東京都内の小学生は中学受験をする割合が比較的高いことで知られています。実際にどんな学校に人気が集まっているのでしょうか。この記事では、ダイヤモンド社による人気ランキングをもとに解説します。

私立中学志望者が増加中!

東京23区内では、私立中学校に進学する子どもが年々増えています。特に進学率が高いのは文京区、港区、中央区、目黒区、世田谷区などで、2020年に公立小学校を卒業した子どものうち18.4%が私立中学校に進学しています。

東京の私立中学志願者数ランキング

2021年の都内にある私立中学の人気ランキングのうち、一位は広尾学園小石川中学校で、志願者数は3,801人でした。

入試の選考方式はさまざまですが、志願倍率は10~20倍となることが一般的です。しかしなかには80倍を超える場合もある非常に狭き門なのです。

学校名 参考偏差値 志願者数(人) 志願倍率 所在地
1位 広尾学園小石川 60~68 3,801 4.6~84.0 文京区本駒込
2位 東京都市大学付属 62~71 3,534 9.1~30.5 世田谷区成城
3位 広尾学園 66~75 3,494 8.6~26.3 港区南麻布
4位 日本大学豊山 53~61 3,012 5.2~28.1 文京区大塚
5位 開智日本橋学園 61~69 3,010 13.0~29.5 中央区日本橋
※偏差値は塾ごとに異なります。ここでは首都圏模試センターの数字を使用しています。

都内の私立中学上位校の偏差値はどうなっている?

偏差値とはある試験を受けた人をグループとしてみた場合に、自分がどれくらいの順位にいるかを表す数値です。

例えば1,000人の受験者がいた場合の偏差値は以下のようになります。
・偏差値80:上位1.3位以内
・偏差値70:上位22.8位以内
・偏差値60:上位158.7位以内
・偏差値50:上位500.0位以内

志願者が多い私立中学でみると、必ずしも成績上位層だけが私立中学を受験しているわけではないようです。一方、偏差値の高い私立中学校の場合、そもそも成績上位者が志願しているため、さらに争いは厳しくなります。

参考までに偏差値の高い中学校をご紹介しましょう。
筑波大学附属駒場:78、開成:78、桜蔭:77、麻布:76、早稲田:74~75

いずれも有名私立中学です。

都内の人気私立中学は狭き門!

都内の人気のある私立中学は毎年何千人もの小学生が受験しています。学校の良さは人気や偏差値だけではないものの、競争率の高さには驚かされる限りです。

文・鈴木郁恵

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