いままで「子どもは重症化しにくい」とされていた新型コロナウイルスですが、デルタ株の爆発的な感染拡大により子ども達への感染リスクが高まっています。
2020年春には全国一斉休校措置がありましたが、夏休みの終わりと2学期を控えた保護者達は、登校・登園についてどのように考えているのでしょうか。
そこで、『ワクチン接種と、第5波について』アンケート調査!休校・休園への意見、ワクチン接種状況、予約時に行った準備や工夫についてもお伺いしています。
休校・休園措置があったほうが良い?「思う・やや思う」76.6%
Q.デルタ株の感染拡大により子供への感染リスクに注目が集まっています。昨年同様、休校や休園措置があったほうが良いと思いますか?(単一回答・n=710)
回答者の76.6%が「休校・休園措置があったほうが良いと思う/やや思う」と回答しています。
回答者のうち、子どもがいる親・いない親でも意見が異なるか比較してみましょう。
•休校・休園措置の是非:子どもの有無別比較
子どもがいる回答者は子どもがいない回答者に比べて「休校・休園措置があったほうが良いとあまり思わない・思わない」の回答率が約8%上回っています。
それぞれの回答者に、そう思う理由を伺いました。
•フリーコメント
Q.「休校や休園措置があったほうが良いと思いますか?」という設問について、そう回答した理由を教えてください。(カッコ内:子どもの有無/年代)
•休校・休園措置があったほうが良いと思う/やや思うと回答した人の意見
・タブレットも配布し終わっているのに、どうしてこの場面で使わないのか。オンライン授業ができるなら、登校は避けて欲しいと思います。(子どもがいる/30代)
・休校については悩ましいが、分散登校や時差登校は行って欲しい。(子どもがいる/40代)
・休校すると授業の遅れが、後になってシワ寄せが来て、中身の薄い授業になってしまう。子どもが修得する事が出来ずに次の単元へ移行してしまう。先生も焦っているのがわかる。双方のために良くない状況なので休校は避けたいところである。が、流行病には勝てないのでクラスの3分の1がやすんだら臨機応変に休校すれば良いと思う。(子どもがいる/40代)
・まだ子供たちの親世代はワクチン未接種の人が多いと思うし、親がコロナにかかっても子供を見てくれる人がおらず、大変なのは目に見えています。(子どもがいる/40代)
・持病のある同居家族がいるので、落ち着くまで様子見をしてほしい。(子どもがいる/40代)
・現在2人目を妊娠中なので、子供の感染が増えているなか幼稚園が始まるのが怖い。(子どもがいる/30代)
・子どもへの感染症状や、後遺症がどんなものかまだわからない点が多いため(子どもがいる/20代)
•休校・休園措置があったほうが良いとあまり思わない/思わないと回答した人の意見
・こどもが休みだと親は仕事に行くことができない。(子どもがいる/50代)
・一斉休校は反対。地域ごとに感染状況によって学校が判断するなら賛成。(子どもがいる/30代)
・休校によるオンライン授業は小学生低学年とかには無理があります。親係りになりますが、それが叶わない家庭も多くあると思います。(子どもがいる/50代)
・子どもの感染は主に家庭内なので、親が感染に気をつけ、ワクチン接種が可能な年齢であれば夏休み中に終わらせて、新学期を迎えるべき。(子どもがいる/40代)
・勉強が遅れる。学校行事等の中止があると学生の思い出が全く無くなるから。(子どもがいる/40代)
・こどもが休園になってしまい求職活動ができなくて困っている。(子どもがいる/40代)
・休校や休園は意味がない。それよりも学校に行く機会を奪う、親が面倒を見なければならないのは負担です。(子どもがいる/40代)
・あまりにも思い出となるイベントが無くなりすぎて、子供が可哀想。現時点で幼稚園関係者から感染者が出ていないので、引き続き徹底して気をつけたい。(子どもがいる/40代)
休校・休園措置についてのコメントでも「ワクチン接種」について多く触れられていました。
ワクチン接種状況や、接種前の工夫、第5波が始まってから感染症対策のために見直したことについても様々なコメントが寄せられています。
新型コロナワクチンの接種「1回打った/2回打った」61.2%
Q.新型コロナワクチンの接種をしますか?(単一回答、n=726)
