あなたはもうワクチン接種は終えましたか?

 副反応の出方は人それぞれですが、なかには大きく出た場合に備えて2〜3日寝込めるように準備してから接種に挑む人もいるようです。  

今回は“きっと副反応は軽く済むだろう”と思い込んでいた女性のエピソードをご紹介しましょう。

熱もないし“楽勝だな”と思っていた

「私は杉並区在住なのですが、ワクチン予約開始日に区のホームページにアクセスして予約しようとしたら、何度チャレンジしても近所の施設の予約枠が次々と消えていってしまいアセりました」

 これはまずい、もう近所じゃなくてもどこでもいいやと気持ちを切り替えたE理さん(41歳・会社員・独身)は…。

「とにかく“空きあり”の緑色のアイコンを見つけるとすぐに押し、あわてて接種時間もいつでもいいので予約確定して、何とか1回目だけですが枠を確保する事が出来たんですよ」

 そして最近やっと接種日を迎えて、電車で30分かかる全く知らない施設に行ってきたそう。

「感染者も増えていますし、近頃全く遊びに行っていなかったので、これが久々の遠出でした。ワクチン接種自体は非常にスムーズで、ほとんど痛くもなくあっという間に終わりましたね」

 何事もなく帰宅したE理さん。すると21時頃からワクチンを打った左腕が痛くなってきました。

「あ、これが副反応ってやつだと思いました。ですが熱も出ないし楽勝だなと思っていたのですが…」

職場の後輩男子に副反応のグチをこぼすと…

ワクチン副反応で恋がめばえた!後輩男子からの「冷えピタ」で意外な展開に
(画像=『女子SPA!』より引用)

 翌朝、腕の痛みで目が覚めたE理さんは微熱があり、倦怠感で冷蔵庫まで行って水を飲むのも辛かったそう。

「ヤバいなと思いました。お水や食料の買い置きはそこそこありましたが、料理する元気が出なくて…すぐに食べられる物を買っておくんだったと後悔しましたね」

 ネットスーパーやデリバリーを注文しようかと思いましたが、そんな手間すらだるくてベッドでダラダラ過ごしてると、職場の後輩のNくん(28歳)からLINEがきました。

「私は今年の頭からBTSにハマっていて。最近NくんもBTSが気になるというので、オススメ動画を送ったりして沼に引きずりこんでやろうと思っていました。そんなこんなでLINEでひんぱんにやり取りするようになったんです」

 Nくんに、副反応が思っていたよりキツくてベッドから出られないでいる、と何となく愚痴ってみると…。

「『僕は冷えピタを貼ったら腕の痛みが緩和(かんわ)したので、よかったら届けに行きましょうか?すぐ食べられる物も買っていきますよ』と返信がきて。え、そこまで親しいわけでもないのに優しいなと思いました」