長崎県の西方に浮かぶ、九州の西の果て、生月島(いきつきしま)。ここがまさに日本の端っこであることを実感する、素晴らしい絶景が広がる島です。今回はそんな生月島の絶景スポットを3つ紹介します。
【絶景スポット①】平戸島と生月島を結ぶ絶景!「生月大橋」
長崎県平戸市にある人口約6,000人の小さな島、生月島。東シナ海のさらに西に浮かぶ五島列島などの島しょ部を除くと、生月島が属する平戸市はまさに九州の端の端。それどころか、日本地図で見ても一番西の端っこに位置する“最西端”のスポットでもあります。
生月島へ行くには、まず九州本土から「平戸大橋」を渡り、平戸市の中心市街地がある平戸島へ。その平戸島からさらにもう1つ橋を渡った先にある島こそが、今回紹介する生月島です。ここで冒頭の写真をご覧ください!生月島のまさに玄関口としての役割を担うのが、「生月大橋」になります。
平成3年(1991年)7月31日に開通した生月大橋。当初は有料道路でしたが、平成22年(2010年)4月1日に無料開放されました。橋の長さは960mで、平戸島と生月島を隔てる海の幅が最も狭くなる「辰ノ瀬戸」に橋が架けられました。
さすが九州最西端の地だけあって、生月島では、まさにここが日本の端っこ!であることを感じられる素晴らしい絶景スポットがいくつもあります。生月島の美しい風景に溶け込んでいる生月大橋も、橋の水色が映える生月島自慢の絶景スポットの1つです!
この素晴らしい橋の景色を望むならば、ぜひ、生月島側で!生月大橋を渡ってすぐのところに「道の駅生月大橋」がありますので、そこに車を停めて、橋と平戸島が映るダイナミックな光景を写真に収めると良いでしょう。
【絶景スポット②】眼前に迫る断崖絶壁と大海原の絶景!「塩俵の断崖」
2つ目の絶景スポットとして紹介するのが、上の「塩俵(しおだわら)の断崖」です!先程の生月大橋からは車でおよそ15分ほど。島の北部に位置する塩俵の断崖では、写真の通りどこまでも続く大迫力の断崖絶壁と、西側に広がる大海原の景色を楽しむことが出来ます。
まさにどこまでも果てしなく続く、断崖絶壁の海岸線。こちらの険しい地形は、生月島の最北端にあたる「大碆鼻(おおばえはな)」までずっと続いています。そして、写真手前の断崖の様子にも注目!五角形や六角形、七角形をした岩がポコポコと海岸から生え、柱のようにのびている地形が非常に特徴的です。
これは「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼ばれるもの。実は生月島は、溶岩で出来た島。長い年月をかけて海水や潮などの影響を受けつつ溶岩が冷え固まると、こういった面白い形をした岩の“群”が誕生することがあります。
塩俵の断崖の柱状節理は、高さ20mにもなる岩の柱が南北におよそ500mの規模で連なっており、これは同じ長崎県内で見ても大変貴重な規模のものとなります。県道42号線沿いに、駐車スペースに加えて塩俵断崖を見られる東屋などが設けられておりますので、車から降りて、その見事な断崖絶壁の様子を楽しむことをおススメします!