マンションには、大きくファミリータイプとワンルームの2種類あり、ニーズによって特性が異なります。そのどちらにも一長一短があるため、どちらが優れているとは言い切れません。では、ファミリータイプとワンルームにはどのような違いがあるのでしょうか。本稿では、それぞれの違いおよび、メリットやデメリットなどについて解説します。
マンションには2種類のタイプがある
マンションについて、いろいろな物件を見てみると、まずファミリータイプとワンルームの2つのタイプがあることが目につきます。ファミリータイプとワンルームとでは一見すると広さが違うだけのように思えますが、実際には面積や間取りの違いだけでなく、周辺施設も含めて押さえておくべきポイントが異なります。
例えばワンルームであれば単身者が生活することが基本となります。このため、通学先や勤め先とのアクセスの良い立地が求められます。
一方、ファミリータイプの場合、配偶者はもちろんですが、子どもについても考えられています。例えば子どもが通うであろう保育園や学校などの施設などへの導線やアクセスなども考慮されています。
加えて主婦(主夫)の生活圏の範囲にも目配りがされていることがファミリータイプとしては望ましいとされています。このようにファミリータイプとワンルームでは立地だけでもここまでコンセプトが異なります。
ファミリータイプとワンルームはどう違う?
では、具体的にファミリータイプとワンルームではどのように違うのでしょうか。
間取りの違い
ファミリータイプとワンルームでは間取りが異なります。ファミリータイプは家族で住むことを想定し設計されています。夫婦と子どもの生活を想定しているので、当然、間取りも広くなっているのが特徴です。おおむね3DK以上になっているものが多く、またリビングも広めに取られています。一方、ワンルームは単身者を想定しているため、ファミリータイプと比べると狭いです。