新型コロナ・デルタ株の脅威に、芸能界も影響を受けています。重症化して入院を余儀なくされるケースや、残念なことに亡くなってしまった人も。
そこで改めて注目を集めるのが、ワクチン接種に関する議論です。著名人の感染をきっかけに、賛成派と反対派がそれぞれの意見をぶつけ合う機会も増えました。
というわけで、最近のニュースから、振り返ってみましょう。
①千葉真一さん ワクチン未接種で感染、死亡
8月19日に亡くなった、日本を代表するアクション俳優の千葉真一さん。7月末に新型コロナに感染し、8月8日に入院。症状が改善することなく、亡くなってしまいました。
長年交流のある俳優、若山騎一郎によると、行きつけの中華料理店で会った際に、「俺は大丈夫だから打たない!」とワクチンを接種する予定はないと語っていたそう。
また、一部週刊誌報道は、六本木の店でワインを飲んでいた千葉さんに、「コロナが危ないから帰ろう」とうながした知人の話を紹介。しかし、千葉さんはそのままとどまり、それが最後になってしまったんだとか。
らしい、といえばらしい逝き方なのかもしれませんが、あまりにも悔やまれる最期でもあったようです。
②三遊亭多歌介さん 生前、反ワクチンを説いていた
8月27日に亡くなった、落語家の三遊亭多歌介さん。生前、ブログで「全く無意味なワクチン!!2回目接種で相当数の方々が感染者になってます、何より危険な物なのになんで接種をすすめるのかのお?」とか、「諸悪の根源はPCR検査!!」と自説を主張していました。
他にも、講演先で“コロナは単なる風邪”とか“笑いで免疫力を上げよう”なんてことも話していたそう。
そんな兄弟子の死を目の当たりにして、切々と語ったのが三遊亭鬼丸。「ワクチンを否定した兄さんがコロナで。」、「だから皆さんはワクチンを打ってください。色々反対派がいるのはわかりますが千葉真一さんも打たずに死んでますから。」とツイートし、やるせない気持ちを吐露していました。
情報があふれかえっているからこそ、不正確な情報に触れてしまう確率も増えてしまうのかもしれません。難しい問題ですね。