少子高齢化が進む日本。2015 年に比べると、総人口も 86 万8千人減少(0.7%減)しています。では人口の減少率が高い県はどこでしょうか。国勢調査の結果から人口減少率の高い県をみていきます。

減少率1位秋田県:6.2%減

人口減少率が最も高いのは秋田県でした。6万3,006人減、6.2%減となっています。自然減少に加え、進学により県外に移動し、そのまま就職する人が多いことが一因のようです。

人口減少に歯止めをかけるために、県内に就職する人に対し奨学金の返還金助成制度の創設を行ったり、保育料・医療費の助成制度を充実するといったように子育て支援にも力を入れています。

減少率2位岩手県:5.3%減

6万8,388人減、5.3%減でした。岩手県の人口は1997年以降減少し続けています。自然減に加えて、若年女性の減少、未婚・晩婚化、出生率の低下が原因と考えられています。

減少率同率2位青森県:5.3%減

6万9,535人減、5.3%減でした。2001年を境に減少に転じています。1位2位同様、県外への流出、出生数の低下などが人口減の原因と考えられます。2003年に死亡者数が出生者数を上回っています。