石垣島の繁華街から離れた小高い丘にある【ミルミル本舗 本店】は、ロケーションが素敵!沖縄ならではの素材を使ったジェラートはもちろん美味しいのですが、ハンバーガーもぜひ!肉厚なパテはとってもジューシー。ジェラートとセットメニューもあります。
【ミルミル本舗 本店】は「いもり牧場」直営
石垣島では、食べる 石垣牛 の生産は盛んです。今でこそブランド化されましたが、昔から石垣島で育った仔牛は、素牛(もとうし)として全国に出荷されており、それが現在、有名なブランド牛の「元」となっています。
でも、「肉牛を育てる牧場」と比べて、「乳牛を育てる牧場」は少ないんだそう。そんな中でも、頑張っている酪農家が「伊盛(いもり)牧場」です。
「八重山諸島のみんなには石垣島産の牛乳を飲んで欲しい!」と地産地消に励んでいらっしゃいます。さらに、石垣産の牛乳の付加価値を高めよう!ということで2010年に、ジェラート屋さんの 【ミルミル本舗】を開業されました。
地元愛あふれるお店
伊盛牧場さん曰く、「島のみんなと良い関係を築きながら、地元に愛される事業にしたい」とのこと。だから、【ミルミル本舗】では、伊盛牧場の乳牛のミルクだけではなく、黒糖、紅イモ、フルーツなど、 “規格外” で出荷ができず困っている地元の農家さんから素材を仕入れ、沖縄ならではのジェラ ート(単品360円)を提供しています。
また、開業当初はジェラートだけでしたが、いまでは、ジャム、乳牛を利用した石垣牛ハンバーグなどの牛肉加工品なども取り扱い、地産地消にこだわった商品を販売しています。
大草原と大海原が見渡せるパノラマが絶景
さて、そんな【ミルミル本舗】のジェラート、最近では「南ぬ島石垣空港」に支店ができたり、石垣島の各地でも 販売しているお店 があるので、わりと食べられる場所が多いかもしれませんが、お時間があれば、ぜひ「本店」 を訪れてみてください!
なぜかというと、本店の立地が、素晴らしいロケーションだからです。市街地から車でたった10分ほどの場所でこの絶景!
本店の目の前には牧草地のような広場と、その先にはエメラルドグリーンの海が広がっています。この辺りは周りを遮る高い建物は無く、少し小高い丘にあるため、開放感もいっぱい。
また、筆者が訪れたのはランチタイムだったのですが、石垣島の西に面しているので、夕陽が素晴らしいに違いありません。日没時刻になると訪れる方が増えるんだそう。
お店の中からも、その絶景を眺めることはできます。裏には2Fの屋上に上がる階段もあるので、そこから光景を眺めるのも良いです。
ちなみに、店内にはサイン色紙がいっぱい!有名人や取材陣もたくさん訪れていることが伺えます。
石垣牛を使ったボリューム満点なハンバーグ
さて、そんなジェラート屋さんで、あえてオススメしたいのが ミルミルバーガー!ジェラートだけではなく、ハンバーガー、タコライス、牛丼、カレーといった軽食もありますが、ハンバーガーが半端なく旨い!
単品に+580円 で、ジェラート(単品360円)とドリンク(単品300円)がセット、これはかなりお得です。
筆者が頼んだのは、人気NO.1という ミルミルチーズバーガー(単品670円)の、セット1,250円です。缶のオリオンビールも500円で販売しています。330mlではなく500ml!
紙袋を開けると、肉厚なパテがババーン!と目に入ります。なんと 250g もあるんだそう。お肉が大き過ぎて、チーズが見えません(笑)。
この分厚さですが、パテのお肉は程よい荒さでとってもジューシー、玉ねぎもいっぱい入っています。お肉の美味しさを引き立てるため、塩胡椒も控えめな感じ。もちろんソースもありませんが、とっても美味しい!
バンズもこだわっているのでしょうか、少し焼き目が入っていて香ばしく柔らかく、肉汁を吸ってより美味しくなります。本格的なハンバーガーでお腹も心も満足するはず。
なお、セットの場合は、食事が出されるときに「ジェラート引換券」をいただけるので、食後に改めてジェラートを頼みに行く、という流れになります。