こんにちは!パン野ゆりです。

今日は普段の『パン野ゆりの パン好きお悩み相談室』特別バージョンです♪

ベーカリープロデューサーの岸本拓也さんをお招きして、みなさんからいただいた質問にお答えしていきます。

ベーカリープロデューサー岸本拓也さん×山野ゆり。高級食パン専門店『だきしめタイ』でスペシャルパン対談
(画像=『PARIS mag』より引用)

岸本拓也さん(ベーカリープロデューサー)

「パン屋で街を元気にする」をモットーに、国内外進行中も含め350店舗以上のパン屋さんをプロデュースする岸本さん。妙な名前をつける食パン専門店は、ほぼ岸本さんの仕業(『考えた人すごいわ』、や『わたし入籍します』などなど…)。最近では食パン専門店以外のパン屋さんも手掛けているのです!

ベーカリープロデューサー岸本拓也さん×山野ゆり。高級食パン専門店『だきしめタイ』でスペシャルパン対談
(画像=『PARIS mag』より引用)

今回伺ったのは岸本さんがプロデュースされている、高級食パン専門店『だきしめタイ 行徳店』!

タイからインスパイアされたカラフルでご機嫌な店舗は、あちこちにタイの香りが♪

小物などもすべて、岸本さんがご自身でタイにてセレクトした秀逸な品々。

ベーカリープロデューサー岸本拓也さん×山野ゆり。高級食パン専門店『だきしめタイ』でスペシャルパン対談
(画像=『PARIS mag』より引用)
ベーカリープロデューサー岸本拓也さん×山野ゆり。高級食パン専門店『だきしめタイ』でスペシャルパン対談
(画像=『PARIS mag』より引用)
ベーカリープロデューサー岸本拓也さん×山野ゆり。高級食パン専門店『だきしめタイ』でスペシャルパン対談
(画像=『PARIS mag』より引用)

気になるパンのラインナップはプレーンな食パン「口どけタイ」と、バナナとレーズンの食パン「バナナとぶどう」の2種類なのですが、個人的にバナナ食パンが超絶大ヒット!

ベーカリープロデューサー岸本拓也さん×山野ゆり。高級食パン専門店『だきしめタイ』でスペシャルパン対談
(画像=『PARIS mag』より引用)

こんな風に手で割って千切れてしまうほど柔らかくフカフカ。まるでパウンドケーキのようなソフトな食感と、芳しいバナナの香りが食欲をそそります。フルーティで優しい甘みとパン生地の甘みが手伝って、午後のおやつに食べたいナンバーワン食パンです♪

ベーカリープロデューサー岸本拓也さん×山野ゆり。高級食パン専門店『だきしめタイ』でスペシャルパン対談
(画像=暖簾から覗き込むお気に入りの1枚、『PARIS mag』より引用)

数年前から岸本さんとは交流があり、実は今回が3度目の対談。それにしても1年ぶり!お久しぶり!な岸本さん。相変わらずブッ飛んだ(褒め言葉です!)個性と、物腰柔らかい口ぶりで、人としてのコントラストがすごいです♪

ベーカリープロデューサー岸本拓也さん×山野ゆり。高級食パン専門店『だきしめタイ』でスペシャルパン対談
(画像=『PARIS mag』より引用)

さっそく質問をぶつけてみましょう!

質問

岸本さんが、これから手掛けたいパンはありますか?

岸本さん:個人的に「塩パン」が好きなので、塩パン専門店とかおもしろそうです。塩パンって食パンとならぶ日常食になると僕は思っていて。

パン野:なるほど!塩パン!岸本さんが個人的に好きなパンを伺うのは、新鮮ですね。好きなお店などはあるのですか?

岸本さん:塩パンだと愛媛にある、塩パン誕生のお店といわれている『塩パン屋 パン・メゾン』。熊本の『スキダマリンク』もおいしかったな!

パン野:『パン・メゾン』私も大好きです!東京だと浅草にありますよね。私、あのお店の塩メロンパンが大好きです♪『スキダマリンク』も伺いました!市内に何店舗かありますよね。めっちゃ売れていると聞いて駆けつけました。とってもおいしかった!

塩パンは、リベイク以外の食べ方のアレンジで、おすすめってありますか?

岸本さん:サンドイッチにしてもいいよね。あんことか甘い系も、ベーコンとレタスとか塩っぽい系も合うと思うし。ああ、個人的に塩パンすごく好きだなあ!可能性しかない(笑)。

パン野:わ〜、おいしそう♪岸本さんの塩パンアレンジいいですね!ぜひ食べてみたいです!

