、「のぞみ」の指定席が約11,200円となるので、非常におすすめです。

また「金券ショップ」では時期にもよるものの、おおよそ13,000円前後で「のぞみ」指定席チケットを購入できます。なお金券ショップは、東京だと主に新宿・新橋・秋葉原・池袋・上野・渋谷など、大阪だと梅田・なんばなどを中心に多く出店しています。

移動時間

【東京⇔大阪】移動手段5つを徹底比較!大阪在住ライターが解説
(画像=PIXTA トリップノートより引用)

東京⇔新大阪間の移動時間は、のぞみ「約2時間40分」、ひかり「約3時間10分」、こだま「約4時間10分」です。

飛行機は約1時間で到着するため、それを考慮すると、新幹線はやや移動時間がかかるように思えます。しかし、新幹線の場合は「東京駅」「品川駅」「新大阪駅」ともに、東京・大阪の主要地に駅がある一方で、「羽田空港(成田空港)」「伊丹空港(関西国際空港)」は、東京・大阪の主要地からは少し離れた場所にあります。

そのため、「自宅~空港~最終目的地」のトータルの移動時間を合せると、新幹線利用とそこまで変わらない場合も多い傾向です。

なお、新幹線(東京⇔新大阪:のぞみ)の場合、始発・終電は以下の通りとなります。

【東京⇔新大阪(のぞみ)の始発・終電時間】
・【始発】6:00発→8:25前後着(到着時間→飛行機の早朝発とほぼ同じ)
・【終電】21:24発→23:45前後着(出発時間→飛行機よりも遅い時間まである)


メリット

【東京⇔大阪】移動手段5つを徹底比較!大阪在住ライターが解説
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【新幹線を利用するメリット】
・新幹線への乗車や在来線への乗換が非常にスムーズ
・座席間隔が飛行機や夜行バスよりも広いので疲れにくい
・本数が多い
・終電の時間が飛行機よりも遅い時間まである


東海道新幹線は、飛行機・夜行バスよりも本数が非常に多く、おおよそ5~10分に1本は運行しています。また、「東京駅」「品川駅」「新大阪駅」ともに、JR・地下鉄などが複数乗りいれている点も魅力です。

羽田空港⇔伊丹空港における飛行機の最終便は、おおよそ19:00前後なので、21:00ころまで東京・大阪にいる場合は、新幹線を利用すると良いでしょう。

デメリット

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【新幹線を利用するデメリット】
・移動料金が高い(閑散期・繫忙期における料金の違いもほとんどない)
・お盆や年末年始だと指定席が取れないケースが多い
・「のぞみ」「こだま」「ひかり」の種類を間違えずに予約が必要


料金が高い傾向にあるだけでなく、帰省シーズンは指定席が非常に取りづらく、自由席であっても座れないことが多くあるため、特に注意が必要です。筆者は年末年始の予約が遅れてしまい、グリーン車しかとれない、というような事態をよく経験したことがあります。

また、「指定席料金が安い!」と思って、誤って「こだま」「ひかり」を予約してしまう人もたまにいますので、こちらも併せて注意してください。

②【飛行機】早割を使えば約1万円で東京⇔大阪間を移動可能!

【東京⇔大阪】移動手段5つを徹底比較!大阪在住ライターが解説
(画像=PIXTA トリップノートより引用)

飛行機は「東京⇔大阪間の移動時間を短くしたい」「新幹線よりも安く移動したい」という人に、おすすめです。

料金相場

【東京⇔大阪】移動手段5つを徹底比較!大阪在住ライターが解説
(画像=WriterA トリップノートより引用)

羽田空港⇔伊丹空港間の航空券に関して、JAL・ANAの場合、空港利用料(※)など込みで約8,000円~約20,000円前後で購入できます。特に、JAL・ANAともに「先得」などの早期予約割引や、タイムセールなどを利用すると、10,000円以下で購入できることが多くあるので、すでに東京・大阪への移動が決まっている場合は、積極的に検討したい選択肢です。

また、PeachやジェットスターなどのLCCの場合は、空港利用料(※)など込みで安い場合だと約6,000円~で航空券の購入が可能です。ただし、Peach・ジェットスターは「成田空港⇔関西国際空港」の運航となるため、注意してください。

また、LCCであってもスターフライヤーの場合は、「羽田空港⇔関西国際空港」の運航となりますが、航空券は約13,000円~とそこまで安くないことが多いです。

(※)空港利用料
羽田空港:290円
成田空港(第3ターミナル):390円
伊丹空港:260円
関西国際空港(第2ターミナル):出発420円・到着370円


移動時間

【東京⇔大阪】移動手段5つを徹底比較!大阪在住ライターが解説
(画像=PIXTA トリップノートより引用)

JAL・ANAなど「羽田空港⇔伊丹空港」のフライトは約1時間10分、Peach・ジェットスターなど「成田空港⇔関西国際空港」のフライトは約1時間30分です。

ただし、搭乗手続きなどを遅くとも約30分前には済ましておく必要があるため、+30~60分ほどは、空港での待ち時間を見積もっておきましょう。

メリット

【東京⇔大阪】移動手段5つを徹底比較!大阪在住ライターが解説
(画像=WriterA トリップノートより引用)
【飛行機を利用するメリット】
・東京⇔大阪間の単純な移動時間が一番短い
・JAL・ANAであれば機内でエンターテインメントやドリンクが楽しめる
・先得などを利用すると新幹線よりも安い場合がある
・主要地までのバス路線が充実している
・航空会社のマイルがたまる(使える)


東京・大阪ともに、空港から主要地まで直行のリムジンバスが走っているため、乗り換えの必要なく、座ったまま移動できる点は魅力です。

例えば、羽田空港から東京駅までは20~35分前後(運賃:約950円)、伊丹空港から大阪駅までは20~30分前後(運賃:約650円)で到着します。

デメリット

【東京⇔大阪】移動手段5つを徹底比較!大阪在住ライターが解説
(画像=PIXTA トリップノートより引用)
【飛行機を利用するデメリット】
・搭乗手続きが必要(新幹線・夜行バスと比べると煩雑)
・自宅⇔空港間や、空港⇔目的地間の移動距離・料金も検討が必要
・一般的には新幹線より高額となりやすい


JAL・ANAの場合、一般的な販売価格は新幹線よりも高いことが多いです。自宅や目的地が空港に近くない限り、東京⇔大阪間での飛行機利用はあまりおすすめできません。