ルーマニア人の男女はラテン系の血を引きながらもイタリア人、スペイン人ほどは明るくないのが特徴です。東洋人に似た性格とも言えます。そんなルーマニア人と恋愛になったときは、どんな付き合い方をすればいいのか。ルーマニア人の男女別性格の特徴と共にご紹介いたします！
ルーマニアはどんな国？ルーマニア人の特徴とは？
ドラキュラはルーマニア人にとっては英雄
ドラキュラは日本ではちょっと格好のいい悪役、というイメージですが、ルーマニア人にとっては英雄です。ドラキュラのモデルになった人物ウラド・ツェペシュはくし刺し公などと呼ばれ、外国人にとっては怖い人というイメージなのですが、彼はルーマニアを守るためにそうしたので、ルーマニア人にとっては英雄です。
外国語が得意な人が多い
英語はもちろん、ドイツ語やイタリア語、スペイン語を話せる人が多いです。ヨーロッパ諸国に出稼ぎに行く人が多いためです。ルーマニア語はラテン系の語族なので周辺諸国の言語と文法も語彙も近く、日本人が英語やスペイン語を覚えるよりもルーマニア人が覚える方が楽だとも言われています。
寒い
ルーマニアはラテン系の国に分類されていますが、スペインやイタリアと比べると寒いです。春の訪れは4月から5月、3月までは雪が積もっています。真冬は山間部ではマイナス30度を下回ることもあります。
寒い地域に暮らす人はシャイで人見知りな傾向があります。ルーマニア人はラテン系の人々なので、多少人当たりは良いのですが、やはりスペインやイタリアに比べると沈鬱な雰囲気を持っています。生粋のラテン系、スペイン人の性格が気になる方はこちらを参考にしてください。
ルーマニア人の男女の恋愛事情は？
「結婚すべきだ」という考えがある
ルーマニア人には男女ともに「結婚してこそ一人前」という考えがあります。そのため恋愛が始まると自然にこの相手と結婚した場合はどうだろうか。と考える傾向があります。日本人にもそういう部分はありますが、ルーマニア人の方がややこの傾向が強いといえます。
「25歳までには結婚したい」と考えている女性が多いです。早めに結婚、という考えの人が多いのですが、女性の社会進出などにともなって実際には晩婚化が進んでいます。
ルーマニア人は「恋愛」の延長線上に「結婚」を考えるタイプの国民性を持った人達だ、と考えておいた方がいいです。同棲にも寛容ですが、その状態が何年もつづくことは望ましくないとされています。
恋愛には積極的
ルーマニア人は結婚観は固いのですが、恋愛には情熱的です。気になった女性にはすぐに声をかける、というルーマニア人男性が多いです。出会ったばかりの女性に「貴方を愛している」と言う事も珍しくありません。
ルーマニア人男性の性格は？
1.声が小さい人が多い
陽気な国柄の男性は大声で話しかけて来て大声で笑うものですが、ルーマニア人男性は違います。積極的に話しかけては来ますが、ぼそぼそとした柔らかい声の人が多いです。話す内容は「君がとても綺麗だから声をかけたんだ」など情熱的なものであることが多いです。
2.堅物な雰囲気がある
ルーマニア人は男女ともに大声で笑ったり、大勢で集まって騒いだりはあまりしません。声も柔らかく、身振りもやや控えめです。話し始めると陽気な内容の事を言いますが、表情はあまり明るくないことが多いです。唇のはじだけで微笑んで、ぼそぼそと話す人が多いです。
真面目な雰囲気な人がぼそぼそと「貴方を愛している。とても綺麗だ」というようなことを言うので、勇気を振り絞って本気で言っているのではないか、という気がしてしまいがちです。しかし、割合簡単に誰にでも言うので注意しましょう。
3.時間にはルーズ
ルーマニア人男性は真面目そうな雰囲気の人が多いのですが、時間にはルーズです。約束の時間に30分程度遅れるのはよくあることだと考えておくなど、付き合い方には気を付けましょう。約束の時間にこちらが遅れたとしても怒らないので、わざと少し遅れて行った方がいいかもしれません。
4.言い訳が多い
ルーマニア人男性は間違いを認めることを嫌います。特に細かい失敗を認めることを嫌がり、いろいろと言い訳をします。言い訳はよくないことだという感覚が無く、すべきことだと考えているのが特徴です。恋愛になったときには、言い訳をきちんと聞く、言い訳したことを責めない、など付き合い方には工夫が必要です。
