7月も終わりにさしかかり、いよいよ夏本番!日本も韓国も蒸し暑い日が続きますが、そんな夏にぴったりの、涼しくなれる韓国映画をご紹介します。 今回は韓国サスペンス映画から、思わず「背筋がゾクッ」としてしまう傑作3作品を厳選。途中の息をつかせぬ展開も見どころです。

※記事内のジャケット・場面写真はすべて提供によるものです。

オールド・ボーイ

15年間にもわたる監禁の理由とは?復讐の執念にゾクッ

背筋がゾクッとする韓国映画3選
(画像=監禁後に出会ったミド(カン・ヘジョン)と復讐相手を突き止めようとするデス、『韓国旅行コネスト』より引用)
背筋がゾクッとする韓国映画3選
(画像=デスとミドはお互いに惹かれていくが…、『韓国旅行コネスト』より引用)

ごく平凡なサラリーマン、オ・デス(チェ・ミンシク)は、ある雨の夜、帰宅途中に突然何者かに拉致され、そのままわけもわからず監禁される。

背筋がゾクッとする韓国映画3選
(画像=復讐相手を追い詰めるが、そこには思いもよらない結末が…、『韓国旅行コネスト』より引用)

窓のない監禁部屋で孤独な日々を送るデスだったが、ある日備え付けのテレビから流れるニュースで、自分の妻が惨殺されたことを知る。極限の精神状態の中で、デスは復讐のために肉体トレーニングを開始するのだった。

そうして15年間がたったある日、デスはかつて拉致された場所で突然、理由も明かされず解放される。

デスは、監禁されていた間に毎日食べさせられていた出前の餃子の味からその店をつきとめ、監禁場所を割り出し、自分を監禁していた相手に復讐を果たそうとするのだが…。

ゾクッとポイント

1.15年もの間、デスを監禁し続けていたイ・ウジン(ユ・ジテ)。ついに居場所を突き止められ、復讐心に燃えるデスと対面しても、青白く冷静沈着さを崩さない顔はまるで能面のよう。 再会の場でデスに謎をかけ、デスが謎を解けば自分が死に、解けなければデスが死ぬという恐ろしいゲームを提案する。

2.ウジンが提案した謎のゲームの答えにたどり着いたデス。その答えが明らかになったとき、デスは自分が監禁されていた理由と、ウジンが自分に仕掛けた本当の復讐の目的を知る。

殺人の追憶

緊迫シーンの連続!最後に訪れる背筋が凍る瞬間とは?

背筋がゾクッとする韓国映画3選
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

1986年から1991年にかけて、韓国の京畿道(キョンギド)華城(ファソン)郡で実際に起き、迷宮入りした「華城連続殺人事件」をモチーフにした映画。

平和な田舎町で、立て続けに女性を狙った連続殺人事件が起こる。

事件を担当した地元の熱血刑事パク・トゥマン(ソン・ガンホ)と、ソウルからやってきたやり手刑事ソ・テユン(キム・サンギョン)が事件を担当するが、なかなか核心をつかめない。 その様子をあざ笑うかのように次々と殺人が起こり、捜査は混迷を深めていく。

火と水のようだった2人の刑事の息が合い始め、ようやく決定的な証拠をつかんで犯人を追い詰めたと思った矢先…。

ゾクッとポイント

背筋がゾクッとする韓国映画3選
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

1.連続殺人事件の共通点は、「雨の降る夜、ラジオで何者かが「憂鬱な手紙」という古い歌をリクエストし、赤い服を着た女性が襲われる」ということ。犯人の執拗なこだわりにゾクッ。

2.数年後、事件を担当していたトゥマンは刑事をやめ、農村からソウルに引っ越し平和な日々を送っていた。 ある日トゥマンは、所用で昔住んでいた村を再び訪れ、事件現場となった用水路に立ち寄る。そして、そこで遊んでいた幼い子どもから、言葉を失うしかない事実を告げられるのだった…。

母なる証明

息子を救うために、母の愛が暴走する

背筋がゾクッとする韓国映画3選
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

韓方薬(ハニャッ)の販売と鍼治療で生計を立てている母(キム・ヘジャ)は、知的障がいを持つ息子トジュン(ウォンビン)と二人暮らし。

30歳近いトジュンだが、行動はまるで幼い子どものようで、次々と小さな問題を起こす。そのたび、母は息子をかばうために走り回っていた。

ある日、近所に住む女子高生アジュンが何者かに殺され、トジュンがその容疑者として取り調べられる。必死に無実を訴えるトジュン。

母は息子を救うために、真犯人を捜そうとひとり奔走するのだが、事件は二転三転し思いもよらない方向へ向かい…。

ゾクッとポイント

背筋がゾクッとする韓国映画3選
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

1.事件の真相を追ううちに、母は自分が知らなかったトジュンの一面を垣間見る。

留置場の面会室で、透明なアクリル板越しに母と話をするトジュンの、小鹿のように純粋な瞳の奥にある得体のしれない光にゾクッ。

背筋がゾクッとする韓国映画3選
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

2.息子の無実を晴らすために、どんどんエスカレートしていく母の行動。

証拠を探して他人の家に忍び込み、挙句の果てには犯罪にまで手を染めてしまう。

ラストシーンの草原で舞う母の姿には狂気すら感じ、もはや絶句するしかない。

[番外篇]哭声

2016年のカンヌ国際映画祭で高評価!

背筋がゾクッとする韓国映画3選
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

平和な田舎町に、よそ者の日本人(國村隼)がやって来てから次々と連続殺人事件が起こる。

警察は、キノコによる食中毒のせいでおかしくなった加害者が起こした事件とする一方で、町ではよそ者による呪いではないかという噂が徐々に広がっていく。

事件を担当していた警察官ジョング(クァク・ドウォン)は、自分の娘がよそ者の日本人と接触し、事件の加害者と似たような症状が現れだすのを目の当たりにして、お祓いをしようとシャーマンのイルグァン(ファン・ジョンミン)を呼び出すが、娘の症状は一向によくならない。

ジョングは日本人を町から追い出すことを決意し、仲間と一緒に武装して日本人の元に向かうが…。

ゾクッとポイント

様子がおかしくなってしまった娘が寝ている間に、娘の身体を調べるジョング。その最中に目覚めた娘は、恐ろしい形相でジョングに食ってかかる。完全に正気を失った娘の表情と叫び声はトラウマ級。

提供・韓国旅行コネスト

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