新型コロナウイルス感染拡大防止で、不要不急の外出自粛が要請されるなか、オンライン面接を実施する企業も増えてきました。
これまで対面で行っていた面接を、オンラインで行うにあたり、
「オンライン面接って本当に実施されているの?オンラインでちゃんと自分のことがわかってもらえる?」
「オンラインっていうだけでなんだか難しそう…」
「採用担当者は、オンライン面接についてどう思ってるの?」
と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、求人サイト『しゅふJOB』登録者を対象に、”オンライン面接”についてのアンケートを実施しました。
オンライン面接のメリット・デメリットについても理解して、ご自身の就活にも活用してみてくださいね。
アンケート調査!オンライン面接をしたことはある?
◇調査概要
・オンライン面接を受けたことがある…81.0%
・オンライン面接で「支障はなかった」…66.5%
・オンライン面接を経験した8割が「今後も活用したい」
・採用担当者は「面接設定がしづらい」
調査期間 2020年4月15日~4月22日
調査方法 インターネット調査
有効回答数 1074名
調査対象者 :求人サイト『しゅふJOB』登録者
•オンライン面接(テレビ電話面接/web面接)を受けたことがありますか?
◇オンライン面接(テレビ電話面接/web面接)を受けたことがありますか?
ある…19.0%
ない…81.0%
オンライン面接の利用はまだまだ少ないようです。
オンライン上で面接を行う上での不安点として、
「パソコン操作などにてこずって、面接が受けられなかったらどうしよう」
「パソコン越しに面接をすると、音声や画像のトラブルがあるのでは?」
という声も聞こえてきます。そこで、既にオンライン面接をした、という方に追加で「何か支障があったか」を聞いてみました。
•オンライン面接をする際に、何か支障を感じましたか?
◇オンライン面接をする際に、何か支障を感じましたか?
支障があった…33.5%
問題なく行えた…66.5%
半数以上の人は「問題なく行えた」と回答がありました。
それぞれフリーコメントで意見を頂いたので、ご紹介します。
問題なく行えた意見
・以前からオンライン会議を利用している(慣れている)
・事前に使い方などを丁寧にレクチャーされていた
・実際お会いして話しているのと同じで顔を見て話せたので、特に不便や不都合を感じませんでした。それよりこの時期直接面談することに不安がありましたため、オンラインで受けられる柔軟性をありがたく感じました。
・支障はないが、何もない壁を探して廊下にした
・遅刻の心配もなく、緊張も和らいで面談しやすかった。
・移動時間を考えず、自宅でリラックスして面接に臨めた。
・特別に用意する物は特になく、手軽に出来た。交通費もかからない。移動時間もない。良いことしかなかった。
支障があった意見
・画像の乱れ、音声の時差。臨場感やその場の現場感のズレ。上手く会話のキャッチボールが続かない。
・画面の中で相手が複数だったため相手の顔がわかりづらく、全体の空気が読みづらかった。
・環境、操作に慣れず緊張して失敗した。
・カメラを見て話すのが難しい。相手の顔を見てしまう。
・(子供やペットなど)周囲の音がうるさく面接を受ける環境が整っていなかった。
オンライン面接に支障がなくスムーズに行えた人は、使い方を知っていたり、事前準備を行っていたようです。また、交通費や移動時間がかからない事をメリットに感じているようです。
反対に、支障があった人は、インターネット環境であるが故のトラブルがあったようです。
ネット回線が遅いと、タイムラグが発生しやすいためスムーズな会話のキャッチボールができず、相手の出方を伺ってお見合い状態になってしまうこともあります。
また、自宅で行うために背景に気を使ったり、子どもやペットなどの声に気を配る必要があります。
オンライン面接を経験した8割が「今後も活用したい」
オンライン面接者は今後の活用に肯定的な意見が多くありました。
◇オンライン面接を今後活用したいと思いますか?
オンライン面接経験がある人
・活用したいと思う…78.3%
・対面面接を希望 …21.7%
オンライン面接経験がない人
・活用したいと思う…79.5%
・活用したいと思わない…20.5%
オンライン面接を受けるときの3つのポイント
では、実際にオンライン面接を受けるとき、どのようなことに注意したらいいでしょうか?3つのポイントをご紹介します。
1.できるだけ静かな場所で通話する
2.できるだけ顔が明るく見えるように工夫する
3.ワントーン高い声で話すようにする
では、反対に採用担当者はオンライン面接についてどのように考えているのでしょうか。
採用担当者は「面接設定がしづらい」と実感
求人サイト『しゅふJOB』が全国のパート採用担当者153人に行った「採用活動におけるコロナ影響の調査」をご紹介します。
採用活動を継続する担当者の内、3割以上が「面接設定がしづらい」と回答。オンライン面接を実施している採用担当者は22%に留まりました。
オンライン面接を実施していない採用担当者からのコメントを見てみると、
•オンライン面接を実施していない理由
・直接、お会いして話したい
・社内整備が整っていない
・採用時期に余裕があるため、現状オンライン面接を行っておりませんが、現状がこのまま続いた場合は、オンライン面接を実施する予定です。
・オンライン面接に、まだ抵抗がある。
採用活動を行う企業側も、オンラインに不慣れであったり、オンラインで面接を行うことに不安を感じているようです。
まとめ
新型コロナウイルス感染症が広まるなか、お仕事探しや採用活動はオンライン化が進んでいます。
ただし「テレワーク」「オンライン面接」などの言葉の浸透よりも、実態として取り組めている企業や求職者の数はまだわずかのようです。
提供・しゅふJOBナビ
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