先日イギリスの「ヘンリー&パートナーズ」が2021年の「パスポート信用度ランキング(Henley Passport Index)」を発表。日本のパスポートは上位にランクインしました。その結果をもとに、日本のパスポートの信用度が世界的に高い理由について探ってみました。
「パスポート信用度ランキング」とは?
今回の記事で取り上げるのはイギリスの「ヘンリー&パートナーズ」が毎年発表している「パスポート信用度ランキング」です。
「ヘンリー&パートナーズ」ではIATA(国際航空運送協会)のデータベースをもとに、世界の国や地域が発行するパスポートの信用度を「ビザなしで渡航できる国や地域の多さ」で評価しています。2021年は199の国と地域が発行するパスポートが調査対象となり、日本もそこに含まれています。
まずは「2021年パスポート信用度ランキング」上位10カ国を紹介
では、最初にパスポート信用度ランキングの上位10カ国をご紹介しましょう。
1位 日本・シンガポール
2位 ドイツ・韓国
3位 フィンランド・イタリア・ルクセンブルク・スペイン
4位 オーストリア・デンマーク
1位はアジアの日本とシンガポール、3位に同じアジアの韓国がランクインしています。しかし他はすべてヨーロッパ諸国が独占。世界全体で見るとヨーロッパ諸国のパスポート信用度が高いようです。