カコジョを見抜けるレベルにまできた
――SNSのプロフィールでは、自身が男性であることを隠すことなく書いていますね。
在宅のアーマー「フォロワーさんを騙すことにもなりますし、女性と偽ってSNSをやることになんのメリットもないので、最初にきちんと男性であることは説明するようにしています。あと、自分だけかもしれませんが、毎日加工をしていると、カコジョ(加工女装)が見抜けるようになってくるんです」
――というと?
在宅のアーマー「この加工された女性の写真、元は男だな?と。男性が女子に加工した写真って、どこかしら痕跡が残っているんですよね。だから、どうせ嘘ついてもいつか男であることはバレると思って、プロフィールにも男ですって書いてます」
――いや、この加工レベルだとバレないと思います。笑
在宅のアーマー「本当ですか?ありがとうございます。笑」
かわいくなった自分を褒められると嬉しい
――奥様やお子さんはご存知ですか?
在宅のアーマー「特に隠してもいないのですが、特に言う必要もないので言っていないです。まさか自分の夫・父親のSNSがこんなことになっているとは想像もしていないと思います」
――ご自身の加工した姿を見てどう思いますか。
在宅のアーマー「純粋にかわいいと思います。他人から褒められるのも嬉しいですね。加工してかわいくなった自分にうれしいという気持ちもありますが、加工技術が褒められた嬉しさも大きいです。加工には自分なりのこだわりがあるので、やりがいを感じます」
こだわりは「無料でできる範囲でやる!」
在宅のアーマー「僕は50代男性なので、かなり加工しないと若い女性にならないのですが、逆に加工しすぎると目が異常に大きくなったり、顎がとがりすぎたりと人形のような顔になるんです。そうすると不自然な顔になってしまうので、そのあたりの匙加減は大事にしています。あとは無料でできる範囲でやる!というこだわりですね」
――え、この加工は無料でできるんですか?
在宅のアーマー「お金をかけると、髪型ひとつでもたくさんのバリエーションの中から選べるんですけど、そこはあえて無料の範囲内で楽しむと決めています。自分の加工技術だけでどこまで自分を綺麗にできるか、というところも楽しいです」
――加工に対して、どのようなこだわりがありますか?
男性から卑猥な写真が送られてきたことも
――女性に加工して、気づいたことなどありますか?
在宅のアーマー「男性であることはプロフィールに書いてあるので、国内の人はちゃんと理解してくれているんですけど、海外の男性からナンパメッセージがたくさんくるようになりました
――どのようなメッセージがくるんですか?
在宅のアーマー「かわいいね、どこ住んでるの?いくつ?などです。ナンパの誘い方って、世界共通なんだなって、気づきました」
――すごい学びですね。笑
在宅アーマー「それくらいならまだかわいいですが、中には何度も連絡をしてきたり、卑猥な写真を送ってくる人もいます。インスタグラムだとビデオチャットもきますね。たまにビデオチャットに出て、日本語でまくしたてます」
――ビデオチャットしてきた人も、驚きですね。
在宅のアーマー「僕の場合は男性なので、卑猥な写真を見てもそこまでダメージはないのですが、女性はSNSに写真をあげるとこんなリスクにさらされるんだと、いたたまれない気持ちになりますね」