千葉県の房総エリアを代表する温泉郷・養老渓谷は、東京から電車で約2時間で到着する癒しエリア。豊かに湧き出る温泉はもちろん広大な自然を利用したキャンプやBBQに滝巡りなどアクティビティなど四季折々の景観とともに、カップルやファミリーをはじめ大充実の時間が過ごせます。
今回はベースである温泉に焦点を当てて、厳選5スポットを紹介。テレワークで体がカチコチ、なかなか出かける機会も作れず近場でリフレッシュしたいアナタにぴったりの極上の温泉タイムを日帰りで過ごしてみましょう。
養老渓谷とは
養老渓谷は、千葉県の房総半島中央部に位置し、夷隅郡大多喜町粟又から市原市朝生原を流れる養老川により形成された渓谷。春はツツジ、フジに山百合が咲き誇り毎年11月の晩秋には紅葉が見頃を迎え、多くの観光客が訪れる人気のエリアです。
渓谷ハイキングが盛んで、6つの滝巡りを楽しんだり、「房総の秘境」とも呼ばれる手付かずの自然の豊かさが享受できたりします。養老川沿いには多くの温泉旅館が軒を連ね、散策の合間に温泉街で体をゆったりと休めることができるなど、年代を問わず訪れる人を魅了します。
養老渓谷のおすすめ日帰り温泉5選!
「房総の奥座敷」と呼ばれ、東京から日帰りで行ける温泉地として人気の養老渓谷。前述の通り養老川沿いにはたくさんの温泉宿があり、どの湯を楽しむのか初心は迷ってしまうほど。何度も訪れてお気に入りのお宿と温泉の組み合わせを見つけるのも醍醐味ですが、初めて行っても大満足の日帰り入浴が利用ができる5店舗をお届けします。
1.開放感抜群の露天風呂が魅力「滝見苑 けんこう村 ごりやくの湯」
日帰り温泉「ごりやくの湯」は、房総一の名瀑布「栗又の滝」の上流方面800m先の川沿いに位置します。温泉とレストランを併設し、サクッと日帰り旅気分が楽しめます。一番のポイントは、野山と溢れる緑が一望できる開放感たっぷりの露天風呂。春は桜、夏は新緑と四季折々の景観を楽しむことができます。
木造の内湯は、太い梁や柱が渓谷の緑に溶け込みとても落ち着いた雰囲気。大きく取られた間口から静かに外の自然を愛でながらの入浴が楽しめます。泉質は淡黄色澄明で微かに硫化水素臭があります。リウマチ、腰痛、冷え症、肩痛への効果が期待されます。
たっぷり温泉を楽しんだらレストラン「旬味処 大多喜」でひとやすみ。一品料理とアルコールで休日をお祝いするのもよし、千葉県ならではの海と山の幸をふんだんに使ったメニューに舌鼓するのもよし、「山菜そば」や「マグロ山かけ定食」に「イカ焼き」などがおすすめです。
なお、日帰りですがキャンピングカー「MibiHo」利用での宿泊も可能です。敷地内約1.5kmの「金神の滝のハイキングコース」での散策と併せて宿泊を検討してみてもいいでしょう。
【スポット詳細】
名称:滝見苑 けんこう村 ごりやくの湯
住所:千葉県夷隅郡大多喜町粟又字ヤシウ176
アクセス:【車】首都圏中央連絡自動車道「木更津東IC」より約40分
営業時間:10:00〜18:00 ※最終受付17:00
定休日:無休
入浴料:大人1,100円/小学生7000円/幼児(3才以上)550円
2.天然温泉でじっくり体を癒せる「福水」
養老渓谷の「福水」は、渓流を眺めながら入ることのできる露天風呂が最大の特徴。自然に包まれながら、極上のステイが楽しめます。高台の展望露天風呂は屋根付きで天気に関わらず利用できるうえ、昼間は地学的にも有名な太田代地層が眺められ、夕刻以降はライトアップされた木々の幻想的な景色が堪能できます。また、まばゆい新緑や秋の紅葉など、四季ごとの美しい景観を眺めながら入浴を楽しめます。
大浴場は室内ながら全面ガラス張りで自然と一体化したかのような雰囲気。豊かな緑が迫ってくる様子を堪能できます。ほかにも宿泊者専用の貸切風呂を用意しています。泉質は、メタケイ酸と炭 酸ナトリウム。効能は運動機能障害、きりきず、やけど、打撲骨折、リウマチ、美肌効果が期待されます。宿泊はもちろん日帰り入浴(利用時間は1時間)にも対応。
日帰り温泉プランはチェックイン後に温泉利用し、食事、個室での休憩がセットになっています。ちょっとのんびりしたい場合は利用してみてはいかがでしょう。浴衣やちょっと横になりたい場合の布団付きプランもあるので、お好みのコースを選びましょう。
【スポット詳細】
名称:渓流の宿 福水
住所:千葉県夷隅郡大多喜町小田代618
アクセス:
【交通機関】「養老渓谷」駅からタクシーで約10分
【車】首都圏中央連絡自動車道「木更津東IC」より約30分
営業時間:受付 11:00〜15:00 入浴時間1時間
定休日:無休
入浴料:大人1,100円/小人550円
3.昔ながらの温泉旅館の雰囲気が魅力「天龍荘」
天龍荘は日帰り温泉の利用ができる、昔ながらの温泉旅館。花好きの女将が経営しており、収容人数も約30名とちょうどよい規模。自分だけの隠れ家的宿な感覚で楽しめます。
泉質は含沃素重曹食塩泉。ヨード分の多い黒湯の天然温泉は、茶褐色でとろりとした肌当たり。ナトリウム炭酸水素塩で、きりきず、ヤケド、リウマチなどに効果があり、美肌効果も期待できます。体の芯までぽっかぽか、そしてお肌もツルツルに。
なお、最初入浴時に湯船の深さがわからずとまどう利用者が多いとのことですが、いたって普通の深さなのでご安心を。夕食の美味しさに定評があり、清流の女王鮎の塩焼きや湯葉刺しをはじめ旬の山の幸を使った和会席の美味しさが光ります。養老八景のひとつである朱色の太鼓橋「観音橋」にもほどちかく、観光拠点としても利用価値の高い立地です。落ち着きのある旅館で、ゆっくりとした時間をぜひ過ごしてみて。
【スポット詳細】
名称:天龍荘
住所:千葉県夷隅郡大多喜町葛藤163
アクセス:
【交通機関】「養老渓谷」駅からバス利用「天龍荘前」下車
【車】首都圏中央連絡自動車道「木更津東IC」より約30分
営業時間:11:00〜16:00
定休日:無休
入浴料:大人1,000円/小人500円