気になる人からLINEの返信がないことに悩み、「モテるLINEテクニック」コラムを読みあさる……そんな経験ありませんか?小手先のテクニックに惑わされると、本当に大切なことを見失ってしまうかも。この記事では「愛されLINE」を卒業したほうがいい理由と、LINEに頼らずパートナーと親密になれるテクニックを紹介します。
全国の恋する人々を悩ませるLINE問題。DRESS読者の皆さんも、彼にLINEを送ったら既読スルーをされて落ち込んだり、数日後に返信が来てモヤモヤしたり……という経験はないでしょうか。
筆者もLINEのコミュニケーションに悩み、相手が返しやすいメッセージなど、テクニックを研究し実践していた時期がありました。でも、ふと冷静になり気づいたことがあります。
たかが連絡でここまで気を遣わきゃいけないのって、おかしくない?
送る時間帯に気を遣ったり、会話を広げるために内容を必死に考えたり……こっちはいろいろ頭を悩ませているのに、何時間も待ってようやく来た返信は意外とそっけないものでガッカリすることもしばしば。「愛されたい」と考えて送るLINEテクニックって、実は無意味なのかもしれません。
今回は「愛されLINE」を卒業したほうがいい理由と、LINEをしなくても相手と親密になれる方法を解説します。
■LINEで悩むのはLINEのシステムのせい
そもそも「愛されLINEテクニック」とはなんなのでしょうか。
恋愛コラムではよく、
「送信頻度を相手に合わせなさい」
「日記のような内容は引かれます」
「追撃は嫌われます」
「できるだけ短文で送りましょう」
「あくまでもアポのための連絡ツールとして使いましょう」
……などといったLINEテクニックが紹介されています。しかし、ここまで悩みに悩むメッセージツールって実はLINEくらいなんですよね。
Twitter、Facebook、InstagramなどSNSのDM(ダイレクトメッセージ)では、悩んだり前述のようなテクニックについて考える人はあまり見かけません。長文を「キモい」とされる文化もありませんし、「あの件どうする?」といった追撃も、リマインド以上の意味は持たない印象があります。LINE以外のメッセージツールでは、気軽に自由なやりとりができるカルチャーができ上がっているのです。
FacebookやInstagram、TwitterなどのSNSはあくまでも「タイムライン」がメインのサービスであるため、1対1のメッセージであっても公共の場で話しているような気軽な雰囲気が生まれます。その点LINEは1対1の個別メッセージが主目的のツールなので、よく言えば「親密感」、悪く言えば「閉塞感」が出てしまいます。また、送った時間と既読の有無が見えてしまうため、どうしても返信が来ないか気になってしまいます。
LINEは閉鎖空間なので「コンテンツは自分の会話だけ」という状態。突然、別の場所で盛り上がっている話題を持ってきても、なんか寒いんですよね。これはかなり厳しい環境なので、悩むのも無理はありません。
こういった理由から、LINEで生まれる悩みはLINEのシステムの問題ではないかと考えます。だからいっそLINEを使うのをやめて、TwitterやInstagramのDM、Facebookのメッセンジャーをメインで使うのも手です。カップルによってはスマホのSMSやSlack(IT企業でよく使われるチャットツール)を使っているそうですよ。
既読・未読スルー、追撃していいかどうかに悩む人は、別のツールに移行してみてはいかがでしょうか。
■LINEで愛を計るより大事な3つのこと
LINEに関する恋愛コラムでは「連絡がこないのは愛されてないから」と書かれているかと思えば「連絡頻度で愛は測れない」と書かれていたり、もはや「どっちやねん!」とツッコミたくなります。
もしマメな遊び人の男性であれば、セフレとの関係が悪化したときに、メンテナンスとして愛のありそうなLINEを送るでしょう。でも、そこにあなたが求める愛はありませんよね。つまり「LINEで愛は計れるのか」の問いには永遠に答えが出ないということ。
答えが出ない問題を悩んでいても仕方ありません。では、どうすればいいのか。3つのポイントを紹介します。
1.気軽に連絡ができる相手と付き合おう
連絡するだけで「これを言ったら嫌われてしまわないか……」と悩む相手は、そもそも相性が合っていない可能性があります。付き合うなら、もっと気軽にやりとりができる相手を選んだほうがいいでしょう。
仲が良い夫婦やカップルのLINEも「起きた?」「今から帰る」「ごはん食べた?」「なんか買って帰る?」「どこで待ち合わせる?」など簡単な報告だけで、テクニックなどいちいち考えていないはず。
つまり、考え抜いて打った丁寧な文面よりも、「オッケー」「うん」くらいのノリで話せる相手の方が仲良くなれるということ。
テクニックよりも大事なのは関係性です。そこまで気を遣う必要がなく、心がつながっている感覚がある相手とは、簡単なメッセージひとつでも良好な関係でいられるものです。
2.連絡に関する価値観は確認し合おう
相手が日々の連絡についてどう思っているのかぐらいは、付き合う前に聞いておきましょう。
連絡は毎日したいのか、たまにでいいのか。
LINEの返信に対して苦手意識があるか。
恋人から連絡がきたらうれしいと感じるか。
未読・既読スルーを頻発する人をどう思うか。
どんなLINEをうっとうしく感じるのか。
電話は好きか嫌いか。
連絡の相性を事前に把握するには、本人に聞いてみる他ありません。
3.電話(通話)に移行しよう
LINEの文章を考えるのって、頭を使いますよね。「テキストコミュニケーションが苦手でLINEはストレスを感じやすい」という人は、いっそ電話でのコミュニケーションを主にするのはいかがでしょうか。気を遣わず気軽に電話ができる関係になれば、ふたりの親密度はよりアップします。
電話する関係になる方法としてオススメなのは「電話で次のデート計画を立てたい」と相談することです。そして、デートの待ち合わせのときは「着いたよー! 今どこ?」と電話で伝えましょう。短時間でも電話をする習慣を増やしていくと、相手も「電話で言っちゃったほうが楽だな」という感覚になっていきます。
電話なら、LINEのように返信を待たなくてもその場で答えが返ってくるので、やきもきする時間を減らすことができます。
また、LINEで会話をしているときに「文章打つの疲れたから電話していい?」と聞いてから通話に切り替えるのも良いでしょう。筆者もある男性とLINEで会話中、長々と文章を打つ時間がなく通話に変えてみたところ、その彼としょっちゅう電話する仲になったことがあります。初めての通話は緊張するものですが、さりげなく取り込んだことで相手も身構えなかったのかもしれません。
相手も「テキストコミュニケーションは面倒」と思うタイプであれば、なおさら通話はオススメ。電話に出ないのであれば「今、忙しいんだな」と納得できますし、LINEの返信を悩むよりもよほど効率的です。
■LINE、電話、リアル すべてにおいて大事なこと
コミュニケーションの方法を問わず大事なことは「脳を使わない気楽な関係になること」です。
普段、仕事で「マジレス」をベースにした会話をしていると、恋人に対しては素を出してリラックスしたくなりますよね。お互いが「IQを下げられるのはパートナーの前だけ!」という状態になると、他の人では代替できない唯一無二の関係になれます。
“愛されLINEテクニック”を駆使して練りに練った言葉を送るよりも、細かいことは考えずに済む関係になること。それが良いパートナーシップへの近道なのかもしれません。
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