10名ほどの地元主婦が米袋バッグを縫っている
この米袋バッグの再生がスタートしたのは今から7年前とのことで、以降じわじわと人気が高まり、昨年は約1500個以上を生産・販売。他の米袋再生グッズと合わせると3500個以上もの商品になったのだそうです。
「今では10名ほどのママさんが登録をし、米袋バッグの制作を行っています。使用済みの米袋のため、まず袋の汚れを確認してから作業に入ります。手間がかかるのは袋を一度裏返す作業です。紙の袋なので破れないように慎重に、また3重の紙であるため素材が硬く、これは結構力のいる作業です。さらに汚れを拭きって、寸法通りにカットし縫い上げていき、バッグとして完成させます」
その苦労の甲斐あってか、実際に購入した方からの声はすこぶる良いそうです。
「『こんなアイディア、見たことがない』『新潟愛を感じる』といった感想を多くただきます。買ってくださった方の年齢層は幅広く、男女問わずご利用いただいています。女性にとっては普段使いのお買い物バッグとして、また男性の利用者の方はビジネスツールに使うことで、商談などでコミュニケーションに繋がることもあるそうです」
いつまでも美味しいお米を食べ続けられるように
現在、米袋バッグはオンラインショップ「南魚沼米袋研究所」と、新潟県内のお土産店やショップでの販売に限られています。それでもSNSなどで話題になっていることを考えると、今後もさらに広がっていきそうに思います。
「地元の人たちのさまざまな繋がり、取り組みが結果的に環境にも優しいものになるのは本当に良いことで、今後さらに広がっていくと良いと思っています。今後も米袋バッグをきっかけに様々な取り組みを行っていければ良いなと考えています」
この米袋バッグ、耐久性も十分だそうで、なかには「1年以上フルに使っても壊れない」といった事例もあるようです。
普段使いのエコバッグとしての用途も良いですし、ファッションのアクセントとして使うのも楽しそうです。使うこと自体がそのまま環境面に寄与するアイテムでもありますので、気になった人はお好みの米袋バッグをチョイスしてみてはいかがでしょうか。
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<取材・文/デコ女子部> デコ女子部 編集プロダクション・decoの女子部門。30~40代の男女の編集・ライターにより執筆
提供・女子SPA!
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