日光や那須などの観光地を擁する栃木県は、豊かな自然に恵まれており、まさに絶景と言われるスポットが多くあります。”日本三名爆”のひとつ「華厳の滝」など自然が生み出す絶景や、『世界の夢の旅先10か所』で日本から唯一選ばれた「あしかがフラワーパーク」など、栃木県の絶景スポットをご紹介しています。
【1】あしかがフラワーパーク
2014年にアメリカCNNテレビによる『世界の夢の旅先10か所』で、日本から唯一選ばれました。またシンボルツリーである600畳の大藤棚が映画『アバター』に出てくる魂の木のようだと話題になり、世界から人気を集めているスポットです。
大藤の見頃は4月中旬〜5月中旬。『ふじのはな物語』開催期間中は、夜のライトアップも楽しめ、昼間とは違った妖艶な藤の姿を見ることができます。
また、白藤の滝のリフレクションも絶景だと人気です。そのほか10月下旬〜2月上旬には幻想的なイルミネーションを楽しめ、夜景コンベンションビューロー認定の”関東三大イルミネーション”に選ばれています。
【2】市貝町芝ざくら公園
栃木県の春の絶景スポットとして有名な「市貝町芝ざくら公園」。18,000㎡の緩やかな斜面に、赤やピンク、紫、白の4色の芝桜が約20万本植えられています。見頃は例年4月中旬から5月上旬にかけてで、見頃にあわせて公園が開園となります。展望台からは、この地域を源流とする小貝川の流れをイメージした芝桜の絶景を楽しむことができ、また、毎年開園の時期には「市貝町芝ざくらまつり」も開催されます。
【3】スッカン沢&雄飛の滝
場所によって青白くみえる水はスッカンブルーと呼ばれ、その美しさが人気の「スッカン沢」。名前の由来は、まさにこの青白くみえる水にあります。青白く見える理由は、高原山のカルデラ跡を水源とし、鉱物や炭酸等の火山の成分が多く含まれる水が流れているためで、この水が辛くて飲めないことから「酢辛い沢」と呼ばれていました。それが現在の「スッカン沢」になったそう。
沢沿いの遊歩道を歩けば、次に紹介する「雄飛の滝」をはじめ複数の滝を見ることができます。また、1月~2月には氷瀑を鑑賞することができることでも知られています。
スッカン沢のなかでも絶景スポットとして人気なのが「雄飛の滝(ゆうひのたき)」です。渓谷最大の滝で、家入レオさんのMV撮影が行われた場所でもあります。この滝は美しい光芒(一筋の光)が見られ、写真家に人気のスポットです。
【4】竜頭の滝
「華厳滝」と「湯滝」と並ぶ奥日光三名瀑のひとつ。210mもの高さを誇るこの滝は、滝壺の近くが大きな岩によってふたつに分かれており、これが龍の角(頭)のようだとして「竜頭の滝」と名づけられました。
そんな「竜頭の滝」は、春にはトウゴクミツバツツジが咲くことで知られています。流れる滝にそって、華やかなピンク色のつつじが咲く風景は、この時期(例年5月下旬から6月上旬ごろ)しか見られない絶景です。
【5】華厳ノ滝
和歌山県の「那智の滝」、茨城県の「袋田の滝」と並ぶ ”日本三名爆”のひとつ。48もの滝があると言われる日光周辺で最もよく知られている滝で、高さ97mの岸壁を一気に落下する様は壮大。滝壺の近くにある観瀑台(かんばくだい)までエレベーター(有料)で行けるので、ぜひ近くでこの迫力を感じてみてくださいね。
【6】湯西川温泉 かまくら祭り
『日本夜景遺産』に認定された、湯西川温泉で毎年1月下旬から3月初め頃まで開催されるお祭りです。複数ある会場のうち、沢口河川敷の会場に並ぶ1,000個ものミニかまくらがとくに絶景!これらはボランディアによりつくられたもので、夜にはぼんやりとしたあかりが灯り、寒い冬を忘れさせてくれるような幻想的な空間に包まれます。
【7】那須八幡のツツジ群落
環境省が選考する『かおり風景100選』にも選ばれた絶景スポット。23ヘクタールの敷地に20万本のツツジが咲き誇り、見頃を迎える5月下旬ごろにはあたり一帯が真っ赤に染まります。散策路が整備されているため、ツツジのいい香りを間近に感じることもできます。また随所にある展望台からの眺めは、まるで真っ赤な絨毯。