心を開き“甘えん坊”に大変身
マナくんの警戒心はなかなか薄れず。おうちに迎えてから数か月間は逃げ回っていましたが、コンドリア水戸さんはたとえずっと懐かなくても愛情を持ってお世話していこうと奥さんと話していました。
そんな温かい気持ちが伝わったのか、マナくんは次第に心を開いてくれ、無防備ポーズをたくさん見せてくれる甘えん坊さんに変身します。
しかし、今でも見知らぬ人は苦手で、来客があると脱兎の如く逃げ、隠れるのだとか。
ちなみに掃除機も大の苦手。けれど、臆病であるからこそ、マナくんは観察力が優れており、時にはあっと驚く行動を見せることもありました。
「他の猫が何かかわいい行動をして褒められたり喜ばれたりしていると、すぐにそれを真似して褒められようとします」
マナくんならではの知的な「ボクを見てアピール」。それを目にするたび、コンドリア水戸さんの心はとろけています。
同居猫たちの“かすがい”のような存在に
マナくんは現在ボスくん、なだちゃん、ことくんという3匹の仲間と生活しています。
ボスくんは自宅の庭に来ていた地域猫。なだちゃんとことくんは、同じ保護団体さんからお迎えした子です。シェルター時代から猫好きだったマナくんはどの子とも仲が良く、「猫たちのかすがい」のような存在になってくれています。
例えば、一番年下のことくんはマナくんにくっつき、喉を鳴らしながら寝るのが大好き。