結婚式の挨拶で定番となっているのが、ふたりの馴れ初め紹介。でも最近ではSNSや合コンでの出会いを、結婚式で披露したくないというカップルも増えています。そこで今回は、結婚式で使える、馴れ初めの言い回しをご紹介します。

■結婚式の馴れ初めに困る男女が急増中

スマホやインターネットの普及が進み、SNSで出会って結婚するカップルがどんどん増えています。でもいざ結婚式で馴れ初めを紹介するとき、「SNSで知り合いました」と言われると、「年配の方にあまり良い印象を与えないのでは」感じるカップルもいるようです。

SNSでの出会いでも、合コンでの出会いでも、良い悪いはないと思うのですが、どうしてもレガシーな考え方を持つ方もいる場のことを考えると、ありのまま伝えるということに抵抗を感じる人もいるのでしょう。

そこで今回は、結婚式の馴れ初め紹介で使える言い回しを、出会いのタイプ別にご紹介します。周りに本当の出会いをいうことが憚られる場合には、ぜひ参考にしてみてください。

「友人からの紹介」はオールマイティに使える

どんな出会いのタイプでも使えるのが、「友人からの紹介で知り合いました」という馴れ初め。実際に紹介された友人をその場で名指しする訳でもないので、リアルな出会いがバレルことはありません。

SNSで知り合った場合は「趣味の友達」

SNSやインターネット上で知り合ったカップルの場合は、「趣味を通じて知り合いました」という馴れ初めが使えます。ゲームや漫画、スポーツや楽器など、同じ趣味や共通の話題を持っていたからこそ、SNSなどでふたりの関係が急速に縮まったケースは多いですよね。

その趣味の内容などもオープンに伝えれば、新郎新婦の雰囲気や好きなものなどがゲストにもわかりやすくなるのでおすすめです。

ナンパで知り合ったカップルは「一目惚れ」

ナンパで知り合ったカップルの場合、「実は家族にも秘密にしているんです」といったケースは少なくありません。「新郎からのナンパで知り合いました」と結婚式で紹介するには、少しハードルが高いと感じる人も多いはず。

そんな時は「新郎が新婦に一目ぼれしたことがきっかけで、運命の出会いを果たしました」と馴れ初めをちょっぴり脚色しましょう。

合コンは「食事会」に言い替えるとスマートに

合コンで知り合ったことを馴れ初めとして紹介したくないカップルの場合は、「友人を交えた食事会で知り合いました」と伝えましょう。これは合コンという言葉を食事会に変えただけですが、与える印象は大きく異なります。

特に年配の方や新婦のご家族は、「合コンで知り合った」と言われると、あまり良い印象を抱かない可能性も。オブラートに包んだ伝え方で、新郎新婦の出会いをドラマティックに演出してみてください。

■リアルな出会いを知っている友人にはあらかじめ伝えておく

結婚式の馴れ初め紹介で、実際とは違う出会い方を挨拶として使う場合、新郎新婦の本当の出会いを知っている友人には予め「違う馴れ初めが紹介される」ことを伝えておきましょう。

急にまったく違う馴れ初めを紹介されると、「え? それって違うよね」と不信感を抱かれてしまう可能性があります。親しい友人であればあるほど、結婚式を迎える前に変更の理由と内容を伝えておくのがおすすめです。

■結婚式での出会いの馴れ初めは嘘も方便です

近年ではさまざまな情報のマッチングがインターネットで行われており、異性との出会いもそのひとつ。SNSや合コンも、立派な男女の出会いの場となっています。ただし若い世代で受け入れられている出会いを、受け入れられない人ももちろんいます。

結婚式など公の場で、ふたりのリアルな出会いを伝えるのは控えたいと感じる場合は、まったく違う内容にならないことを意識しながら、素敵な馴れ初めを演出してみてくださいね。


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