素敵なドイツ語の名言をご紹介!
ゲーテやニーチェなどの偉人を多く輩出した国・ドイツには、心に響く名言や格言がたくさんあります。普段なかなか触れる機会の少ないドイツ語の言葉ですが、知ってみると人生の格言になるような素敵なものばかり。
今回は素敵なドイツ語の名言をじっくりご紹介していきます。恋愛におすすめの名言から、友情についての格言、仕事の支えになりそうな名言など、さまざまなシーンで役立つおすすめの名言を集めました。
人生で元気が出ないとき、前向きに物事を考えたいときに、ぜひドイツ語の名言に触れてみてください。
ドイツ語の名言《恋愛》
勤勉で厳格なイメージのあるドイツですが、ヨーロッパらしいロマンティックな恋愛の名言も多数残されています。まずは、恋愛にまつわるドイツ語の名言やフレーズをご紹介しましょう。
人生を過ごしていく中で誰でも何度かは思い悩んだことのある恋愛。ドイツの偉人たちも恋愛に関しては、いろいろな悩みや考えを持っていたようです。
ドイツ語の名言に触れて、恋愛への向き合い方をもう1度考えてみると、今よりもっと素敵な恋愛ができるかもしれません。ぜひドイツ語の名言を参考にしてみてくださいね。
恋愛に関するドイツ語の名言①愛の変化
Liebesängste ändern sich eher in der Liebe als in der Zerstörung der Liebe.
愛が恐れているのは、愛の破滅よりも、むしろ、愛の変化である。
ニーチェ
ドイツを代表する哲学者・ニーチェの名言です。ニーチェは人生についての名言やヒントを多く残し、恋愛についてもさまざまな想いを巡らせてきました。このドイツ語の名言では、人が恋愛で恐れているのは、別れではなく変化だということ。
付き合っている相手と別れることになればそこまでですが、結婚するなどして長期間付き合うことになれば、愛の種類が変化することも。別ればかり気にしてしまう方は、愛の変化についても注目してみると、相手への向き合い方も変わるかもしれませんよ。
恋愛に関するドイツ語の名言②過去の恋
Alte Liebe rostet nicht.
昔の恋は色あせない。
ドイツのことわざ
ドイツ語のことわざです。過去の恋愛を思い出して、「何であのとき別れてしまったんだろう」「元カレと復縁したい」と、恋愛のことで思い悩んできた方も多いのではないでしょうか。でも、こちらのドイツ語のことわざの通り、昔の恋だからこそ美しく思えるんです。
過去の記憶は曖昧なもので、昔は嫌だったことや不満に思っていたことが頭からスッポリ抜けていることもあります。悩んでしまって次の恋愛へ行けないときはドイツ語の名言を思い返して、思い切って前へ進んでみましょう。
恋愛に関するドイツ語の名言③真実の愛
Wo Liebe ist, gibt es keine Last.
愛があるところに、押し付けはありません。
アインシュタイン
恋人や結婚相手との関係が長く続いていると、「自分はここまでしてあげたのに」「昔はもっと好きだと言ってくれていたのに…」と思い悩むこともありますよね。でも、よく考えてみてください。相手に自分勝手な愛を押し付けてはいませんか?
物理学者・アインシュタインの名言のように、押し付けることが愛ではありません。本当の愛は見返りを求めない無償の愛。相手への不満が溜まってきたら、こちらのドイツ語の名言を思い浮かべてみてくださいね。
恋愛に関するドイツ語の名言④支配すべきもの
Nur diejenigen, die ihren eigenen Verstand nicht kontrollieren können, wollen den Willen ihrer Nachbarn kontrollieren.
自分の心を支配できぬ者に限って、とかく隣人の意志を支配したがるものだ。
ゲーテ
相手の気持ちが自分に向いていないと、恋愛中は不安になっている方に贈りたいフレーズです。恋愛をしているときは、相手の気持ちが自分に向いているか確かめ、支配したくなる方も多いでしょう。そして、支配できなくて苦しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、本来他人の気持ちを支配なんてできないですよね。苦しいと思うのは、ゲーテの名言通り、自分の心を支配できていないから。恋愛で悩んだら名言を心に留めて、自分の気持ちを抑制するようにしてみてください。
恋愛に関するドイツ語の名言⑤愛の価値
Wie wertvoll es für ihn war, seit er mich liebte.