逆に、大きなミスや、とんでもない失敗などは簡単に認めるところがあります。非を認めて「こうなったら仕方がない。がんばろう」とあまりくよくよせずにすぐに切り替えます。
5.外国へ出稼ぎに行く
ルーマニアは賃金が低い国です。労働者の賃金は先進国の5分の一程度と言われています。そのため、上昇志向の強い人は外国へ出ます。言語の習得も得意な人が多く、イタリア語、スペイン語などであれば数か月でマスターします。
「賃金の低い国の人が外国へ出稼ぎへ行く」というと底辺の労働者が肉体労働のために行く、というイメージがありますが、ルーマニアの場合はもっとも優秀な層もキャリアアップのために海外へ出ようとします。
6.人情を大切にする
ルーマニア人は他の欧米諸国のように個人主義的な考え方をしません。「家」を大切にし、「義理」や「人情」を考えながら行動します。「正しいとは思うが、気持ちの問題もあるじゃないか」というような言い方をしても分かってくれない国柄は多いのですが、ルーマニア人は理解してくれます。
オランダ人は個人主義で合理的だとされています。サバサバ系が好みの人はオランダ人と相性がいいかもしれません。オランダ人の性格の特徴についてまとめてありますので参考にしてください。
7.ぶっきらぼうな所もある
ルーマニア人はぼそぼそと話して真面目な雰囲気を持ちつつも基本的にはフレンドリーなのですが、時折ぶっきらぼうな面も見せます。「好きです」「綺麗だ」と細やかに愛情を伝えてくれていたかと思うと、「うるさいな、分かってるはずだ」と投げ出したりします。
ルーマニア人は男女とも、ラテン系の血とロシア系の血が混じったような、アンビバレントな性格をしています。真面目に見えるけれど時間にはルーズで、情熱的だけれど時々ぶっきらぼうです。理解しにくい性格なのが特徴です。
ルーマニア人女性の性格は？
1.家族を大切にする
ルーマニア人は他の欧米諸国に比べて家族の絆が強いです。社交のために家族とうまく行っているように振る舞う、というのではなく、家族が何よりも大切だから大事にする、という意識を持っています。
2.レディーファーストな扱いを受けるのに慣れている
ルーマニア人男性はレディーファーストな振る舞いをする習慣があります。このため、ルーマニア人女性は男性にドアを開けてもらったりコートを着せかけてもらったりするのに慣れています。ごく自然に受け入れさりげなくお礼を言います。レディーファーストな振る舞いを受けた時はルーマニア人女性をお手本にしましょう。
3.小悪魔的な魅力がある
ルーマニア人は男女ともに、性格に不思議な二面性があります。真面目な雰囲気を漂わせつつも言う言葉は陽気で情熱的、言い訳ばかりするから細かいのかと思ったら時間にはルーズです。
日本人には「よく分からないものを愛する」という習慣があります。和歌で後朝に「貴方のことはすべて分かった」と歌われたら「だからもう会う必要はない」という意味です。日本人はよく分からない相手が素敵だと感じる国民性を持っていると言えます。
ルーマニア人は非常に分かりにくい性格です。愛国家ですが国外に出たがり、西洋人らしい合理性を追求すべきだという考えを持っていながらも「家」や「建前」を大切にするようなところもあります。恋愛となると、日本人の目にはそういう部分が魅力的に映るかもしれません。
4.初対面の相手とはあまり話さない
あまり積極的に話しかけてくることはありません。しかし、知らない人ばかりの場所へ出て来ること自体は嫌っていません。何度か会うと急にフレンドリーになります。
5.情が深い
ルーマニア人は合理性だけでものごとを判断しません。「本当はこうすべきだけど、貴方の気持ちがあるから。そちらを尊重するわ」というような所があります。
6.親日家が多い
しかし、ルーマニア人にはアジア蔑視の傾向もあります。ルーマニア人との付き合い方のコツは初めに日本人だと名乗る事です。出稼ぎ先での商売敵だからか、中国人を嫌う人が多いのです。彼らは日本人と中国人を見分けられません。日本人だと分かると態度がやわらぎます。
7.美女が多い
ハーフの顔は美しいことが多いです。ルーマニアはラテン系ですがロシアの血も入っています。色々な人種の血が混じっているので、整った綺麗な顔をしている人が多いです。
