ゴールデンボンバーのフロントマン鬼龍院翔さんが、10年間お付き合いしていた女性との関係を清算しないまま、他の女性と結婚してしまったとの報道があり、ワイドショーを賑わしていましたね。

鬼龍院翔みたい?!下積み時代を支えた彼氏に捨てられた女性の恨み
(画像=写真はイメージです(以下同じ)、『女子SPA!』より引用)

 長年下積み時代を支えてくれた彼女がいたのに、いざ売れたら他の女性と結婚してしまうケースは音楽業界以外にもあるようで…。

 今回は、そんな女性のエピソードをご紹介しましょう。

かけだしの漫画家同士で付き合いはじめた

 永沢小百合さん(仮名・34歳・派遣社員)は、子供の頃から漫画が好きで漫画家を目指していました。

「22歳の時に投稿した漫画が、ある雑誌で努力賞をいただき、担当さんがついて嬉しかったですね」

 しばらくして、初めて増刊号に漫画が掲載された小百合さん。

「その頃、出版社にたまたま来ていた新人漫画家のNくんを担当さんに紹介されて。Nくんは私と同じ歳で、増刊号によく載っていて、私はNくんの作品のファンだったんです」

 そう彼に伝えると、Nくんも小百合さんの漫画を読んでくれていて「とても面白かった」と褒めてくれました。

「それから意気投合して、私達はお付き合いを始め…どっちが先に売れるか競争だ!なんて言いながらお互い頑張っていましたね」

 ですがなかなか2人とも芽が出ず、アルバイトをしながら漫画を描きつづけるのが辛くなってきて…。

鬼龍院翔みたい?!下積み時代を支えた彼氏に捨てられた女性の恨み
(画像=『女子SPA!』より引用)

漫画家の夢を彼にたくして派遣社員&アシスタントに

「寝る時間を削って描いたネームがボツになるなんて事もよくあって…当時25歳の私は、だんだん心が折れてきてしまったんですよ」

 彼と話し合い、家賃を節約するために一緒に住む事にして、小百合さんは派遣社員として働き始めました。

「漫画家の夢はNに託(たく)して、私は日中働いて安定した額を稼いで、夜や休みの日は彼のアシスタントをして作品作りをサポートしていました。夜中にお腹が空くとよくNが袋ラーメンを作ってくれて、それがすごく嬉しくて。大変でしたが毎日楽しかったですね」

鬼龍院翔みたい?!下積み時代を支えた彼氏に捨てられた女性の恨み
(画像=『女子SPA!』より引用)

そして2人は30歳を過ぎ、Nさんは相変わらず漫画家としてはまだまだでしたが、イラストレーターとしてある程度稼げるようになっていました。

「私も相変わらず派遣社員で、Nのアシスタントをしていました。Nは漫画を連載して単行本を出すのが夢だと言っているけど、もうイラストレーターに専念して、そろそろ私と結婚してくれないかなぁと思っていたんですよ」

 すると転機がやってきます。彼がある月刊誌で連載のチャンスをつかんだのです。

「2人で抱き合って喜びました。ですが、いざ連載が始まるとNは私の事を邪険(じゃけん)にするようになってきて」

 以前は、よくストーリー展開などを小百合さんに相談してきたNさんでしたが…。

「もう俺は“先生”なんだよ、君はただの派遣社員だよね?」

「私がちょっとでも口をはさむと『もう俺は“先生”なんだよ、君はただの派遣社員だよね?口の聞き方に気をつけて』なんて言って、要するに天狗(てんぐ)になってしまったんです」

 ギクシャクした2人は別々に暮らす事に。

「距離を置いたらNも頭を冷やしたのか『忙しさとプレッシャーでいっぱいいっぱいになって小百合に当たってしまった。ごめんね』と謝ってくれてホッとしました」

 別々に暮らして半年経ち、Nさんは新たにアシスタントを雇い連載を続けていました。

「Nが忙しいので、月に一度食事に行く程度しか会っていませんでしたが、私も漫画家を目指していた身なので連載の大変さは分かっているので。邪魔しないようにしていました」

 するとある日、Nさんのインスタを見ていたら…。