度重なる延期を経て、ついに本日10月1日(金)に公開を迎えた映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のオリジナル・サウンドトラックが、デッカ・レコードから本日リリースされた。シリーズ25作目となる今回のサウンドトラックには、ビリー・アイリッシュによる主題歌「ノー・タイム・トゥ・ダイ」が収録されている。

『007』シリーズのプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリは「今回作曲を担当したハンス・ジマーと彼のチームは、すばらしいスコアを映画に届けてくれました。ボンドシリーズの中でもベストの一つである今回のサウンドトラックに、この伝説的な作曲家と取り組めたことをとても光栄に思います。また、節目の25作目となる本作の主題歌として、ビリー・アイリッシュと兄のフィニアスもパワフルで感動的な曲をつくりあげてくれました」とコメントしている。

今回音楽を手がけたのは巨匠ハンス・ジマー。また、共に作曲に携わったジョニー・マーはギタリストとしても本作に参加しており、スティーヴ・マッツアーロも作曲で参加するなど豪華な布陣となっている。ザ・スミス結成以降、ジョニー・マーはセッション・ミュージシャンやソロ・アーティストとしての地位も築き上げてきたが、ハンス・ジマーとは長年にわたりコラボレーションを続けてきた。また、ロサンゼルス在住のスティーヴ・マッツアーロも2019年の『ライオン・キング』をジマーと共に担当している。

今作の監督を務めるキャリー・ジョージ・フクナガは「ハンスが今回のサウンドトラックを手がけてくれてとても興奮しています。ジェームズ・ボンドの音楽はいつも印象的なものでしたし、ハンスの天才的なスコアはすでにボンドの歴史の中に刻まれているのです」とコメントしている。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で主演を務めるダニエル・クレイグは、これが自身5作目となるジェームズ・ボンド作品。今回がボンドとして最後の出演となると公言しているだけに、最後の雄姿を目に焼き付けておきたいところだ。