茨城に伝わる郷土料理をくわしく解説!茨城へ旅行に行ったら一度は食べてみたい、名物の食べ物・料理をまとめてご紹介します。旅行ツウのトラベルライターおすすめのお店情報もお見逃しなく!

【1】納豆料理

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(画像=tripnote.jp 舟納豆、トリップノートより引用)
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(画像=tripnote.jp 天狗納豆「わらっと納豆」の中身、トリップノートより引用)

茨城といえば納豆の名産地。スーパーでは定番の「おかめ納豆」や、創業60年を超える老舗の「舟納豆」、わらに包まれている「天狗納豆」など、納豆単体でも様々なブランドがありますが、焼き物や汁物など、納豆を利用した納豆料理のラインナップも幅広く存在します。

納豆料理のおすすめ店:納豆料理の店・てんまさ(水戸市)

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(画像=tripnote.jp 納豆御膳(1,500円)、トリップノートより引用)

夜は居酒屋となる「納豆料理の店・てんまさ」。ランチタイムには「納豆御膳」をはじめとした納豆料理をいただくことができます。

納豆御膳では、メインで納豆オムレツが頂けます。ピリッと辛めの味付けで、卵にくるまれた納豆がトロトロです。揚げ物は納豆大葉揚げで、大葉と大葉の間に納豆がぎっしり詰まっています。納豆汁、シラス納豆、いか納豆などほとんどすべてのメニューに納豆が使われている、納豆好きには嬉しい御膳です。

【2】そぼろ納豆

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(画像=PIXTA、トリップノートより引用)

上記で紹介した納豆料理の中でも、特に水戸の伝統料理として有名なのが、この「そぼろ納豆」。納豆と切り干し大根を混ぜ合わせ、発酵させたヘルシーな食品です。

納豆料理のおすすめ店:水戸天狗納豆本店(水戸市)

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(画像=tripnote.jp 茨城県の郷土料理「そぼろ納豆」、トリップノートより引用)

水戸駅近くに本店を置く老舗の納豆屋さん「水戸天狗納豆」では、大黒納豆やこだわり納豆など様々な種類の納豆が販売されており、そぼろ納豆もこちらで購入できます。

【3】しゃも料理

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(画像=PIXTA 奥久慈しゃものタタキ、トリップノートより引用)

茨城県大子町で育てられている「奥久慈しゃも」は、通常の鶏肉と一線を画すしっかりとした歯ごたえと、濃厚な旨味が特徴で、日本三大地鶏の一つにも数えられています。しゃも鍋にしたり、から揚げやタタキとして味わう他、しゃもラーメンなども有名です。

しゃも料理のおすすめ店:弥満喜(大子町)

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(画像=tripnote.jp、トリップノートより引用)

大子駅のメインストリートにあるこちらのお店は、地元の方もすすめる、しゃも料理の名店です。コース料理やお鍋もありますが、しゃものムネ肉とモモ肉を使った、奥久慈しゃも丼がおすすめ。他に手羽元、レバー、砂肝、ハツも加わる奥久慈しゃも丼・極みなどもあります。

【4】あんこう鍋(どぶ汁)

【茨城】郷土料理のおすすめ14選!茨城名物の食べ物特集
(画像=トリップノートより引用)

茨城の冬の味覚を代表する魚「あんこう」。見た目がグロテスクなのとは裏腹に、淡白な味で食べやすく、低カロリーでコラーゲンたっぷり。女性にも嬉しい食材です。冬の間は県内のいたるところで「あんこう鍋」を食べられ、県内にはあんこう鍋を提供するお店や宿が130以上もあると言われています。

また、あんこう鍋よりも強いコクや旨味が楽しめる料理が「どぶ汁」。元は漁師料理で、船の上で調理したため、野菜からでた水分だけで煮詰められているのが特徴です。クセが強いので、初めてあんこうを食べるなら「あんこう鍋」の方が無難かもしれません。

あんこう鍋のおすすめ店:山翠(水戸市)

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(画像=tripnote.jp 元祖あんこう鍋(1人前税込3,996円~)、トリップノートより引用)

元祖あんこう鍋のお店。人気の「あんこう鍋」(※10月上旬~4月下旬提供)は、特製の地味噌にあんこうの肝をすりこみ、炭火であぶった焼き味噌で味付けした一品です。あんこうの身や皮、肝など、7つの部位と野菜が入っており、あん肝の濃厚な風味がたまりません。

