パート先を選ぶ際、仕事の内容と同じくらい悩むのが、自宅とパート先との通勤距離!
自宅近くは通勤時間も短くて便利だけれど、あんまり近すぎても知り合いに会いそうでちょっと……ということもありますよね。
かといって自宅から遠く離れてしまうと、通勤時間が長くなり、その分勤務時間が短くなったり、単純に大変だったり。
そのどちらにもメリットとデメリットがあります。
パートで働くなら、近いほうがいいのでしょうか?家から近い勤務先、遠い勤務先の、選ぶポイントについて考えてみました!
自宅から近いパートは、効率重視派向き
自宅から徒歩圏内、自転車で通える距離、最寄り駅の駅前など、地元でのパートは、「とにかく効率重視派!」という人に向いています。
勤務できる時間が限られているパート主婦にとって、通勤時間ほどもったいない時間はありません。
仮に片道1時間の通勤が必要なパート先を選んでしまうと、毎日2時間も家事や子どもと過ごす時間が減ってしまいます。
1週間で10時間、1か月で40時間。
これだけの時間があれば、家事がもっと丁寧にできるでしょうし、子どもとの時間もゆっくりと余裕をもって過ごせそうです。
また急な家庭の都合や学校行事でも、仕事を中抜けして用事を済ませてまた仕事に戻る…なんて対応も可能です。
万が一、学校からの緊急の呼び出しや震災などが起きた時にも、いち早く家族の元へ駆けつけることが可能です。
デメリットとしては、地元で働くということは知り合うに遭遇する確率が非常に高いということ。
自分のパート先やどんな仕事をしているのかが、ご近所さんやママ友にもあっという間に知れ渡ることも。
接客のお仕事などでは、お客さんとして来店した知り合いとの遭遇率は相当高いです。
近所で働いていることや、仕事内容などを周囲に知られたくない人は、オフィスワーク系の仕事を探すと良いかもしれません。
通勤時間をもったいないと感じる人や、家庭を中心に自分の働き方を決めたい人には、自宅から近いパート先はとても効率の良いものといえるでしょう。
パートからステップアップ派は遠いパート先でも
一方、自宅から遠いパート先を選ぶ理由としては、
1.どうしてもその仕事がしたい
2.地元から離れてリフレッシュしたい
3.地元でのパートが嫌
などが挙げられます。
自宅から遠い場所でのパートも視野に入れると、仕事の選択の幅はうんと広がりますから、その点は大きなメリットです。
今は家庭に比重を置いているからパートで働いているけど、ゆくゆくはフルタイムの契約社員や正社員を目指したいという人の場合
仕事内容重視で選んだ結果、自宅から遠い職場に通うことを決断したという人もいるでしょう。
また、パートで働くことは主婦にとって、ある意味ではリフレッシュになることも。
地元から離れて、普段とは違う人間関係を築くことができるのも大きな魅力です。
ご近所さんやママ友に仕事しているところを見られたくないという人も、地元から離れた遠い場所でのパートは安心して働くことができますね。
大都市に近づくほど、時給が高めの傾向もあります。交通費が貰えて時給が高いなら、と足を延ばして働くこともあるようです。
ただ、自宅から遠いパート先は通勤時間がかかり、自宅から近いご近所パートと比較すると、精神的にも肉体的にも負担が増えることは必至。
通勤の大変さをデメリットと思うか?それとも、そのぶん家にいる自分とは違う気持ちになれて、次へのステップの足がかりになるというメリットに着目するか。
それぞれの価値観によるところが大きいといえます。
何のためにパートするの?目的をはっきりさせよう
パートで働くという事は、家族の生活も影響があることになります。
自宅から近い職場を選ぶか、遠い職場を選ぶかはとても重要な要素です。
近くの職場にこだわるか、遠くてもいいか迷ったら「何のためにパートするのか?」という働く目的に立ち返ることをお勧めします。
・家庭が一段落したら将来はガッツリ働きたい?
・パート代を家計の足しにするため?
・空いた時間でお小遣い稼ぎ?
・外で働いてリフレッシュしたい?
それぞれの家庭の事情や、家族の思いがあるでしょう。
パート先選びは、夫の協力が得られるかどうか、子どもの年齢なども大きなファクターです。
パートをする目的をはっきりとさせれば、どこでどんなパートをしたいか、おのずと決まってくるものです。
無理な判断をして後々こんなはずじゃなかった・・・とならないように注意。
しっかりと家族と相談しながら、自分の気持ちは?家族の思いは?家事と育児と仕事の優先順位・それぞれの比重は?など、整理していきましょう。
そのうえで自宅から近い職場を選ぶか・遠くても就きたい職場にするのかを決めると、後悔することも少なく家庭と仕事のメリハリのついた充実した生活となるでしょう。
在宅ワークという選択肢も
近いにしろ遠いにしろ、誰か知り合いに会って仕事を知られるのは嫌だな…と思った方もいらっしゃるかと思います。
その場合、在宅ワークも選択肢として視野に入れてみるのはいかがでしょうか。
在宅ワークは、自宅で働けば、知り合いに仕事をしているところを見られることはない上に、通勤時間は一分もかかりません。
場所を問わない事が多いので、インターネットの環境や電話の環境が整っていれば、自宅でも実家でも作業ができます。
インフルエンザなどの感染症にかかるリスクも減るので、お年寄りや乳児と暮らしている人にはおすすめの働き方です。
家事や子育てと仕事の両立がしやすい上に、自分の時間を作りやすいというメリットもあります。
ただし、家が職場になるので、同僚や上司の目が無い中、一人で業務を行わなければなりません。
しっかりと自分自身で時間管理を行えることが必要になります。
また、パートに比べて得られる報酬が少ないため、収入を重視する場合はあまり向いていないこともあります。
併せて、最近は情報漏洩やセキュリティを非常に重視しています。
常にシステムを最新状態に保ったり、セキュリティ対策を万全に行うことが必要です。
どのくらい収入が必要なのか、自分でスケジュールの調整をして仕事を行えるのか、が肝要となりそうです。
まとめ
主婦のパート先は、家庭最優先の人にとっては自宅から近い方がメリットが多いもの。
しかし、自宅から少し離れた遠い職場でのパートにも、メリットはたくさんあります。
ゆくゆくキャリアアップをしていきたい人、少しでも収入の多い仕事を求めている人には仕事の選択の幅も広がりますから、通勤可能な距離をよく考えてパートを選んでいきましょう。
提供・しゅふJOBナビ
【こちらの記事も読まれています】
>主婦がフリーランスを始めるなら!よくある注意点、お仕事の探し方をご紹介します
>「仕事はランチタイムだけ!」子育て主婦に人気の隙間時間でできるパートとは
>仕事のレベルが上がる<メモ・ノート術>!5つのコツ
>パート通勤の定番!「自転車通勤」で気をつけたい3つのポイント
>50代・女性のパート就活、服装はどうしたらいい?面接のコツもご紹介します!