ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)のプレミアムコンテンツ部門は9月28日、SME Canada及びVermilion Filmsと共同で、セリーヌ・ディオンに関する長編ドキュメンタリー(タイトル未定)の製作を開始したことを発表した。監督はアカデミー賞にもノミネートされた実績を持つアイリーン・テイラーが務める。
ドキュメンタリーには、セリーヌ・ディオン自身が撮影に全面的に協力。ポピュラー音楽史上もっとも成功を収めた歌手の決定的な瞬間とそのドラマティックな人生に迫る。これについてセリーヌは「私はファンにいっさい隠しごとはありませんでしたが、アイリーンはこれまで誰にも見せたことのない私を引き出してくれるでしょう」とコメントしている。
また、アイリーン・テイラー監督は「セリーヌのような伝説的なアーティストとこの旅に出るのは、映画製作者として特別な機会です。彼女の人生とそのすばらしいキャリアを調べるための権利を持ったことで、この世界的なスーパースターの多彩な肖像画を描くことができるでしょう」と述べている。
なお、このドキュメンタリーの公開スケジュールは現時点では未定だ。
セリーヌ・ディオンが2019年にリリースした最新アルバム「カレッジ」は、17年ぶりに全米チャート初登場1位を獲得し、これにより90年代・00年代・10年代の各ディケイドで全米チャート1位を獲得する快挙を達成したことになり、世代を超えた人気の高さを証明する形となった。また、2018年には東京ドームで10年ぶりの来日公演を開催、超満員の観客を魅了した。
なお、セリーヌは、2021年11月からのラスヴェガス公演の再開と、2022年春からCOVID-19(新型コロナウイルス)の影響で延期されていたワールド・ツアーを再開することを発表している。