マカロン、マロン・シャンティイ、タルト・オ・フレーズなど…見た目にも美しいフランス菓子は、ちょっとおしゃれして行くカフェで楽しむスイーツというイメージですよね。ちょっぴり敷居の高いフランス菓子がおうちでも手軽に作れたら…。そんな願いを叶えてくれるのが『美しいフランス菓子の教科書』です。

基礎技法も満載! フランス菓子レシピの決定版

この本はフランス本国でベストセラーになった『LE GRAND MANUEL DU PATISSIER』の日本語訳版。生地・クリーム・デコレーションなど46の基礎技法と、パリのお菓子53種のレシピが紹介された、基礎から学べるフランス製菓レシピの決定版です。

フランス本国でベストセラーになった教科書とは!?『美しいフランス菓子の教科書』
(画像=『PARIS mag』より引用)

表紙を見て分かる通り、全てがかわいいデザインになっています。しかし、「見た目がかわいいと、中身はね…」と、あなどってはいけません。紹介されているレシピはどれも本格的ながら、初心者でもわかりやすく説明されているのです。

フランス本国でベストセラーになった教科書とは!?『美しいフランス菓子の教科書』
(画像=生地ではパイ生地、スポンジ生地、パン生地も網羅しています、『PARIS mag』より引用)

例えば、「生地」のパートでは、左ページで生地の説明、製作時間、仕上げのポイント、応用ヴァリエーションがイラスト入りで説明、右ページではプロセス写真入りの詳しいレシピが紹介されています。

フランス本国でベストセラーになった教科書とは!?『美しいフランス菓子の教科書』
(画像=ケーキの基本ともいえるシャンティイはいわゆる“生クリーム”、『PARIS mag』より引用)

「クリーム&ソース」のパートでは、シャンティイ、キャラメル、フォンダンなど、実に24種類ものレシピをご紹介。「シャンティイ」と聞くと一見と難しそうなクリームですが、使う材料は生クリーム・砂糖・ヴァニラビーンズとシンプルな生クリームなのです。

フランス本国でベストセラーになった教科書とは!?『美しいフランス菓子の教科書』
(画像=ブランジェリーの定番「ブリオッシュ」、『PARIS mag』より引用)

最後は「パティスリー」のパート。前述の生地・クリーム・ソースを使った珠玉の“フランス菓子”のレシピがたっぷりと紹介されています。ブリオッシュのような素朴なパンから、マカロン・ペルル・ルージュといった華やかなケーキまで…。

フランス本国でベストセラーになった教科書とは!?『美しいフランス菓子の教科書』
(画像=こんなパティスリーが自宅で作れるなんて!、『PARIS mag』より引用)
フランス本国でベストセラーになった教科書とは!?『美しいフランス菓子の教科書』
(画像=『PARIS mag』より引用)

難しそうなパティスリーも丁寧なプロセス写真で分かりやすく説明されていて、「私でも作れそう!」と思ってしまうから不思議です。

見ているだけでおいしい♪

このレシピ本では「デコレーションのテクニック」についてもわかりやすく紹介されています。複雑なデコレーションも簡単なテクニックで仕上げているなんて驚きですね!

フランス本国でベストセラーになった教科書とは!?『美しいフランス菓子の教科書』
(画像=『PARIS mag』より引用)

同じ絞り口でもいろんなデコレーションができるんです!

また、レシピ名は全てフランス語表記なのですが、日本語訳も併記されているのでちょっとしたフランス語のお勉強にもなりますね!

フランス本国でベストセラーになった教科書とは!?『美しいフランス菓子の教科書』
(画像=1年に1度のお楽しみGALETTE DES ROIS(ガレット・デ・ロワ)、『PARIS mag』より引用)

美しいデザインのレシピ本ですので、パラパラと見てうっとりするのも楽しみのひとつです♪写真もイラストもとってもかわいいので、アート本としても楽しめますし、プレゼントとしても喜ばれるはず。2017年、新しいことにチャレンジしたいと思っている方、この本でフランス菓子作りに挑戦してみてはいかがですか?

■書籍情報
書名:美しいフランス菓子の教科書
著者名:メラニー・デュピュイ
出版社:パイ インターナショナル


提供・PARIS mag(シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン)

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