東西文化の合流点として栄え、ユーラシア大陸を席巻したティムール朝の時代には、帝国の中心として君臨していた街サマルカンド。世界遺産に登録されている旧市街には、美しく壮大なイスラーム建築が立ち並び、旅人を魅了し続けています。
ウズベキスタンってどんな国⁈
中央アジア・シルクロードの中継点にあるのがウズベキスタン。トルクメニスタンとカザフスタンに挟まれ、内陸部に位置しています。旧ソヴィエト連邦に属していた国です。
日本からの直行便を利用すれば、10時間弱でアクセス出来ます。直行便を使わなくても、アシアナ航空、大韓航空やアエロフロート・ロシア航空も利便性が高く、アクセスのよさはヨーロッパ諸国並みです。またこれまでは渡航に際し事前のVISA取得が必要でしたが、2018年2月10日から、日本国籍保持者は30日以内であれば、VISAなしで渡航できることになりました!
今回はそんなウズベキスタンの中でも、イスラーム世界の宝石とも称されている「サマルカンド」という古都の見どころをご紹介していきます!
レギスタン広場
サマルカンドの中心地として知られ、日本国内における世界史の授業などでも著名なレギスタン広場。
- ウルグべグ・メドレセ
- シェルドル・メドレセ
- ティラカリ・メドレセ
の三つの神学校(メドレセ)から構成されており、見事な調和を魅せてくれます。
中でもシェルドル・メドレセは、小鹿を追うライオンが人面を帯びた日輪を背に描かれており、偶像崇拝禁止のイスラームの教義を否定する珍しいデコレーションとなっています。
夜間のライトアップされた姿も昼間とはまた違う美しさを魅せてくれます!
アミール・ティムール廟
サマルカンドの街を、世界に名だたる都市へと発展させたティムール朝の霊廟です。「グリ・アミール廟」としても知られています。ティムールの墓石は黒緑色の軟玉で造られており、廟内部は金色で覆われています。
ビビハニム・モスク
こちらのモスクは、かつてイスラーム世界で最大の規模を誇り、今でも中央アジア最大のモスクとして君臨しています(2019年5月時点)。入口にある巨大なアーチがその存在感を見せつけ、後ろには大モスクと小モスクが控えています。
モスクの目の前にある「タシケント通り」には土産物店が並び、日中の賑わいはなかなかのものですよ。