駒形どぜう・浅草本店のメニュー
「おしながき」の内容は、「どぜう」「お食事」「お料理」「定食」。「どぜう」の単品アイテムの「どぜうなべ」と「柳川なべ」が目立っています。これらは定食にすることも可能です。
どじょうのほかにも、「くじらなべ」をはじめとする、くじらのメニューも充実しています。ちなみに「どぜうなべ」はどじょうのみの鍋で、「柳川なべ」は、それを卵とじにした鍋です。
どぜうなべ(2,050円)
どじょうが敷き詰められた丸鍋、割下、ネギのみです。丸鍋には、どじょうが12匹ほど敷き詰められています。どじょうはすでに下ごしらえがされており、味噌風味のダシで一度煮て、それを割下の鍋で煮込みます。割下は甘いです。テーブルには山椒と七味が置かれているので、随時使用して、好みの食べ方で食べ進めます。
どじょうはかなり柔らかく、箸でつかむと崩れるほど。それを骨ごと食べます。臭みなどは一切なく、ネガティブな風味はしませんでした。しかしながら、どじょうの風味というのも特に感じませんでした。例えばうなぎなら確実にうなぎの味がしますが、そういうレベルでどじょうを感じることはありませんでした。そういう意味で、とても食べやすいです。
後半はどじょうがどんどんつぶれていくので、丸鍋の上でペーストのような状態になります(食べ方にもよると思いますが)。ネギや山椒などを加えていくともんじゃやきのようになるので、食べ方に幅が出て面白かったです。どぜうなべは、食感が面白い料理なのかもしれません。げてものでは決してないです。
余談:どぜう鍋の種類
どじょうを鍋で煮た料理の名称は「どぜう鍋」となっているのですが、どぜう鍋にはおおきく3種類あると言われています。丸鍋、ぬき鍋、柳川鍋です。
「丸鍋」は、どじょうを開かず丸ごと調理した鍋です(駒形どぜう・浅草本店のどぜうなべのどじょうは内臓が除去されています)。ぬき鍋はどじょうとごぼうの鍋で、柳川鍋はそれらを卵とじにしたものです。参考にしてみてください。
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