いわしを塩漬けにしたあと、オイルで煮込んだオイルサーディン。日本でもスーパーで数百円から手に入れられる缶詰です。

そして世界中にオイルサーディンはあります。かわいいパッケージも多く、保存も効くのでおみやげにもぴったりです。でも、もらったり、買ったものの「どうやって使ったらいいのだろう?」と眠っているオイルサーディンの缶詰ありませんか?

そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=口尾さんがフランスで購入したというオイルサーディンのレシピブックといろいろな国のオイルサーディン缶、『PARIS mag』より引用)

そのままで食べてもOKですが、ちょっと手を加えるだけでいろいろな料理にアレンジできます。今回は眠っているオイルサーディンが素敵な料理に変身するアイデアを料理研究家の口尾さんに教えていただきました。

オイルサーディンを載せてちょい足し!簡単タルティーヌ

まずは具材をのせるだけでできちゃうタルティーヌの作り方をご紹介します。

【材料】(2~3人分)

そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=『PARIS mag』より引用)

オイルサーディン:1/2缶
ブルサン:1/2個 ※クリームチーズなどお好きなチーズでOKです。
オリーブ:適量 ※グリーン、ブラックお好みで
赤玉ねぎ(薄切り):少々
バゲット:1/2本
ディル:適量

【作り方】

1.バゲットを焼きます。

1cmくらいの厚みに切って、お好みでトースターで焼きます。

2.具材をのせます。

そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=『PARIS mag』より引用)

[1]のバケットにブルサンをたっぷり塗り、赤玉ねぎのスライスのせます。中心にサーディンをのせ、まわりに小さく刻んだオリーブなどお好みの具材をのせ、ディルを飾ってできあがります。

そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=『PARIS mag』より引用)

完成です。具材はお好みのものでOKです。パプリカなど彩り鮮やかなものを添えると華やかになりますよ。簡単に華やかなタルティーヌを作れるので、ホームパーティなどのおもてなしの際、「もうひと品!」というときにもぴったりです。

缶ごとコトコトピリ辛オイルサーディン

以前、とのさんのコラムでも登場した、オイルサーディンを缶ごと焼いて楽しむお料理。今回はお酒に合う、ピリ辛アレンジです。

【材料】(1人分)

そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=『PARIS mag』より引用)

パプリカ:1/4個
ミニトマト:2個
レモン(輪切り):1~2枚
にんにく(みじん切り):小さじ1
ケッパー:小さじ1
しょうゆ:大さじ1/2
七味唐辛子:少々

【作り方】

1.具材を切ります。

パプリカは種と白い部分を取って5mm角切り、ミニトマトも4等分、レモンの輪切りは6等分に切ります。

2.具材を缶に入れます。

そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=『PARIS mag』より引用)

オイルサーディンの缶を開き、すべての材料を入れます。今回はピリ辛ということで、しょうゆと七味を入れています。

3.網にのせて、弱火で加熱します。

そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=『PARIS mag』より引用)

3〜5分ほどコトコト煮て、オイルが全体になじんできたら火を止めてできあがりです。網がない場合や直火が気になる方は、フライパンや小鍋に移し替えて煮てもOKです。

そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=『PARIS mag』より引用)

オイルにレモンとケッパーがいいアクセントに。ピリっと辛い七味がくせになります。アペロタイムにはワインやビールのおつまみにしたり、ごはんにのせてオイルサーディン丼にしてもおいしいですよ。具材や味付けもいろいろアレンジしてみてくださいね。

オイルサーディンのひとくち春巻き

最後は、小振りのサーディンを活かしたひと口サイズのおつまみ春巻きのレシピです。

そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=『PARIS mag』より引用)

【材料】(2~3人分)
オイルサーディン:1缶
パルメザンチーズ(すりおろしたもの):少々
春巻きの皮(小):1袋(10~12枚)
パプリカパウダー:少々
塩:少々
こしょう:少々
しそやバジル:お好みで

サラダ油:適量
卵:1個

【作り方】

1.オイルサーディンの油を切ります。

そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=『PARIS mag』より引用)

2.春巻きの皮で包みます。

そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=『PARIS mag』より引用)
そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=『PARIS mag』より引用)

春巻きの皮にサーディンを1尾のせ、軽く塩・こしょう振り、パルメザンチーズ、パプリカパウダーも適量振りかけます。春巻きの要領で皮を巻いていき、巻き終わりに卵液を塗って止めます。

3.サラダ油で揚げます。

そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=『PARIS mag』より引用)

小鍋に春巻きが浸かるくらいのサラダ油を入れ、中温で[2]の春巻きを揚げます。きつね色になったら、油を切ってできあがりです。

そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=『PARIS mag』より引用)

好みでレモンを振ってお召し上がりください。今回はアクセントにしそとバジルをそれぞれ入れています。サーディンの臭みを和らげてくれるので、ハーブ類を入れるのもおすすめです。サクッとした春巻きの皮とジューシーなオイルサーディンが絶妙!アペロのお供はもちろん、小さめサイズなのでお弁当のひと品にもいいですね。

そのまま食べるだけじゃもったいない!オイルサーディンの活用術
(画像=『PARIS mag』より引用)

オイルサーディンは火を通してもおいしいですし、そのままでもおいしく食べられます。さらに、塩味と魚の旨味があるので凝った味付けにしなくてもOKなのはうれしいですね。のんびり楽しむアペロのお供に、ホームパーティでささっと作る1皿に。いろいろなシーンで活躍してくれるオイルサーディン。きっと毎日の食卓で活躍してくれるはずですよ。


提供・PARIS mag(シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン)

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