2018年、韓国ではどんな話題・イシューがあったのでしょうか? コネストの「最新の韓国ニュース」コーナーの中から、特に話題性の高かったテーマ10件をまとめてみました!

[1] 1月18日(木)仁川国際空港第2旅客ターミナルオープン

コネストが選ぶ2018年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

アジア最大級のハブ空港として知られる仁川(インチョン)国際空港は、利用客増加による混雑解消、出入国手続きの時間短縮などを目的として、第2旅客ターミナルをオープンしました。

2009年から約9年の歳月を経て完成した第2旅客ターミナルには大韓航空、デルタ航空、エールフランス、オランダ航空の4つの航空会社が発着しています。

開業半年の夏には仁川国際空港全体で、1日の利用者が過去最高の21万人を記録するなどし、第2ターミナルの開業の効果が出ていると見られています。

[2] 平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック・パラリンピック開催

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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

1988年のソウル夏季五輪以来、30年ぶりとなる五輪が江原道(カンウォンド)・平昌(ピョンチャン)、江陵(カンヌン)一帯で開催されました。

オリンピックは2月9日に開幕し、92の国と地域の選手約2,900人、パラリンピックは3月9日に開幕し、50の国と地域の選手約600人が熱戦を繰り広げました。

日韓対決ではカーリング女子やスピードスケート女子などが大きな話題を集めた他、大会マスコットも人気を博し、オリンピックを盛り上げるのに一役買いました。

[3] 世界が注目、板門店で4月27日南北首脳会談

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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が南北首脳会談を行いました。両国の首脳会談としては、ほぼ10年ぶりの開催です。

昨年は北朝鮮のミサイル発射実験により極度の緊張関係にあった両国でしたが、親しげに対話する両首脳の映像や5月と9月に続いて行われた南北首脳会談などから、平和ムードが一気に高まりました。

しかし、北朝鮮の非核化の実現など、課題は多く残されています。

[4]PM2.5の影響深刻化と混乱

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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

例年春先に発生する「PM2.5」が、年明け早々に猛威をふるいました。ソウル市は微小粒子状物質「PM2.5」注意報を発令、同時に公約に則り、公共交通機関無料を実施しました。

しかし、予想以上の財政負担、近郊都市との連携がなされておらず無料利用が一部の消費者に限られるなどの不公平感が高まったことなどから混乱。

大気汚染の根本的解決ではないと公共交通機関無料は中止となり、環境問題は国際協力が不可欠と周辺諸国との話し合いがもたれました。

[5]観測史上最高39.6度を記録したソウル、韓国全国猛暑

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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

6月の初旬にはソウルで30度を超える暑さとなり、韓国南部では早々に猛暑注意報が発令されました。例年よりも厳しい暑さの夏となることが見込まれ、気象庁は健康管理に十分に注意するよう呼びかけていました。

しかし、記録的な猛暑が続き、8月にはソウルは観測史上最高の39.6度を記録、最低気温も30.3度と111年ぶりの記録的な熱帯夜となるなど、連日、猛暑のニュースが続きました。

熱中症による死者も出るなどの非常事態に、政府は緊急対策本部を設置。秋になると野菜の価格が高騰するなど市民生活にも大きな影響が出ることとなりました。

[6]韓国LCCの地方就航相次ぐ、日韓空の便が多様に

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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

日本を訪れる国別外国人で最も多いのが韓国人。韓国人観光客の増加を受け、韓国LCC各社が定期・不定期も含め、従来の大都市だけでなく、日韓の各地方便を次々と就航しています。

済州(チェジュ)航空の務安―大阪線、済州―福岡線やイースター航空のソウル―大分線、清州―大阪線、 エアプサンの釜山(プサン)―名古屋線などがあります。

日韓の地方都市間の交通が充実すれば、旅の選択肢が広がり、草の根交流も深まると期待されます。

[7]韓国旅行を紹介する日本のテレビ番組増加

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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

平昌オリンピックを通じて、日本で韓国が紹介される機会が増え、2018年には韓国旅行に訪れる日本人は前年度に比べ20%あまり増加しました。

昨年からのチーズタッカルビの流行やTWICEをはじめとするK-POPアイドルの人気の高まりもあり、「第3次韓流ブーム到来」という言葉も登場したほどです。

[8]各界を揺るがす #MeToo

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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

世界中で話題となっているMeTooはセクハラや性的暴行の被害体験を告白、共有する際に利用されるSNS用語です。

韓国でも著名な映画監督が疑惑を集めたことをきっかけに、映画界だけでなく、芸能、政治、文化、教育などの各界で被害の告発が相次ぎました。

財閥や大統領経験者による汚職が後を絶たない韓国では「階層社会」による不平等感に加え、階層格差、性格差などが根強く残っており、この問題も緒(ちょ)に就いたばかりと言えるでしょう。孤独のグルメ」で紹介された店舗は大変な人気。韓国でも人気の日本ドラマのため日韓のユーザー間で話題となりました。

[9]人気スターの兵役入隊

コネストが選ぶ2018年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

毎年、韓国芸能人の入隊・除隊は大きな注目を集めますが、2018年はBIGBANG、2PM、CNBLUE、INFINITEをはじめ日本で人気のK-POPスターが次々と入隊しました。

また除隊を待ちわびるファンに朗報が伝えられました。7月には7年ぶりに国防部から「服務期間短縮」が発表され、2020年には現在より2~3ヶ月短縮される予定です。

一方で、昨年から今年にかけて、東方神起、SUPER JUNIOR、JYJの各メンバーが除隊し、グループでの活動を再開。軍服務を境に活動に変化が起きるのは韓国芸能界ならではです。

[10] 収賄・横領容疑の大統領経験者への求刑裁判、決着せず

コネストが選ぶ2018年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

2017年3月に韓国大統領で初めての罷免となった朴槿恵(パク・クネ)前大統領。その後、大企業から多額の賄賂を受け取った収賄罪などに問われ逮捕されました。2017年5月に初公判が行われて以降、2018年も裁判が繰り返されましたが、朴前大統の公判ボイコットが続き、問題は解決しないままです。

一方、 李明博(イ・ミョンバク)元大統領も巨額の収賄や横領などの容疑で3月に逮捕。懲役15年罰金約13億円が求刑されましたが、元大統領はこれを不服とし、控訴中です。

国民の政治への不信感を拭えないまま、2019年を迎えようとしています。

提供・韓国旅行コネスト

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