アフリカ大陸の中央に位置する赤道直下の国「ガボン共和国」。首都リーブルヴィルは、広大な大西洋に面した都市です。今回はリーブルヴィルの観光スポットをご紹介します。
ガボン共和国の場所
ガボン共和国(以下、ガボン)は、アフリカ大陸の中央に位置し大西洋に面した熱帯雨林の国です。ガボンという珍しい国名は、大航海時代のポルトガル人がここの小高い丘の形状を海から見上げた際、外套フードを広げたように見えたことから、ポルトガル語の「Gabao(水夫用外套)」と呼ばれるようになり、そのまま国名になったといわれています。
大西洋沿いの首都リーブルヴィルはガボンを代表する港湾都市で、商業取引の拠点として栄えています。
ガボン共和国の人々
様々な民族の住むガボンでは、フランスの植民地だった名残で宗教はキリスト教徒が圧倒的に多く、次いでイスラム教、伝統宗教と続きます。公用語はフランス語で、その他、民族独自の言語を話し、英語を話せる人がほとんどいない印象です。人口のわずか0.5%しかいないフランス人が、未だ強い影響力を持っています。
通貨はCFAフランを使用しています。旧フランス領だったアフリカ14か国で採用されている共通通貨です。
リーブルヴィルの見どころ
ガボンの首都リーブルヴィルの見どころをご紹介します。
ノートルダム教会
街の丘の上にあるノートルダム教会は、2015年に再建された新しい教会です。地元のカトリック教徒や観光客の多い、リーブルヴィルの象徴的な建物と言えるでしょう。正面のファサードは、ポルトガルの伝統的な塗装タイルであるアズレージョを全面に配しています。
内装のインテリアはエクステリアよりもシンプルですが、清潔で静かで、訪れる人を温かく歓迎する雰囲気に包まれています。
サンタ・マリア教会
キリスト教がガボンに到達し、初めて設立された古くからある教会です。現在に至っても主要な教会で、地元のコミュニティにとって重要な礼拝所となっています。
ハッサン・モスク
街の中心に建つハッサン・モスクは、収容人数が10万人を誇るガボン国内最大のモスクです。ミナレットの高さは210m。上部にはメッカへ光を向けるレーザーが搭載されています。青い大理石、青銅、チタンで建てられた華やかなデザインが素敵ですね。
チュ・モスク
ダウンタウンにある、地元人の絶えないモスクです。