岸本さん:以前に宮古島でプロデュースしたパン屋さんは、特産品の「雪塩」を使っているんだ。塩パンの上にかけるのは岩塩がいいんだけど、雪塩を生地に練り込むとパンがしなるの。

パン野:パンが…しなる…!気になり過ぎます(笑)。

ベーカリープロデューサー岸本拓也さん×山野ゆり。高級食パン専門店『だきしめタイ』でスペシャルパン対談
(画像=左右のスニーカーの色が!迸るセンスです。、『PARIS mag』より引用)

質問

月に使うパン代は、いくらくらいですか?

パン野:いくらだろう…?考えたこともなかったけど、私は多分2〜3万円前後かな…?岸本さんはお仕事で毎日パンに囲まれて過ごしていらっしゃるので、わざわざ買うということもあまりなさそうですが?

岸本さん:いやいや、僕も地方のパン屋さんはよく行くよ!全国いろいろとね(ニヤリ)。一度にパン屋さんに行くと1万円くらいお支払いしているので、けっこうな額かも。いっぺんにたくさん買ってスタッフと分けて食べてます。

パン野:岸本さんがパン屋さんに現れたら、きっと店員さんたちもビックリしちゃいますね(笑)。

岸本さん:国内外を含めて350店舗プロデュースしているから、いろいろなパンを食べておきたいんだよね。昨日も京都の『たま木亭』へ行ったんだけど、お休みで(笑)。野毛の『コテイベーカリー』は、偶然歩いていて見つけてさ。入ってみたら「シベリア」が絶品でした!シベリアって結構あんこをはさむお店が多いんだけど、ここは羊羹がはさまっているんだ。珍しいでしょ?でもそれが伝統的なシベリアなんだそうだよ。

パン野:へぇー!知らなかったです!私あんこのシベリアしか知りませんでした。羊羹入りのシベリア、私も探してみます♪

地域のパン屋さんも素敵ですよね。私も訪れた土地では必ず行きます。ほかにも、おすすめのパン屋さんはありますか?

岸本さん:どこだろうなあ?あ!広島の『ブーランジェリー・ドリアン』!あそこのパンはすごかった。無骨でカッコよくて。パンの種類もハード系しかなくて…日常に寄り添ったパンのあり方ですね。理想の形だ!と思ったよ。

パン野:あ!『ブーランジェリー・ドリアン』は、SNSで見かけて気になっていました!私は行ったことないのですが、岸本さんのおすすめなら俄然食べてみたい…!ハード系といえど、日本人の口に合うようにクラスト(パンの外側)やクラム(パンの中身)もやや柔らかくてという感じですか?

岸本さん:いやいや、全然!本当にハードで、そこがいいんだよ。僕もこれからハード系のパンたちも広めていきたいな。

パン野:いいですね。個人的に「バゲット」が一番好きなパンなのでぜひ!パン飲み文化ももっと日本で盛り上げたいですよね。というか話戻りますが、岸本さん…プロデュースされているお店が350店舗って、凄まじすぎます(驚笑)!!

ベーカリープロデューサー岸本拓也さん×山野ゆり。高級食パン専門店『だきしめタイ』でスペシャルパン対談
(画像=『PARIS mag』より引用)

質問

おいしいパン屋さんの見分け方を教えてください。

岸本さん:僕は断然、ファサード(店構え)で入るか入らないかを選びます。お店の雰囲気ってすごく重要なポイント。

パン野:わかります!外観や内観、世界観まで仕上がっているお店って、パンもおいしいことが多いです。店舗のビジュアルにまで、パンにこだわるセンスが溢れ出ているような気がしますよね。

岸本さん:そうそう。今日話した『ブーランジェリー・ドリアン』や『コテイベーカリー』も、外観を見ただけで 「あ、うまそう!」って感じたんだよね。そして実際にうまかった。そうそう、うまいといえば栃木の『ショウパン アルティザン ベイクハウス』も!」

パン野:私も行きました!何を食べても精度が高くて驚きました。近くにあったらいいのになと思います。というか、それこそですよ(笑)!岸本さんのお店こそ、インパクトのあるファサードで雰囲気ありありですよ(笑)。

岸本さん:そうですね(笑)。これからは、このファサードのテンションでリーンなパンをやるとか、酒も好きだからお酒に合うパンを追求するとか…もっともっと怪しいパン屋さんを街に増やしたいな(笑)。

パン野:いいですね!楽しみにしています!

ベーカリープロデューサー岸本拓也さん×山野ゆり。高級食パン専門店『だきしめタイ』でスペシャルパン対談
(画像=『PARIS mag』より引用)

さて!

今回は特別編で岸本拓也さんとの対談をお送りしました。ご自身がパン屋さんでもあり、プロデューサーでもある岸本さんと対談ができて楽しく、とっても勉強になりました。

またいろんな方とお話ができたらうれしいなぁ。

引き続き私のインスタグラムで質問を募集するので、ぜひチェックしてね!

それではまたね!パンって最高♪


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