華原朋美 「今は幸せいっぱいです」

 2019年に第一子を出産した歌手の華原朋美(47)も産後にメディアに登場するたびに、「ともちゃん太った?」など、その体型を気にする声が上がっています。しかし、本人はメディアのインタビューで「妊娠してから太っちゃって、出産しても全然体重が戻らなくて」「今は幸せいっぱいです」と明るくこたえています。  華原のこの姿を見た女性からは「産後は体重が増えて当たり前」「自然体でいい」という声も集まっています。

海外セレブも産後ありのままの姿を

 表舞台に立つ有名人が産後の体型について評価されるのは、ハリウッドでも同じようです。この風潮に異議を唱え、産後のありのままの自分を表現するセレブたちもいます。 ●ケイティ・ペリー

菊地亜美ら“ふっくら自然体ママ”が人気。ママタレ界に変化のきざし?!
(画像=『女子SPA!』より引用)

ケイティ・ペリー

 歌手のケイティ・ペリーは俳優のオーランド・ブルームの間に、第1子となる女の子を出産。産後すぐに搾乳用のブラに産褥ショーツという「マタニティ下着」を身につけた鏡越しのセルフィーを自身のインスタグラムのストーリーで公開しました。  アンニュイな表情とポーズで決めているケイティ・ペリーですが、担当のヘアメイクの「ものすごい疲労」というコメントが写真に添えられており、産後のリアルをユーモアたっぷりに綴っています。 ●ズーイー・デシャネル
 2児を育てているハリウッド女優のズーイー・デシャネルは、第一子を出産したあとの雑誌『Redbook』のインタビューで、「出産後に、すぐに産前の体型に戻るのを期待するのはおかしなこと。子どもをお腹の中で育てて、産んだばかりなのだから元に戻るために必要なことがたくさんあるんです」と当たり前すぎることをバッサリと言っています。

妊婦のやせ傾向により、低体重で生まれてくる赤ちゃんが増加

菊地亜美ら“ふっくら自然体ママ”が人気。ママタレ界に変化のきざし?!
(画像=『女子SPA!』より引用)

 日本の妊婦が低体重の傾向にあることは日本産科婦人科学会で議論されており、同学会は2021年の3月に妊娠中の体重増加について新たな目安をまとめました。  新しい目安では、今までの基準より増加下限値が2~3kgずつ引き上げられ、「もともとやせているか普通体重の妊婦は、これまでより体重を増やしても構わない」という方向に修正されています。妊娠前のBMIの数値が普通体重の妊婦の場合、体重増加の目安は10~13キロ、低体重(やせ)の人は12~15キロの増加が基準とされました。  この修正の背景には妊婦のやせ傾向により、低体重で生まれてくる赤ちゃんが増加していることがあり、低体重で生まれてくる赤ちゃんは大人になってからの生活習慣病リスクが増えるだけではなく、統合失調症、慢性呼吸器症候群、骨粗しょう症などさまざまな疾患になるリスクが上がるという研究結果も出ています。

妊娠や出産の時期に無理に痩せる必要ある?

 自分の体ですから痩せたい人は痩せればいいのも当然です。そして芸能人にとって「元の体型に戻して、今までと同じように活動すること」が求められるのは自然なことかもしれません。しかし妊娠や出産という女性の体が目まぐるしく変化する時期に、無理に痩せる必要があるのかを考える必要もあります。 「ママに見えない」「産後とは思えない」という称賛コメントをSNSで見るたびに、ママに見えることは悪いこと?と少しモヤモヤした気持ちになります。  見た目にだけこだわることなく、妊娠中や産後の女性が体を労(いたわ)りながら自然体に過ごせることを切に願います。 <文/瀧戸詠未>

瀧戸詠未
ライター/編集者。趣味は食べ歩き・飲み歩き。


提供・女子SPA!



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