あの人が私を愛してから、自分が自分にとってどれほど価値あるものになったことだろう。
ゲーテ
こちらも詩人ゲーテの名言で、恋愛が怖いと感じている方に贈りたいドイツ語のフレーズです。人は誰しも1人では生きていけません。悲しいときやつらいとき、自分には価値がないと落ち込んでも、自分を愛してくれる人がいたら喜びで満たされ、なんだか元気が出てきませんか?
自分の価値を再認識するためにも、愛されることはとても必要なことなのです。人生で愛がわからなくなったらこちらの名言を思い出して、愛の大切さを確認してみましょう。
ドイツ語の名言《友情》
人生の中で、友達との関係に悩む時期もありますよね。友情が上手く育めると、それだけで人生は楽しく豊かなものになります。ここからは、友情にまつわるドイツ語の名言を見ていきましょう。
ドイツ語の名言には、真の友情について言及したものがたくさんあります。人間関係で頭を悩ませたときに読むと、考え方が変わったり、気持ちが楽になったりするのでおすすめです。ドイツ語の名言に触れて、友達との素敵な関係を築いていってくださいね。
友情に関するドイツ語の名言①喜びを共有
Mitfreude, nicht Mitleiden, macht den Freund. 共に苦しむのではなく、共に喜ぶ。それが友である。
ニーチェ
ドイツの哲学者・ニーチェの名言です。長い付き合いの友達といると、「友情ってなんだっけ?」「本当の友達って?」と人間関係に悩むこともあるでしょう。そんなときはこちらのドイツ語の名言に従って、考えてみてください。
楽しいことがあったときに共に喜べる相手なのか、些細なことでも一緒に喜んでくれる人なのかを考慮してみるとよいでしょう。人間関係の整理が少し楽にできるようになるかもしれません。
友情に関するドイツ語の名言②違いを知る
Einander kennenlernen heißt lernen, wie fremd man einander ist.
知り合いになるということは、お互いにどれほど相容れないかを知ることである。
モルゲンシュテルン
ドイツの作家であるモルゲンシュテルンの友情に関する名言は、友達との付き合いにストレスを感じているときにおすすめです。仲のよい友達がいても、「ちょっとここが合わない」「恋愛に対する考え方が違うかも」と、少しの違いに不満を感じることもありますよね。
でも、不満を感じてしまうのは、友達との関係が深まってきているから。仲良くなるということは、お互いどれだけ違う部分があるかを知ることなのです。違う部分を知れたと前向きに捉えていくと、ストレスも感じませんよ。
友情に関するドイツ語の名言③沈黙できる相手
Es ist schön, mit jemand schweigen zu können.
誰かと一緒に沈黙できるのは素敵なことだ。
トゥホルスキー
ドイツのジャーナリスト・トゥホルスキーは、多くの名言を残しています。その中でも、友情の核心をつく名言は知っておくと、人生における対人関係がグッと楽になりますよ。
他人と過ごすとき、沈黙が続くと気まずいと感じますが、本当の友達なら沈黙の時間も心地よいもの。友達があなたといるときに言葉が少なくなるのは、あなたに心を許して素の状態を見せてくれているのかもしれません。
あなた自身も沈黙しても気にならない相手なら、相手との相性はよいと考えられそうです。
友情に関するドイツ語の名言④見極め方
Ich rate dir. Freund, vertraue niemandem mit einem starken Drang, andere zu disziplinieren!
私はあなたに助言する。友よ、人を懲らしめたいという強い衝動を持つ者を信用するな!
ニーチェ
ニーチェのドイツ語の名言は、いろいろなヒントを与えてくれます。友達の中に、善悪を判断し他人をいつも非難している人はいませんか?そんな方が近くにいる場合は、少し距離を置いた方がよいかもしれません。
人を懲らしめたいと考える人は他人を対等に見ておらず、「こうするべき」「間違っていれば直さないといけない」と考える人が多いです。今は仲がよいとしても、今後何かのきっかけで、矛先を向けられてしまうかも。
友情を育むときは、相手の人間性もきちんと見極めたいものですね。