【5】常陸秋そば

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(画像=tripnote.jp 御手洗池/湧水茶屋 一休(ひとやすみ)八福そばの常陸秋そば、トリップノートより引用)

常陸秋そばは、茨城県の北部地域がルーツとなっているブランド品種です。芳醇な香りや、ほんのりとした甘さも感じられる豊かな味わいが特徴で、「玄そばの最高峰」とも言われています。常陸秋そばを使い、具だくさんのけんちん汁につけて食べる「けんちんそば」や「つけけんちんそば」は、地元に根付くソウルフードです。

常陸秋そばのおすすめ店:手打ちそば処 のざわ(笠間市)

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(画像=tripnote.jp 田舎蕎麦のため太麺でむっちりしている、トリップノートより引用)

稲田駅からも近くアクセスもしやすいお蕎麦屋さん「のざわ」。お座敷席が広々と用意されており、ゆったりした空間が魅力のお店です。田舎蕎麦のため麺は太く、もっちりとしており、蕎麦を挽いたあとの粒々感を舌で感じることができます。お蕎麦メニューのほか、定食系メニューも豊富に用意されており、稲田に来たら一度は食べておきたい絶品のお蕎麦屋さんです!

【6】ダチョウ料理

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(画像=tripnote.jp ダチョウの卵とジャガイモの大きさを比較した様子、トリップノートより引用)

茨城には全国にたった5か所しかないダチョウの屠畜(とちく)場の一つがあります。わざわざ遠い他県から屠畜のため、ダチョウを連れて茨城までやってくる農場の方もいるのだとか。また茨城県石岡市には「ダチョウ王国」と呼ばれる牧場があり、そちらは全国一のダチョウの飼育数を誇ると言われています。

ダチョウの肉は、牛豚鶏よりもカロリーは半分程度と低く、逆にたんぱく質が豊富。脂質も少なく、お肉独特のあぶらっこさや臭みがなく、食べやすいのが特徴です。

ダチョウ料理のおすすめ店:ボンジュール(かすみがうら市)

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(画像=tripnote.jp ダチョウのお刺身、トリップノートより引用)
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(画像=tripnote.jp ダチョウのフィレステーキ、トリップノートより引用)

1978年開店の老舗洋食店。店内は、昔ながらのレトロな落ち着いた雰囲気です。お店ではダチョウのお肉をお刺身で頂くことができます。赤身で脂質が少なく、食感は柔らかく、まるでお魚のお刺身を食べているような感覚です。

また火を通したダチョウ肉もその柔らかさが特徴で、レアで頂けます。ダチョウの部位のなかでも特に「フィレ(足の付け根部分)」が柔らかく、繊細なお肉として知られています。

【7】シラウオ料理

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(画像=tripnote.jp 生シラウオ、トリップノートより引用)
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(画像=tripnote.jp 釜揚げシラウオ、トリップノートより引用)

茨城には、滋賀の琵琶湖に次ぎ湖面積全国第2位を誇る湖「霞ケ浦(かすみがうら)」があります。その霞ヶ浦ではシラウオが獲れ、お刺身や釜揚げで頂きます。ちなみに「シラウオ」と「シラス」は別の生き物です。シラウオはもうそれ以上大きくならない成魚(人間でいえば大人)。一方シラスは、アユなどの稚魚(人間でいえば子供)を指します。

シラウオ料理のおすすめ店:かすみキッチン(かすみがうら市)

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(画像=tripnote.jp 季節限定生シラウオ丼、トリップノートより引用)

かすみがうら市交流センター内にある「かすみキッチン」は、席の目の前に霞ケ浦が広がるという贅沢なビュースポット。地産地消×ヘルシーをコンセプトにしており、新鮮素材にこだわっているレストランです。

釜揚げ丼は年中頂けますが、生のシラウオを使った丼ぶりは7月~12月限定。その日水揚げされた新鮮なシラウオが、ほかほかご飯にたっぷりのっています。ぷりぷり、ぷちぷちした食感で、口に入れた時の存在感が大きいです。香りは生シラスと似ていて、生姜やネギを薬味にお醤油をかけると◎