•ワクチン接種にあたり「飲食物や薬などを準備した」63.7%
Q.接種が終わった方に伺います。ワクチン接種にあたり工夫したことはありますか?(複数回答、n=444)
その他を回答した方には、どのような工夫をされたかについても伺いました。
◆その他の工夫
・直ぐに食べられる食べ物やスポーツドリンク、氷嚢などを用意して置いた。着替えやすい衣服でいた。
・副反応が出ることを想定し、2日分の食事を作り置きし、翌日の家事も出来る限り終わらせておいた。
・子ども達が自分達で食事の支度等できるように食料品等の買い出しをしといた。
・副反応に備えて、友人に息子の送り迎えをお願いできるようにした。
・あまり大騒ぎせず平常心でのぞみ、例え熱が出ても、病気ではないと自分にも家族にも言い聞かせた。
・接種してから、3日間は休みを入れた。
・抗体ができるまで時間もかかるし、抗体期間が同じ時期の方が安心なのと、接種直後に何かあれば困るので、配偶者と一緒に受けた。
・数日前から、特定の栄養素の接種、筋トレ、睡眠時間の確保等心掛けた。
・家族のご飯を作り置きし、食材を冷蔵庫にある程度用意した。パジャマなど多めに用意して、発熱に備えた。
・当日筋トレに行かなかった。
・工夫にまで頭が回らず、まず接種できる日を優先した
・仕事を、休むことが出来ないので、副反応出てから、考えようと思った。
5波以降の自宅での感染症対策について「不織布のマスクをするようになった」58.9%
また、自宅ではどのような感染症対策をされているのでしょうか。
陽性になった場合に備えて、酸素濃度計や、家庭用酸素吸入器を購入した人もいるようです。
Q.自宅の感染症対策について、2021年7月以降(第5波の感染拡大から)見直したことはありますか?
6割の回答者が「不織布マスクをするようになった」と回答しています。
次いで「手洗い・うがいをしている」「手指用の除菌・消毒商品を持ち歩くようになった」が並びます。
その他を回答した方には、どのようなことを見直したかを伺いました。
•フリーコメント
Q.「その他」を回答した方はどのようなことを見直しましたか?
・購入したものを消毒するようになった
・仕事帰りや休みの日にたまにデパ地下へ行くのが楽しみだったが、やめた。
・床の消毒
・買い物時間を混まない時間帯を選ぶようになった。
・コロナの正しい情報収集
・食事あとは、各々の部屋に分散するようにした。
・鼻うがいをする、外出から帰ってきたら服を着替える
・帰宅したら即洗顔、または入浴。
・水まわりでのタオルは全て、ペーパータオルに変えた
・全てしているので、特に見直しと言うよりは継続
・そもそも、コロナをそこまで怖がる必要性を感じない。
・不要不急の外出をしない。
・二重マスクをするようにした。
・血中酸素飽和度を計る機器を購入した
まとめ
夏休みも終わりに近づく中で、働く主婦層に”休校・休園措置の是非”について聞いてみたところ、休校・休園措置は「あったほうが良い」との回答が3/4を占めました。
子どもの有無別で比較してみたところ、子どもがいる人の方が休校措置の是を回答した人の比率が低くなっています。
フリーコメントでは、預け先や仕事との両立の心配や、学校での経験を奪いたくないという声も聞かれ、できる対策は徹底した上で今しかできない経験をさせたいという思いが感じられる結果となりました。
また、ワクチンの接種状況について聞いたところ、「2回打った」と回答した方が39.7%、「1回打った」と回答した方と合わせると61.2%となりました。
予約済の方まで含めると76.1%となり、回答者の3/4以上の方はワクチンを接種し終える目処が立っているようです。
それでも感染症対策には引き続き慎重な姿勢が見られ、2021年7月以降(第5波)に「不織布マスクをするようになった」という方は約6割を占めています。
調査概要
調査⼿法︓インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数︓ 726名
調査実施日︓2021年8月21日(土)〜2021年8月24日(火)まで
調査対象者︓求人サイト『しゅふJOB』登録者
提供・しゅふJOBナビ
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