新幹線で函館を旅するなら木古内(きこない)駅で途中下車し函館へ向かうのもオススメです。木古内町にはサラキ岬やトラピスト修道院などの観光スポットがありますよ。今回は新幹線の木古内駅で途中下車し、その周辺を観光していさりび鉄道で函館に向かう旅をご紹介します。
北海道新幹線で函館へ
2016年に開通した北海道新幹線を利用して函館へ旅する人もいるのではないでしょうか。新幹線で函館へ向かう場合は、北海道新幹線「函館北斗駅」下車後、はこだてライナーかバスに乗り換えて函館市内へ移動するのが一般的です。
今回はこのルート以外で函館へ向かうことができる北海道新幹線「木古内駅」で途中下車し、函館へ向かう旅をご紹介します。
どうして木古内駅で下車するの?
函館へ向かう方法として、函館北斗駅で乗り換える以外にローカル線「道南いさりび鉄道」で函館へ向かう方法があります。その場合、いさりび鉄道の始発駅となる木古内駅で下車し乗り換える必要があるので、木古内駅で下車します。
乗り換えついでに周辺を観光してみよう!
木古内駅で下車後、時間に余裕があるのなら木古内町の観光スポットを巡ったり、沿線の途中駅で下車し最寄の観光スポットまで足を運ぶのも楽しい旅になるかもしれません。ここからは、木古内町やその周辺で立ち寄れる観光スポットをご紹介します。
駅近くある「道の駅」
木古内駅の前には「道の駅 みそぎの郷きこない」があります。周辺地域や木古内町のお土産が販売されてるので買い物をしたり、ファーストフードやレストランで食事をするなど電車の待ち時間に役に立ちそうです。またレンタカー店も併設されているので、車を借りて少しドライブを楽しむのもいいかもしれません。
駅から歩いて行ける「みそぎ浜」
木古内駅から海方面へ3分ほど歩くと「みそぎ浜」という場所を目にすることができます。毎年1月に行われる「寒中みそぎ祭り」では、御神体を抱いた行修者がこの浜で豊作豊漁を願い身を清めるそうですよ。
目の前には津軽海峡が広がっているので、浜辺に下りて海を眺めたりするのもオススメです。
「サラキ岬」で津軽海峡と咸臨丸を眺める
木古内駅から15分ほど車で走るとサラキ岬という場所があります。この岬の沖合には、幕末に活躍した咸臨丸が眠るといわれているんです。歴史ロマンを感じられるサラキ岬には咸臨丸のモニュメントや、石碑などを見ることができますよ。
筆者が訪れた際にはあいにくのお天気でしたが、晴れていれば津軽海峡を一望できるビュースポットでもあります。
また、こちらは毎年5月にチューリップが咲き誇りイベントも行われるそうなので、足を運ぶなら5月頃の訪問がオススメです。なお、徒歩で向かう場合はいさりび鉄道 泉沢駅から約20分程度かかります。
日本初の男子修道院「トラピスト修道院」
道南いさりび鉄道 渡島当別駅から車で約5分ほどの場所には、美しい並木が続く道とゴシック調建物のトラピスト修道院があります。こちらの修道院は日本最初の男子修道院なんだそうです。建物を眺めるだけでも十分楽しめますが、修道院の近くには売店もありますよ。
売店ではトラピストクッキーやソフトクリームなどを販売しているので、修道院を訪れた記念に購入するのもいいかもしれません。なお、最寄駅からは離れているので車やバイク、タクシーなどを利用すると現地へ向かいやすいです。