加藤登紀子(歌手)
号泣しました、何年分も。私達の時代の罪深さに。水俣の地元の人たちの抑制された表情も、起こったことの酷さも、ものすごく伝わってきます。坂本龍一さんの音楽が素晴らしい!
宇垣美里(フリーアナウンサー)
傷だらけになりながらも魂をかけて撮影されたユージンの写真には水俣病患者とその家族の悲しみ、怒り、愛が克明に 焼き映されていた強いものが 弱いものを痛めつけてる その構造は四十数年経った今も何一つ変わっていない
田口ランディ(作家/「水俣 天地への祈り」)
水俣病事件を通して、世界中で起きている公害問題、環境汚染問題に光を当てる問題作。国を超え共に人類の行く末を考えていこう、という、ジョニー・デップのメッセージを受け取った。コロナ時代の指針となる映画だ。
斎藤幸平(経済思想家)
経済か、命か。命と自然を犠牲にしても利潤を貪る資本主義の暴力性に立ち向かったのは、草の根の市民運動だった。公害史は資本主義の暗黒史であり、絶望的状況を前にした懸命の市民運動の歴史でもある。だからこそ、「社会は変わらない」と嘆く前に、誰もが「Minamata」を学ばなければならないのだ。
磯野真穂(人類学者)
「なかったこと」にすれば、明日はとりあえず穏やかかもしれない。でも「なかったこと」にしなければ未来に希望が灯るかもしれない。これは「なかったこと」にすることを拒んだ人たちの壮絶な戦いの軌跡だ。写真は撮られる者だけでなく、撮る者の魂すら奪う。だから、本気で撮れ。そう言い放つユージンの魂をこの映画から感じて欲しい。
岩波友紀(写真家/2020 年ユージン・スミス賞受賞)
公害問題と同時に、傷を負い続けたひとりの写真家の物語。たった 1 枚の写真が、どれほどの時間と葛藤を費やして生まれたか。撮る人と撮られる人の関係を泥臭くも美しく、そして激しい水俣の事象が静かに描かれているからこそ、心に突き刺さってくるのです。
製作:ジョニー・デップ
監督:アンドリュー・レヴィタス
脚本:デヴィッド・ケスラー
音楽:坂本龍一
原案:写真集「MINAMATA」W.ユージン・スミス、アイリーン M.スミス(著)
出演:ジョニー・デップ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子 and ビル・ナイ
作品コピーライト:© 2020 MINAMATA FILM, LLC
提供:ニューセレクト株式会社、カルチュア・パブリッシャーズ、ロングライド
配給:ロングライド、アルバトロス・フィルム
2020 年/アメリカ/英語・日本語/115 分/1.85 ビスタ/カラー/5.1ch/
原題:MINAMATA/日本語字幕:髙内朝子
提供・tvgroove
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